老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    いぢわる婆さん

2019-12-23 14:18:17 | シニア

          

 

何日も前、ブログのネタ切れで新聞の家庭欄の記事を撮っていた。

もう忘れていたが、ブログのテマーを(俳句)から(シニア)に変更をした。

これで、ずいぶんと気が楽になった。毎日の変哲のない生活の中で後期高齢者のちょっとした昔の想い出が書けると思ったことだ。田舎に育ち、田舎で平凡な一生の終活生活に入った。

随分と変化をした社会生活。若者社会に溶け込み解ったふりをして会話をしたり行動をするのにも疲れた。

利口ぶっている頭でっかちの若い人にいぢわる婆さんがちょっと気のついた感想をと、、、思ったのである。

銀座の高級レストランで京都の格式の高い料亭でお食事もやったこと無く一生を終わる淋しさは、、、。

田舎のシニアが経験も浅く経験も無いし、おこがましいが、、、な~。

ブログを書くのが生活の一部になりパソコンを開くと、日頃の愚痴めいた、呟きもな~。 ずいぶんと弁解めき前置きが長い~!

 

田舎のB級グルメいやC級グルメの食事にゆく。

ご飯が左、汁が右、、、決まってはいないが、それが常識とも非常識とも定義づけた事も無いが、、、

よくあるのだ!

ご飯が右にお汁が左に、膳にのせて運ばれてくる。連れ合いと顔を見合わせて、食事をする。

しかし~食事処でこれが日本文化のなれの果てかと感じることしばしばだ。

酢橘が普通は輪切りに、搾りやすく切られて出されるはずが、縦に切って焼き魚やお刺身皿の横に添えられている。いくらC級グルメの店だとはいえ、自分の身が哀しくなる。

一度、香川県では有名な、いりこの穫れる島、伊吹島へ一日旅をした。

この島のいりこは良く出汁が出て、我が家ではうどん、味噌汁、煮物と、このいりこで出した出汁は料理には欠かさぬ。手軽な科学調味料が出回っていて、簡単ではあるけれど、いりこ、鰹節、昆布の出汁で育った者には手間がかかっても、きちんと出汁をとる。

その伊吹島で、観光を終えた後、カタクチイワシを沖で獲って来て工場に運び、いりこ出汁を作るのを見学をしたことがある。

一緒にツアーに参加をしていた若い男性が近寄ってきて「お母さん、いりこって何ですか?」と質問をする。

「エエエエエー(心の中)、いりこは、汁ものや煮物の時に使う出汁よ。このカタクチイワシを乾燥させるといりこ出汁の素になるんよ。」と答えた「へー」

その事をこの新聞記事を読みながら想い出した。

ああ、日本の、、、先が思いやられる。

 

些末な事ではある。私にブログのネタを与えてくれてありがとう。

 

       

 

         コルジリネの影絨緞に伸びにけり    

            

 

コメント
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