老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  ちょっと何?  医学部の朝の出来事

2019-12-12 20:48:15 | 俳句

   

 

香川大学の医学部、早く言えば大学病院の玄関ホールの壁画。

ゆっくりと鑑賞をしたことは無い。松の木、寝殿造りの家とも思えぬし、屋敷にいるのは中世の武士らしいが、、、無学だから判らない。

ホールから二階へ行く階段の壁に飾られている。

この事云々ではない。

世の幸せな病気と縁の無い人は医大へ足を入れたこともないだろう。このような壁画が飾られていることも知らないだろう。

 

昨日、病院へ入って行くと、いつもま見かけない、ちょっとみるからに管理職とおぼしき風貌の人達が数人、ドアが開くたびに、我々に朝の挨拶をしてくれる。こんな場面は初めてだ。たまたま検査のために早い時間だったので、毎朝繰り返されている光景かもしれない。少し驚いたが、悪い気はしない。

他の病院と比べて、病棟の看護師も優しい。よく手が行き届いている。人間だから全て良い性格だとは思わぬし、一週間あまりのお付き合いでも人となりは想像ができる。中にはシニカルな看護師、「私、無駄な言葉は言いませんと貝のように無駄な事はいうのが損だみたい、、」今放送されているドクターXみたいな人もいる。

医師だってなべて同じだとは云わぬが、すべての人は知識が豊富、私からみればナイチンゲールのように神の使いの看護師だ先生だと、頼りに仰いでいる。余裕があってせこせこしていない。

 

そして検査が終わり、主治医の診察を待つため長い廊下に設置された椅子に座っていた。

10時頃だったか?一人の男性が腰を低くして、待っている患者一人一人に「今日は」「今日は」と言って挨拶をして行く。

このような行為をされるのも初めての事。読んでいた本のページから目を上げて会釈を返した。

何!何!

ここは国立の大学病院。地域の病院や個人病院に君臨をしていると思っている。

ここで診察を受けれるのは医師や病院からの紹介状が無ければ診てもらえない、診察は受けられぬ。病院側が患者に愛想をふりまわらなくとも、患者を増やさなくてもな~。

私が考えるのはここまで。

挨拶されて誰も悪い気はしない。病気で気が滅入っている時看護師た先生の笑顔がどんなに救いになることか、、良く解っている。

そんな初めての病院での経験を昨日は味わった。結構な取り組みと思いましたよ。

 

      

 

帰りは売店で新鮮な蜜柑とほうれん草。それとシクラメンを買った。

農学部で栽培をされた採りたての野菜。シクラメンも苗がしっかりとしている。お花の苗はここで買うと確かなのだ。

 

          マスクごし主治医優しく目で語る

 

 

 

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