まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

ヒマワリが うつむいている 叱られたのか

2009年07月17日 | 自然
 天候はよくなかったが、片付けたいことがあるもので・・さぬき広島に向かった。

 途中で・・食材を少しばかり仕入れておきたいもので、現金自動預け払い機に寄って引き出し・・新鮮な野菜や豆腐や納豆を仕入れてから・・丸亀に向かう・・。

 

 ATMが午前十時にならないと動かないもので、その分・・出発が少し遅れたので・・どこかで昼食を食べないと・・と考えながら・・、あちこちと走るが・・帯に短し、たすきに長し・・うどんを食べるにも・・優柔不断・・。

 

 坂出市・・林田になるんだろうか・・セルフのお店で肉うどんぶっかけを食べた・・。これは・・そのお店の前にある看板(?)たいした意味はないのだろうと思う・・。

 

 広島ゆきのフェリーは13時30分。相変わらず・・細い雨が降っている・・。この船は・・おとなりの本島(ほんじま)に行く・・「ほんじままる」。

 で・・海上は小雨と弱い風が吹き荒れて・・・おだやかではない天候・・。

 その中に・・いきなり・・。姿を見せた帆船・・・。帆を張らずに・・エンジンで走行している・・。船名は見えないが・・直感的に・・「あこがれ」だと思った。船首部分のブルーのマークに見覚えがあるからだ。

 

 大阪市が建造・所有する帆船「あこがれ」は、1994年から広く一般市民の方を乗せてセイル・トレーニングを行っていて、日本各地はもとより、グアム・フィジー・ニュージーランド・オーストラリア・インドネシアへ航海、そして2000年の世界一周と、これまでに地球を7.4周分航海したことになるそうだ。

 

 日本で唯一、誰でも乗れる帆船(小学4年生以上、上限はなし)としてクルージング的な要素の強い1日コース、エンジンを停止して帆走を行い、高所での展畳帆作業などやや本格的な内容となる入門宿泊コース(1泊2日~3泊4日まで)、乗船者が乗組員の指導の下で操船等を行う航海型コースの3コースが設定されている。

 基本的には大阪南港を母港として運航を行うが、長崎帆船まつりなど各地や日本国外でのイベントにも参加することもあるらしい・・・。

 船尾部分を拡大して確認した結果・・「あこがれ」の四文字がうっすらと判読できた・・・。

 蛇足ながら・・船の名前は・・「母国語」で記載される。つまり・・日本の船は「日本語」で表記される。つまり・・漢字かひらがなかカタカナか・・で。ご存じかも知れないが、韓国の船はハングルで、中国の船は中国語で、イギリスの船は英語で表記されている・・。

 

 この日、雨の中で、表部分の草刈りをやった・・。暑くないから・・と思ったのだが、これはこれで・・重労働になった・・。

 この日の夕方・・弟のよっくんがやってきて・・にぎやかな夕食になった・・。

じゃぁ、また。

 

雨ばかり 梅雨の名残か 犬あくび

2009年07月17日 | 自然
 明日から三連休・・・。というても、私の場合にはずっと連休なんだけれど・・、ちと、さぬき広島に行ってこようと思う・・。

 来週には娘らが島に行くというので・・、その前に、家の周囲の草刈りをやっておこうと思うのだけれど・・、お天気がどうなるんじゃろうかな。

 

 今日は朝から雨・・・。出かけるには気分的にうっとおしいが、我が家にいても仕方がないので、まずは出かけてみようと思うのだ。

 明日からは弟のよっくんが久々に釣りに行きたいというもので、それもいいかなぁと思って・・。私も・・釣りえさを用意していこくことにしよう。

 そうそう・・。この前・・京都に行ったが,そのときに突然、レンズカバーが開かなくなって・・。レンズエラーとかで・・ズームも動かなくなって。それを修理に出していたのが戻ってきた。やはり、レンズ・ユニットがおかしくなっていたようだ。

 

 今回は・・五月に修理したばかりだったもので、そのときも・・レンズカバーが開かなくなっていたもので、無償で修理してくれた。ラッキーというか、当然というべきか・・。ま、小さなカメラだものね、ちょっとしたことで不都合が起きるものだと思うわな・・。

 ポケデジというか、コンパクト・デジカメは何個かあるもので、一個が壊れても困ったりはしにけれど、愛用のカメラが調子がよくなと・・気分的には落ちつかあい・・。最近は・・・ケータイで撮影しているブロガーも多いのだけれど、私は・・コンデジ派・・。どうもケータイは苦手でね・・。

 

 じゃぁ、しばらく留守しますけれど、また、来週、会えるといいね。

ひょいと出た 道明かりかや 月見草

2009年07月16日 | 歴史
 今日は教区でのお勉強会に行ってきた。私たちは・・香川県東部の「東讃教区」というというエリアに住んでいる。だから・・「西讃教区」というのもある訳だが、大勢になると・・なかなかに大変なもので、香川県を二つにわけているのらしい・・。

 で・・「衣体(えたい)の世界」ということで、お坊さんの衣装全般についてのお勉強会だ。「衣体」というのは、法衣という和服とお袈裟をつけ、足袋をはいて、お念珠や中啓という扇を持った仏前用の衣装全体のこと。

 講師は京都の法衣屋さんの「川勝法衣店」の古市店長さん。本山に法衣などを納めているプロ中のプロらしい・・。私の法衣一式も・・このお店で買っている。

 

 法衣の歴史は・・お釈迦様の時代から始まるが、今回は・・明治以降くらいから・・現代までの法衣の歴史がおもなもの。最初のころは・・袍(ほう)とは和服のおなかまでしかないもの。袖と背中と左右の前までしかない。「偏衫:へんさん」ともいう。下は・・巻きスカートのような「裳:も」で、「もつけごろも」とか言った。つまり、着物の上下が別々だった。

 アニメの「一休さん」が腰につけている・・黒い腰巻きみたいなもの・・。あれも巻きスカートのようで、「裙:くん」というもの。今でもお掃除などの作務の場合に着用する。

 それが上下がつながって、「素絹:そけん」とか「直綴:じきとつ」と呼ばれ、道中着として改良されて「道服:」どうふく」ができたとか・・。普通、お坊さんが着ている・・黒い着物のことね・・。この・・研修生が着ている黒いころものことやね。

 

 この講師の着ているものは・・新作の「カラー道服」という色つきのもの・・。

 その後、戦争中には「黒衣一色運動」があったり、戦地で動けるように「洋服の衣:教服」ができたりしたそうだ。

 それから・・袴:はかまについても説明があり、いろんな袴を紹介してくれた。

 その後、七条袈裟、五条袈裟というお袈裟のお話から、輪袈裟、畳袈裟、式章などというお袈裟のお話から・・、檜扇:ひおうぎとか中啓という用具の説明とか、法衣や袈裟につけられる「紋」のお話とか・・。

 

 この金糸銀糸のお袈裟が「七条袈裟」というもので、大きな法要やお葬式などでお坊さんが着ているもの・・。数百万円もするらしい・・。

 こうした「衣体」は、服装条例という規則によって決められていて、お坊さんの位によって、色や紋の姿や数が細かく決められている。これを「堂班衣体」といい、自分勝手に好きな色を選んでもいいという訳では決してない。

 その後、袈裟や輪袈裟などについている「紋」の話になったが、そういうことは、先日の本山での住職研修会で勉強した歴史の中の「有職故実」や「衣紋道」に関連していてて、復習のようにもなった・・。鷹司家とか・・・のお公家さんや武家などの関連性とか、宮中、朝廷とのかかわりとか・・。。

 

 今・・、ホームページで「お袈裟のはなし」をまとめているが、今回、お勉強したことなども併せてまとめておきたいものだと思ったことである。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

夕立を 避けて野猿の 徒競走

2009年07月15日 | 自然
 朝方は涼しくさわやかだったもので、朝の散歩を大回りの3キロコースにしたが、やっぱり・・日がのぼってくると暑くなってきた・・。さすが・・夏やなぁ・・と思った。

