無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

山形へ行く

2017-07-26 09:42:51 | 建築・都市・港

25日、山形市へ向かった。酒田を出る時には雨は降っていなかった。(これは実際は帰りの写真なのだ。行く時には心のゆとりがなくて、写真を写せなかった。と言うか、カメラにカードが入っていない。)

秋田県での豪雨災害、新潟でも危険だと伝えられていた。勿論山形県でも雨は降り、最上川は水面が膨らんでいたが、有り難いことに水量は考えていた程でもないかなと思った。

この後、国道47号線の最上川渓谷を走るのだが、濁流の中、最上川船下りは普段通りに行われていた。いつだったか、大雨の後に最上川船下りの船に乗ろうとした時、濁流で流木がぶつかると危険なのでと、営業できないと断られた事があった。今回の山形での雨は、流木もない程度だったと思われた。

国道13号線に入ると、時折ワイパーをフルスィングするほどの雨量になる。そんな天気を心配して早めに出たのが幸い(?)して、山形市には定刻より1時間も前に着いた。途中、昼食を店に入るのでは無く、コンビニのお握りで済ませたからだ。ヤマザワの駐車場で時間つぶしをして会場に向かったら、駐車場が満杯で焦った。傘を忘れたので、雨の中、駐車場から上着をかぶり、走って会場へ入る。

女性委員会の席に座る。会議のレジメに、携帯の影が映っている。あはは。

今日は建築士会の合同役員会だったのだが、女性部は事前の打ち合わせがあり、年間事業もすでに済ませた物が数件あった。秋期研修会の日程を決めてからは、先日(私は参加しなかった)東京で行われた全国女性建築士連絡協議会の話題になった。協議会後の個人的建物ツアーが、暑かったけど楽しかったらしい。坂茂の作品展も楽しかったらしい。ちょっと悔しい。それから、来年の高知大会に向けて宿題があるのだそうだ。そうか、高知か・・・。

会場はパレスグランデールだったが、今まで見た事の無いデザートが出てきた。こんなお洒落な繊細なデザートは嬉しい。そう言えば、春の総会の時のお弁当も、随分と手の込んだ料理だった。これは料理人が変わったか。今までのデザートはでっかいケーキのホールを、ボツボツと切っただけの物だったのに。

白いのはホワイトチョコ、黄色の周りはカスタードプリンで、柔らかいのによく立てることが出来たねと思えるほどだった。美味しい。残念な事に、最後にブルーベリーを掴み損ねて転がし、食べることが出来なかった。

我が家の甘くてでっかいブルーベリー。収穫高は例年の1/5程。実を盗られるのは仕方が無いとしても、蕾をつけた時に網で囲わねばならない。

会議が終わって、そさくさと帰路に着く。途中で安達農園に寄り道をする。店先は西瓜で埋め尽くされていた。店内も模様替えをして、何がどこにあるか判らない。一角に「今年最後の佐藤錦」が売られていて、2パックを買い込む。西瓜は止めた。

交通量は多かったが、順調に車は進み、雨が上がってきた。松山辺りの最上川の土手で、夕焼け空を撮す。まるで日本じゃなく、イスタンブールの夕日のようだ。

市内に入る頃には、サングラスをしないと眩しくて運転出来ない位に、太陽が大きくなった。日和山公園に沈む太陽である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白百合

2017-07-26 09:20:08 | 動物・自然

この時期になると山に白百合が咲く。その香りで半世紀も前の夏を思い出す。友人の家に泊まり、一山を超えて由良の海岸に向かった。山の中ではヒグラシの鳴き声かして、咲いていた白百合の香りがした。山道を抜けて国道に出ると、我々はトラックでヒッチハイクをして、由良まで連れて行って貰った。載せて貰った運転手の顔はすっかり忘れてしまったが、そのお礼はヒッチハイクの若者に還元している。

記憶とは不思議なもので、特に匂いは脳の深層から引き戻す。それはパノラマのように映像として蘇ってくる。有り難いことに、記憶の大部分は楽しかったことが多い。人間生きていれば様々なことがあり、死にたいと思う程辛いことだって経験する。そんな苦しい思い出は無理に思い出さない限り出てこない。

このユリは貰い物だが、白百合は国道47号線の道路脇に沢山咲いていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする