さくらさんの庄内の日本桜草栽培日記に載った福寿草の群生の画像で、私はこんな群生見たことがないと言うかそもそも野生の福寿草も知らなかったので、どこに行けば見えるのかをお聞きした。さくらさんは、たいそう詳しく地図と状況を教えて下さったので、日曜日の午後に現地に向かってみた。
住宅地の斜面。
空き地に車を止めて、カメラを掴んで外に出たら、男性が「反対側の斜面の上も良いよ。」と教えてくれた。彼も福寿草を撮らえにきたようだ。
ここまでが、さくらさんの第1ポイント。
これがC地点の個人のお宅。
AとB地点では、田んぼのあぜ道と道路を走り回ったが見つからず、諦めて帰ろうと思ったら・・・。
後ろに見えるのが鳥海山。まだまだ群生は続いているようだ。
今度は道路を挟んだ反対側。
花は満開だった。もうそろそろ終わりに差し掛かっていると思う。
今回はさくらさんの書いてくれた道順と反対の方向から登ってみた。ABCのポイントは、一度通り過ぎた道にあった。田んぼのあぜ道に沢山咲いていると思って車から降りてみると、福寿草と思ったのが全部フキノトウだったりした。遠目には同じに見えたのだ。
素晴らしい群生だった。地元の人達が大事に育てているのだと思う。来年も見に行けるかな。
ポットに植えていたレタスがどんどん伸びて垂れ下がってきたので、収穫した。これは収穫前の姿。万田酵素を使ったら、後半になってエライ速さで大きくなった。
真ん中の小さな水槽は、メダカの卵の保育器。卵の中に目玉と身体が見えてきたのは良いのだが、卵の大きさがまばらで、こんなに小さくても良いのかと首をひねるほどのサイズもある。普通に孵化して育つとは思えない。
ラムレーズンの漬け込み終了。
冬になると、季節限定のラムレーズンの入ったチョコを大人買いしていた母も亡くなり、色んな事情でロッテはもう買うものかと決心したは良いのだが、他のメーカーのを探すのも面倒になったので、レーズンとラム酒を買ってきて漬け込むことにした。
お菓子用の小さなラム酒を買ったが、レーズンにヒタヒタになるほど量はなかった。それなら始めから普通の大きな瓶にすれば良かったのにと思う。また一つ利巧になったかな。←ならんだろ! レーズンがラム酒を吸って、どんどん膨れあがってきた。ちゃんと出来たら、チョコレートにコーティングして、オリジナルのラムレーズンチョコを作ってみようと思う。呑兵衛用の、もの凄くアルコール分が強かったりして・・・。
虎ノ門ニュース8時入りは、やはり青山繁晴氏の木曜日が面白い。朝はTVの前に釘付けと言う訳にはいかないので、夜の再放送かYOUTUBEを見ている。今回はテロについて時間を割いていた。
ベルギーのテロは、やっぱりなと私も思った。昨年のパリのテロの一連で、パリでの警戒態勢を横目に、キーポイントのブリュッセルが狙われた。そもそもブリュッセルは爆発物や武器の貯蔵を含むアジトがあり、移民が多いと言うよりも簡単に出入り出来る国だったからだ。
青山氏は今年に入ってパリに行き、襲撃現場の視察や警察や警備に当たる方々と意見交換をしている。パリでも移民の多い地区があり、そこには案内人も恐くて入れないからと、青山氏は単独行動をしていた。写真を見ながらの説明で、確かに長居が出来る場所ではなかったようだ。観光客の多かった地区も、まぁ見事に人通りは少ない。特に必ず居るはずの日本人の団体の姿は見えない。「日本人はどうして来ないのか、そんなに臆病なのか。」と問われたそうだ。またフランス政府は、ベルギー政府を非常に怒っていると言う。爆破犯人をベルギーに引き渡したら、その犯人がパリのテロに加わっていたらしい。
ブリュッセルでは、空港の他に地下鉄も襲われた。だんだんテロ達の手口が巧妙になっていくのが判る。自分たちの成果を誇示することも必要なので、賑やかな大勢の人がいる所を狙う。それを日本に置き換えて、今年開催される伊勢のサミットの警戒の盲点を青山氏は説明している。警戒の厳しいサミット周辺ではなく、そこから遠い都市の賑やかな所、警備の薄い所が狙われると言う。なるほどなと思う。
