老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

     あああ、辛い

2019-05-04 11:30:32 | 俳句

     

                  曲水式庭園

 

   本来なら、昨夜は薪能か今日は能狂言の見物に行っていた筈だ。

重要文化財の「志度寺縁起絵」が修復された記念行事として、二日にわたり能狂言が行われている。

> 国の重要文化財「志度寺縁起絵図」の「海女の玉取伝説」に基づく能「海人」の一部を上演。「海人」は室町の世阿弥以前の古作と伝えられ、ゆかりの志度寺での上演は歴史上初めてのこと。

 

      

         無紫庭(禅式枯山水)

 先日訪れた時は石庭に能舞台が準備をされていた。

 

          行く春や志度寺縁起絵おんまえに

 

          

  

一昨日は散歩に出かけた。突然、遍路径で話しかけられた男性と同行をして、旧の遍路径を歩いた。リタイアをして音楽活動をしたり、写経に精をだしているとポツポツと語る。その日は、元気だった。面白い話を聞かされて楽しい遍路径だった。

それが、夜の7時くらいになり、急に身体に偏重をきたす。10連休の最中だ。困った。その夜はまんじりともせず、朝を迎え8時30分を待ちかねてかかりつけの病院へ電話をする。

看護師さんがすぐ来て下さいと。。。夜でも朝でも当直がおりますから、早く来たらよかったのにと、言ってくださる。

かかりつけの病院はいつも優しい。この病院があるから、少しでも病院の近くへと引越しをして来たのだった。

 

            近づきく医師の足音廊おぼろ

            水中りぽつねんと夜の待合室

            昨日からの絶食解かれ飴湯かな

 

そして今日。お能どころではない。じっと座って鑑賞とはゆかぬ。 元気な人はいいと羨ましく思うのはこんな時。待ったのきかぬ身体は辛いが、もっと辛い人も世の中にはいる。 ブログを書く元気がある。

 

 

 

       

 

 

コメント (2)
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