巨人ファンだが、内閣御用新聞読売と原は大嫌いだ。デタラメ補強で2軍は不良債権がうじゃうじゃ。若者の未来が淋しい。

読売の知恵ってこんなもの。お札が空を舞って、胴上げできず。躍動の若き巨人はどうも見られそうにない。せめて高校野球の上を。

どう考えても、阿部の復活が巨人の復活。

2015-07-07 | プロ野球
いろいろ、それぞれ理由や言い訳があるかと思うけれど、何をどのように考えてみても、阿部の復活なくして巨人の浮上は期待できない。監督がどんな策を労しても、阿部の影響の方が大きい。

阿部が故障でコンバートしたのかどうか我々には分からないが、これほどの不調に陥る兆候は数年前からきっとあったはずだ。それを見落としたから今がある。責任は阿部本人にあるが・・・

一昨年、村田が驚異的な活躍を見せ、阿部と4番を交代したあありから素人目の私にも何か阿部に異変のようなものが現れた気がした。代える必要があったのだろうか。

その時期から阿部は下降線をたどったように思う。阿部が下降線を辿り始めると、その影響は他のナインに次々と伝播してゆく。無論、あれだけ当たっていた村田に直撃した。

まさか逃すことはないと思われた楽天との日本シリーズにその影響はモロに出た。どん底への序章だ。阿部本人の不摂生も拍車をかけた。それらが相乗的に作用して、未だに脱出できないほどの重病となった。

こうなると、誰も彼もが上昇しない。もがく阿部を見るからだ。「阿部が中心のチーム」ではなくなっているからだ。巨人の伝統は、常に中心に球界のスターがいてチームを牽引するところにある。

川上の時代から長嶋、王と続き、間に外国人やFA選手を挟むが、松井、阿部と続いてきた。これらのスターの隣にはいつもライバルがいた。チームメイトで切磋琢磨するから強い。

打線もそうであれば投手にも同じ事が言える。打線が若い投手を育てる。そんな強い巨人に対抗するチームがいて球界もまた切磋琢磨して活気づく。ファンも熱を帯びてくるのだ。

阿部の話題に戻そう。調子の悪い時の打者は誰でもそうだが、まず「積極性」を失う。それを取り戻そうとして「悪球」に手を出す。これの繰り返しでますます落ちてゆく。

この泥沼から抜け出す手段は「必死の練習」しかない。王だって長嶋だって、長いスランプに苦しんできた。阿部は今までそういう経験をせずに伸びてきた。それが今一度にやってきたと思えば良い。

あの偉大な王も長嶋も、練習でしかスランプを乗り越えることができなかった。練習の密度で野球の女神が味方してくれる。デカパイの夜の女神様よりも魅力的な野球の女神様ですよ。

7月7日、七夕の夜から始まるドームでのヤクルトと阪神戦、計5試合を4勝1敗で乗り切ることができれば優勝戦線に残れる。それは取りも直さず、阿部が復活の気配が漂うことでもある。