 

 緑の葉っぱを通して・・夏の太陽がギラギラと照りつけてきて・・・。散歩も適当に切り上げて・・・室内作業に切り替えた・・・。

 お袈裟の画像や仏像の画像のスキャニング・・。仏像も・・漫然と見ていれば・・ありがたいだけのものだけど、じっくりと見ていれば・・なるほどなぁと思うようなことがいくらも見えてくる・・。

 森達也という映画監督が・・「課外授業 ようこそ先輩」だかのTV番組で、「私たちは見ているつもりで何も見ていない・・」というようなことを言っていたが、なるほどなぁ・・と思った・・。

 

 今まで・・こういう仏像を見ても何も感じなかったのだが、お袈裟の勉強をしてみると、このほとけさんの左手で握っているものは何だ?ということになる。実はこれ・・、お袈裟の端っこを握っているのだ。大きなカーテンみたいなものを身にまとっているので、ここで縛って・・端を握っていないと・・お袈裟が解けてしまうのだ・・。まぁ、昔のお坊さんは・・ややこしいものを着てはったんやねぇ・・。

 

 今日は各地で暑くなったと・・テレビでは言うてたし、三豊市財田では34度とか、北陸の方では37度とかと報道してたけれど、我が家のほうでは・・午後からは涼しくなって・・エアコンを切ってしまった・・。ま、風も強くはなったんだけれど・・。

 すると・・・。

 

 お隣の畑の・・工事中のハウスの中で・・おさるさんがかけっこをしている・・。で・・大きくなったキュウリをもいでは・・口にくわえて・・走る走る・・。それを見たほかのおさるもマネをして・・キュウリをもいでは・・走る走る・・。かなわんなぁ・・。

 我が家のナンキン畑に来ないように監視をしていたんだけれど、となりのおじさんが出てきたので・・みんなは山に隠れてしまった・・。敵もサルものだなぁ・・(ここで笑わないと笑うところ、ないよ・・)。

 

 これが・・我が家のナンキンの花だ・・。雨が降らないもので、農家の水田用にダムの水を放流したので、それをポンプアップして野菜に水をかけてやったが、思い出したように・・ナンキンの花が咲いた・・。その・・水のせいかどうかはわからんけれど・・。

 で・・夕方になると・・、最近・・「カナカナカナカナ・・・」という声。

 えっ・・。はやもう・・ひぐらしが啼くの?? まだ、梅雨明けもていないのに? とはいえ・・もう、七月の中旬だものね・・。もうすぐ・・夏休み・・。そういう時期になったのかねぇ・・。

 昼間には・・「ジジジジ・・」って啼いてるのがセミらしい・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

 

読み終えて 外すしおりや 梅雨のあと

2009年07月14日 | 日常
 我が家のすぐ前のおうちの畑に・・大きなハウスの骨格が姿を見せた・・・。獣鳥畜害(サル・イノシシ・シカ・ハクビシン・カラス・モズ等)から野菜を守るための最終兵器らしい・・・。

 

 横に見えるのは作業用のビニールハウスで、縦に骨格だけが見えているのが・・建設中の野菜ハウス・・・。材料費(ハウス用パイプなど)で30万円ほどらしい。これを・・・高齢者の夫婦二人で組み立てている。業者さんに組み上げてもらうと、さらに・・30万円が必要なんだとか・・。それを節約するために・・日夜・・こつこつと組み上げている・・。

 我が家の奥方のけいこばぁも・・、そのハウスが欲しいというのだが、いかんせん、土地がない。貯金がない。体力がない。気力もない・・。家族三人で食べるだけの野菜ならば、買ってもしれてると思うし、いつまで野菜を作るというんだろうか・・。

 そこで・・我が家は・・軽便な防御手段を講ずることにした。それがこれだ。

 

 高さ2mのポールを建て、それで畑を囲み、そこに高さ2mのネットを張り巡らせ、忍び返しを取り付ける。さらに・・サル避けネットをその上に巡らすという方法・・・。

 