さて、2月末の期限で、酒田市斎場の設計が完了した。現在は確認申請(行政団体は計画通知)の最中である。もうじき、建設の入札が行われるだろう。この設計では3社の共同体で行われたが、大元の針生事務所では、ベルギーのブリュッセルに住む娘さん夫婦も建築家で、一緒に仕事を分配した。打ち合わせで何度か酒田市役所にもこの夫婦は訪れたが、パリのテロの時には旦那さんだけが先に日本に着いていて心配していた。例の移民の多い地区は自分たちのアパートから10分の距離なのだそうだ。
今回のテロの地下鉄での現場で、2名の日本人が重軽傷とのニュースが飛び込んできた時、正直ハラハラした。ベルギーは遠くで自分にはまったく関係のない国だったが、このようなテロは現状でも日本で充分に起こりえるとの青山氏の話に、何とかならないのかと思う。空港での見送り客をも含めた入港者の武器や爆発物の検査は可能にしても、地下鉄の客の検査はとても行えるようには思えない。オーム真理教の地下鉄サリン事件も、その弱点を狙われた。
山形市での理事会は、午前11時から始まる。それに間に合うようにと妙な時間に家を出た。一般道路を走るには到着に少し不安で、高速で走るにも早すぎる。ならば、朝日で高速に乗ろうと広域農道を走った。
羽黒から櫛引を走る。山々にはまだ雪が残る。道路際にも少し残っている。
寒河江のSAで休憩し、時間があったので産直へ行った。花の鉢を買ったが、午前中はひどい混みようなのである。
このSAの身障者用の駐車場には屋根が着いている。この屋根は雀たちの子育てアパートになっていて、雀達の鳴き声の賑やかなこと。鴉は木の上に巣を作っている。
理事会の会議は、大揉めに揉め、終了時間が長引いた。
会場の技術センターから自宅までの最短をカーナビに任せた。国道112号線を走れと出た。山形市は天気が良くて、蔵王が綺麗に見えた。
カーナビはすんなりと国道112号線を走らせてくれなかった。途中、中山町から大江町経由で112号線に合流せよと指示を出す。そして月山道から鶴岡へ向かえと言う。私は途中から逆らって朝日から羽黒に向かった。この道路を撮したかったからだ。まるでジェットコースターのような勾配である。寄るつもりでいた羽黒の漬け物屋さんは7分遅れで閉店していた。
羽黒から庄内平野を見ると、なるほど広い。
藤島のあたりで、夕日をとらえた。
サングラス越しに見た夕日は、なにげに赤かった。
振替休日の3月21日、ガーデンパレスみずほで、酒田港外航クルーズシンポジウムが行われた。
まずは主催者挨拶
丸山市長は、今年の酒田祭りにクルーズ船が入港すると仰ったが、「にっぽん丸」と「ぱしふぃびいなす」が日替わりで入港するようだ。
にっほん丸は鳥取の境港からウラジオストク→→ナホトカを経由して酒田港に入港する。
ぱしふぃっくびいなすは、内航クルーズである。
国土交通大臣政務官 参議院議員 江島氏
江島氏は山口県選出、今朝は朝の7時半に家を出て、羽田経由で庄内入りしたそうだ。山口県下関港は、酒田港と同じく北前船で栄えた港で、酒田港に親近感を覚える。日本でのインバウンド観光(外国からの観光)は2000万人に届く勢いだ。その内、クルーズ船では2013年に17万人だった観光客が2015年に112万人に増えた。しかし、それは西日本に集中しており、東北はまだまだだ。
クルーズ船観光振興議員連盟会長 衆議院議員 西川氏
西川氏は栃木県選出。農林畑の議員を歩んできた。親分の二階堂議員の一言でクルーズと観光も取り組むことになった。外航クルーズ船は大きく、入管手続きにも時間が掛かる為に、船内で手続きが出来ないかと職員を増やすなど検討している。また、受け入れ側でも2000-3000人の客を観光地に移動させるバスの手配は出来るのか、バスの認可を地域を越えて動かす事も必要になるだろう。TPPの中でも話されているが、おみやげの肉などには、関税で時間を掛けぬように、ステッカーを貼って簡素化出来ればと考えている。
また、東京湾のように、満潮時に橋の下をくぐれない不便さを無くす為に、橋の外側にクルーズ船の発着が出来る岸壁を考えなければならない。既存ストックの活用として、係船柱(もやい綱を結びつける所)や防舷材(船が傷つかないように岸壁に取り付ける緩衝材)は最低でも必要だ。
クルーズ船観光振興議員連盟 顧問 参議院議長 岸氏
ご存じ、山形県選出の岸氏は、自分は名前だけだと詳しい話は他の人に任せた。
衆議院議員 加藤氏
東宝シルクロード貿易促進協議会会長 新田氏
