菊芋を掘って、表面を乾かすつもりで新聞紙の上に広げたら、濡れた新聞紙が逆効果になって、イモの水分が引きずられシワシワになった。
これではいかんと、レジ袋(新品)に入れて少し水を吹きかけたら、今度は腐ってカビが生えるものが現れた。
何故、急に思い立ったかと言うと、伏線がある。
家の前に並べておいた植木鉢を、遂に片付けた。車庫の中に引きずって並べたら、春に掘っておいたチューリップの球根が目に入った。
なんと芽が出ている。これもいかん。鉢たちを片付け終わると、球根を山の斜面に植えた。
本当なら、階段花壇に植えるべきなのだが、せっかく植えた球根が野生動物によって主食にされたので、そこには植えたくなかった。
食べ物に対する学習能力は、人間の比ではない。
よって、菊芋を掘り起こした周辺に植えようと、土を掘るとボコボコ菊芋が現れた。まぁ、こんなところにも。
それらは洗って味噌漬けにした。
という訳で、残りのシナシナの菊芋を50度ほどのお湯に浸けた。
シナシナ野菜は、熱いお湯にいれるとシャキっとすると言うTVからの受け売りだ。
ちょっとだけ堅くはなったが、相変わらずのイモもいる。
芽を取ったりもしたが、せっかくなので皮を剥くことにした。
やれやれ、数が多い、小粒だし、しわしわだし。
あと、残り1個。つまらない仕事でも、いつかは終わる。
結果的には、皮を剥いたほうが、中身の黒ずんだ部分(きっと傷んでいる)も取れたし、量も減ったし。綺麗だし。
この段階で、ネットをググる。クックパッドだ。
分量はいい加減で、菊芋の輪切りに玉ねぎをスライスする。
それらを、オリーブオイルで炒める。(バターでも良いんだと)
水を加え、ローリエ(月桂樹の葉)を入れて柔らかくなるまで煮る。
柔らかくなったらミキサーで細かくする。
本当ならコンソメや牛乳(豆乳でも良い)や生クリームと塩コショウで味付けするのだけど、面倒なのでホワイトシチューの素を入れて出来上がり。
ついでに缶詰のコーンも入れたった。私は乱暴な人種なのだ。
あとは食べる時に温める。パセリの微塵切りでも浮かべれば、OK!
菊芋は何かと身体に良いらしいが、毎日食べられる物ではない。
ものは試しで作ってみた。
食べてみて、菊芋を知っている人なら味も香りも判るが、知らない人なら普通のポタージュだろう。
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