 このままでは・・サルはよじのぼってしまうので、さらに弱いプラ棒でゆらゆら材を結んで、それにさらにひらひらネットを取り付ける・・。そうすれば、よじのぼれないし、飛び越えることもできなくなるという寸法・・。ただ・・カラスなどの鳥害からは防ぎようがないので、それはそれで・・別途考慮することにして。

 間口が10m、奥行きが20m、先端部が4mという台形状の畑だから、こういう方法でないと、鉄骨ハウスでは変形構造で組み立てが難しくなるというのだ。

 これだと、材料費で4万円少し。組み立てもネット張りも簡単で手軽。壊れても復旧するのも簡単だし・・。いらなくなったら撤去解体も簡単だし・・。

 で・・県立図書館で借りていた本を返却する期日でもあったもので、サン・メッセ近くまで行ったついでに・・「三徳」さんでおうどんを食べた・・。

 

 私はなんども食べたことがあるが、けいこばぁが一度、食べてみたいというてたので、ようやくに案内することができた。もちろん、さっちゃんもである。

 けいこばぁらは・・「やまかけうどん」、私は・・「やまかけ鉄火しょうゆうどん冷や」で630円。こういうおうどんはここでしか食べられない・・。

 

 午後からは・・みんなお昼寝・・・。暑くて・・・何をすることもできない。下手に水を使えば・・お湯みたいなもので、野菜が煮える、お魚がゆだる・・。手出しができない・・。

 このあたりでも・・、ジージーとセミが鳴き出して・・空はすっかりと夏の空。

 

 夕方になって、ようやく・・お野菜に水やり、お花に水やり・・。ビオトープの水の入れ替え、砂の交換、容器の清掃なんぞをこなしておく・・・。

 

 あ、そうそう・・。先月末に、NTT病院で肝臓や胃の精密検査をしてもらったが、その検査の結果が出たとかで連絡があった。

 胃は荒れてはいるもの、潰瘍とか胃炎とかはない。ポリープも組織を採取したが、これという異常はないとのこと。今後とも・・年に二回の胃カメラ検診と胃部のエコー検査を継続すること・・ということ。

 なんか・・「おかしい。おかしい・・」と、大山鳴動したわりに・・ネズミ一匹・・・。「ま、注意してください」ということらしい。

 それはそれでいいのだけれどね・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

梅干して 眉間の汗や 郵便夫

2009年07月13日 | 日常
 朝ご飯を食べ緒わった頃に、母のさっちゃんが「梅干しを干さないと・・」と言い出して・・一騒動・・。梅を干すカゴが山の家にあるから取ってきて・・というので行ったが見つからない。それでは・・ザルでいいというので、二階の物置に行くとザルが見つからずに・・カゴがあってあって、それで・・・梅干しを取り出して並べて・・干して・・。それでも足りないからと・モロブタを探しに行ったら・・ザルがあって・・・。

 

 で・・まぁ干してはみたのだけれど。

♪~二月 三月 花盛り
  ウグイス鳴いた 春の日の 
  楽しい時も 夢のうち
 
  五月 六月 実がなれば
  枝からふるい落とされて 
  近所の町へ持ち出され
  何升何合 量り売り
  もとよりすっぱい この体
  塩に漬かって からくなり
  シソに染まって 赤くなり
 
  七月 八月暑いころ
  三日三晩の土用干し
  思えば 辛いことばかり
  それも 世のため人のため
  しわは寄っても 若い気で
  小さい君等の仲間入り
  運動会にもついてゆく
  ましてや 戦のその時は
  なくてはならない
  このわたし

 フジエばあちゃんが教えてくれた梅干しの唄。最近、また・・有名になってるとか・・。ちと・・・イメージは違うけれど・・。

 

