老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

山野草

2021-04-13 00:43:40 | シニア
       

山シャクヤク
一度、咲いている実物を見たかった。

     ☆   白一重山芍薬の一花咲く    右城暮石 

     

やっと咲いている本物に、、、
山辺や森の奥で出会うと感激ももう一段深かっただろう。 

      

熊谷草
この花も一度見たかった。

        ☆    竹散るや熊谷草の母衣の上    綾部仁喜

いつも結願寺の裏山に咲くのを知っていて、何度も行ったが時季が早かったり、咲いた後だったりし、恋する山野草に振られてばかり。

阿波から讃岐の県境の長いトンネルを抜けた場所にあるドライブインで山野草を並べていたのに目が止まる。

写真を撮ってもいいですか?と聞くとお構いなく
、、どうぞ撮ってくださいと、、、言葉に甘えて、写させていただいた。


         

名前には親しんでいたが、この花も初めて。
私の経験は浅いな。


     ☆    岩かがみ雪解千筋の簾なす   篠田悌二朗



     

遠目に一番に見えたのはこの桜。
もっともっと美しいなりだったそうだ。
散りかけて、、、と女店主が。。。。
それでも充分に綺麗だ。

      
               ☆   今宵炉に桜生木も火となりぬ    吉田汀史 


山野草を趣味にしている友人から去年いただいた 翁草 を大切に管理をしていたが、残念なことに枯らしてしまった。

育てる、管理が難しい。
環境の違う場所では花にとっても苦労が多いであろう~なんて、自分の不始末に蓋をしている。


     
ヒマラヤサクラソウ  日本に自生をしている花だそう。

さながら一茶の頃の桜草は、この花に近いのではないかしら。

     ☆    我が国は草も桜を咲きにけり   一茶



     🐢    借りこ牛の道は古りけり山桜

     🐢    熊谷草落人の墓ここそこに

     🐢    山芍薬守りてありぬ竹矢来 

     🐢    桜草門まで続く急勾配          
  






コメント
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