父も高齢になり、運転免許証を返上した。すると、狭められていた行動範囲が、益々狭くなった。朝の散歩さえ足が痛いと出かけなくなり、日がな一日テレビの前にいる。しかも耳が遠いので大音量なのだ。好んで観ているのは、昔に放映していた時代劇だ。見知った顔の俳優が出るのも、安心するのだろう。最近の若い俳優が出る時代劇は、私が観ても軽いと感じるほど時代考証がなっていないのか、好んでは観ていない。
只でさえ少ない時代劇でも、CSの時代劇チャンネルなら、観る物があるだろうと配線した。毎月の番組表もコピーして渡してあるが、好きな番組には印が付いている。それと地上派の放送をチョイスして楽しんでいるようだ。今月も残り少なくなったので、5月の番組表を取り出した。チラッと見てみると、5月5日のこどもの日は、朝から晩まで「アニメ日本昔話」だった。あらら、可哀想に。
テレビ放送が始まった頃には、道路や空き地で遊んでいた子供達が、テレビのある家に集団で押しかけ「月光仮面」など見せて貰っていた。各家庭にも普及すると、夕方などには子供向け番組が目白押しだった気がする。きちんと大人向けの番組と子供向けが分けてあった。現在は、日曜日を除いて、本当に子供向け番組が少ない。最近の若い家族は、TVよりDVDだったり、YOUTUBEを観る人が多いのだろう。
さて、話は変わって、CSの料理番組Foodies tv が3月で終了した。正確にはアーカイブ放送は4月末まで流しているが、ジェイミーが観られなくなると思うと残念だ。料理の基本(この料理を担当している人物は、何故か材料を全部使わずに残すのがイラッとしていたが)、日本の郷土料理、世界の郷土料理など、幅広い番組があった。アメリカの放送では、出来上がった物が馬の餌だったり、犬の餌の時もあったが、今思うと面白かったのに、視聴率が悪ければ、整理される運命にあるのか。厳しい世界でもある。
そのCSで、虎ノ門ニュース8時入りを流しているDHCTHEATERが、せっかくの8時からの生放送を止めた。番組名も変え、ニコ生とYOUTUBEでの放送にした。夜の22時からは再放送があっても、日中や夜間の大幅な放送の停止を行って、これじゃ観る意味あるのかと思う程である。しかも、この番組の水曜日のコメンテーターの田母神氏は逮捕されるし、チャンネル桜との右翼同士の闘いもあるんじゃないか。4月からのせっかくのYOUTUBEの生放送も、付けた音楽の著作権うんぬんで、観ることが出来ない。何があったのか、何処に行くのか、判らないでいる。ちらほら聞こえてくる話では、右翼に対する嫌がらせは、半端ではないらしい。