 そう・・、これ。島の家で採れたものや、我が家で採れたものが、こんなになった。つるいちじいさんのおかげやね・・。

 その後・・高松市池田町にある・・農家の店しんしん・・というお店に行って、お猿対策用のハウスの資材を下見してたんだけれど、どうにも・・でかくなりすぎて・・。我が家の畑ではうまく建てられそうにもない・・。設計変更だな・・。

 

  で・・三谷町の「根っこ三谷店」で昼食・・・。けいこばぁは・いつもの「かけ小」、私は・・「おろしぶっかけ」シンプルで夏らしいさわやかなおうどんだった・・。

 すると・・、弟の「よっくん」からの連絡で、「家の近くの用水の中に、鯉の稚魚がたくさんいるので、ビオトープ用にどうや・・」というので、けいこばぁと二人で行って・・捕まえてきた。

 

 おそらく・・どこかの池から流れ出てきたものらしい・・。近所のこどもも網をふるって・・・たくさん・・つかまえているようだった・・。

 

 しかしのかかし・・、今日は蒸し暑い一日で・・お昼過ぎからは・・頭がクラクラするようで・・しばし・・休憩するばかりだった・・。我が家のポチもダウン・・。ウッドデッキの下に潜り込んで・・・地べたの冷たさを楽しんでいるようだった・・。

 

 朝夕は・・寒いほどなんだけれどもね・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


セミ啼いて お盆法座や 子らはしゃぐ

2009年07月12日 | 日常
 前からお世話になっていた・・隣町のお寺で「夏まいり」があるというので行ってきた・・。

 このお寺さんは本派本願寺のお寺さんで、「住職」さんは「輔教」という偉い学者先生。このあたりには・・滅多にいない・・偉い方なんだ・・・。ちなみに・・お坊さんには「学階」と「堂班」と「僧班」という三つの「位」がある。

 

 で・・「学階」は「無し」「教師」「得業」「助教」「輔教」「司教」「勧学」などというランクがある。ここの住職さんは、その「輔教」だから・・相当に偉い方で、お坊さんに講義をしたり、講演をしたりできる。本山でも講義は・・この「輔教」でないとできない。ちなみに、私は「教師」。

 それはさておき・・、さぬきでは・・麦を収穫して・・田植えが終わった今頃に、「麦うらし」とか「夏まいり」とかいう風習があって、田植え後のほっとした気分でお寺に集まって御法話を聞いてよろこぶ・・ということをやってきたんだそうだ・・。丁度・・このころが・・新暦のお盆だから・・「盂蘭盆会」とか「歓喜会:かんぎえ」という法要もやってきたんだそうだ。

 

 で・・初盆のおうちでは、納骨堂に納骨して永代供養をしてもらう・・。そういう法要も併せて行って・・・。

 このお寺には、うちの娘が若い頃にお世話になっていて、幼稚園の先生をしばらくやっていたし、この住職さんがやってる「SNS」というネットワーク・システムに、私の日記コーナーもあって・・、若い頃からのネットワーク仲間でもあって・・・、久々に・・お邪魔したって訳だ。退職して時間が自由になるのと、久々のご挨拶も兼ねて・・・。

 ま、この住職さんとの出会いがあって、パソコン通信とかネットワーク技術とかを教えてもらったし、会社の「オリーブネット」というシステムを構築したり、運用したり・・と、今の私の基礎を作った時代。さらには・・この人の影響でお坊さんにもなったし・・。私の命の恩人でもあるわけだ・・。

 

 で・・その頃におはなしを聞かせていただいた・・「外松太恵子先生」が・・久さびさにお見えになるというので、その懐かしさもあって・・。

 この先生は・・お坊さんではないが、青少年問題を通して・・仏教をやさしくお話してくれる・・。難しい専門用語ではなく、普通のご婦人のことばで、普通の日本語で・・なぜ、私たちが生きているのか、どう、生きなければいけないのか・・みたいなお話をしてくれる・・。

 今日はおときが用意されていて・・お寿司とおうどんがいただけた。

 

 ふところがでかいようで、生ビールのサーバーも用意されていたが、あいにくと私は飲めないものだし、多くの男性が運転をするからとお茶ばかりをいただいていた・・。

 