挨拶は短めにと言いつつ、自らの中国貿易の経歴を語る。中国貿易ではかなり早くから取り組まれていたが、その年月を話すと「私まだ生まれていません。」と大沼みずほ氏から返事が返ってきたそうだ。
来賓席
基調講演 クルーズ船観光振興議員連盟幹事 参議院議委員 大沼氏
クルーズ船を取り巻く昨今の情勢をデータ付きで説明された。いかんせん時間が短い。酒田港の弱点も指摘。現在酒田港に入港している内航クルーズ船は定員が500名ほどで、外航クルーズ船は定員が2000ー3000名になり、接岸する岩壁が整備されていない。接岸出来るとなるとコンテナヤードになる。ここには入管手続きの出来る施設もあるのだが、本来は荷受けの為の裏玄関のような場所で或る。
同じく基調講演で、(株)カーニバル・ジャパン・プリンセス・クルーズの猪俣氏が、プリンセスクルーズの魅力を語った。
日本には100余りの港があるが、大型クルーズ船が入港出来るのは、20ー30港しかない。またカボタージュと言うルールがあり、1度外国に立ち寄らねばならない。酒田港を利用した場合、ウラジオストクに寄る事になるが、移動するのに1日かかり、最低でも5日を有する。クルーズは単なる海での移動では無く、豪華なものからカジュアルクラスまで分かれたホテルと考えると判るだろう。カジュアルクラスは若者や若い家族向けで大型船になり、プールに滑り台が着いている。豪華なラグジュアリークラスは逆に小型船で、上質なサービスが基本となる。旅をして一番の煩わしさは荷造りと荷物の運搬である。旅の間中、客室は変わらない。動かないホテルの個室としてゆっくり使用できる。
クルーズのコースの決定は、2年前に決まる。2017年に寄港するのも、今年の3月に決定する必要がある。その前に海上保安部の航行会議で決定されることが必要で、これに半年かかる。各種産業との調整もかかる。そしてコースの変更は旅行法の規定で変更はできない。
また受け入れの移動の為のバス3000名分が、可能かも考えねばならない。
パネルディスカッションでは、現状と問題点、そして未来への課題が語られました。
酒田港では、水深のあるコンテナターミナルに着岸は可能だ。ただ一日中クルーズ船がいると、本来の産業のコンテナの荷受が出来なくなるのでそれをどうするのか。それに、他の港では旅客船やフェリーが接岸する賑やかな港であるのに対して、コンテナヤードでは裏口からお客様をお連れするような形になり、魅力があるとは言えない。
青森港は演歌にもあるような北の暗い雰囲気があったが、実際に行ってみると青森港から駅まで、外人さん達が大勢居て賑わっていて、イメージが一変した。京都の舞鶴港では、県庁所在地から遠い港という意味では酒田港と似ている。山形はクルーズ寄港に最も後発と言える。青森や舞鶴と連携してこの文化を広げる必要がある。
クルーズ観光はリピーターが多い。その為「また似たようなコースだね。」との指摘も多い。酒田港は回りのインフラももう少し必要だが、山形県や仙台(現在仙台港は貨物で満杯である。)を巻き込んで、観光資源を活用できる。
現在のインバウンド観光では、某国の爆買いに併せて港の近くに大型の電機店を置くのでは無く、もう一度行ってみたいと言うリピーターを増やす観光資源が重要である。東北地方の港を見てみると、インパウンドが平成22年迄に回復したのは青森、岩手、山形である。秋田、宮城、福島は戻っていない。また、観光客が買い物などで地元に落とす金額は、東北1万円/人であるのに、博多3万円/人である、おみやげを買う場所は必ず必要である。
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以上が当日見聞きし、書き留めておいた物である。近隣諸国のインバウンドが西日本に集中しているのは、東北がおとなしいだけ、出遅れただけでもなさそうな気がする。これは私の個人的な意見であるが、未だに東日本大震災、取り分け福島の原発事故の影響で、日本に行くだけなのに「放射能、放射能」と騒ぐ人達が一定数いる。昨年末のパリのテロ以来、日本人観光客が殆どパリを訪れていない事にも似ている。不安が先に立つのだ。それが、「日本に行くなら安全な西日本」に繋がっているのだと思う。外航クルーズを運航するのに時間が掛かるのだとすれば、その時間を利用して、放射能にせよ安心安全に根拠を示してPRする必要があると思う。