 おときをいただいてから・・午後の部の法要や納骨をし、二時から四時まで、また、外松先生のご法話をきかせていただいた・・・。

 今度、ここのお寺の壮年部の俳句講座の先生がいなくなったとかで、指導を頼まれた・・・。ま、どんな形になるやらだな・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


 

事故に逝く 球児の涙 梅雨さなか

2009年07月11日 | 日常
 木曜日・金曜日と・・雨の中でうんざりしながら・・パソコンの前にいたもので、今日の土曜日はどこかに行かなくては・・と・・考えて・・・。

 で・・・、久々に・・。本当に久々に・・・高校野球の香川県大会の開会式に行ってきた・・。若い頃には・・全期間・・応援にいったものだったが、いつごろからか・・飽きてしまったようで・・甲子園はおろか、県大会に行くのも忘れてしまっていたが・・。

 

 高松市生島町というのは・・高松市の北西部・・坂出市に近い海岸近くにあって、昔の塩田跡地にある県営球場・・。昔は・・「香川オリーブ球場」というていたが、今は命名権とかで・・「サーパス・スタジアム」とかというらしい・・。中身は全く変わってはいない・・。

 ま・・しばらく・・高校野球も関心がなくて見ていないと・・どこがなにやら、何がどこやら・・浦島太郎状態で・「香川XX高校」とか「高松○○高校」と言われてもわからない・・。それに・・制服なんぞもすっかりと変わってしまったし。

 

 ここに来れば・・これだ。10時、11時、13時・・・と、三杯から四杯はおうどんを食べる。ま、おうどんしかないわけではないが、ここに来ればこれだ。

 そう、たいしておいしいおうどんではないが、ここに来れば、なぜか、このおうどんだ。今年は・・少し・・お出汁が薄いように思ったけれど。今年は「かけ小」で270円。トッピングは天かすとネギとおろししょうがのみ。

 

 開会式も毎年おなじような・・入場行進・・。でも・・なぜか・・胸があつくなってきてしまう・・。ひたむきに大きく手を振って、号令をかけながらまっすぐに歩く若者たち・・。

 高校生の時には・・この応援がいやでいやでたまらなかったけれど、あの応援のリーダーの仕草とか振りとか、審判員のゼスチャーとかが面白くて・・・。

 

 私の母校の女子生徒は・・ずっと・・セーラー服だったのに、いつの頃からか、普通のシャツ姿の制服に替わってしまって居て・・全く・・見分けがつかなくなってしまった。

 でも・・、野球部員のユニホームに縫い付けられた胸の文字のロゴはそのまんまのような気がする・・。

 もう・・、学校関係者や父兄なんぞを眺めてみても・・誰一人として知った人はいない・・。大会関係者にしても・・・。はるかなる昔のことだものなぁ・・。

 

 今日は・・たまたま・・ザックに望遠レンズが入っていたので、こうした画像が撮れたが、コンパクト・デジカメだったら・・全く・・こうした画像にはなっていなかった・・。

 この・・「詫間電波」という高校も・・今大会が最後らしい。来年には「香川電波高校」にかわるとか・・。また・・一つ・・名物高校が消える・・。

 開会式が終われば・・・始球式・・。この・・朝日新聞社のヘリコプターから・・始球式のボールが落とされる・・・。

 

 

 

 そうして・高校野球選手権香川県大会は始まった・・・。

 ”夏”という名の宝物・・・。汗と涙の熱闘がスタートした・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


 

海開き 雨なんのその 濡れ烏帽子

2009年07月10日 | 日常
 今日はほぼ一日・・・雨になった。六月にはほとんど雨らしい雨はなかったのに、七月に入って・・思い出したように雨ばかりが続くように思う・・。子供の夏休み日記のように・・・お天気マークは記録していないのだけれど・・。

 で・・朝から・・・エアコンをかけて・・・お勉強といえばお勉強。お遊びといえばお遊び・・・。

 

 京都の本山の阿弥陀堂で切れたお念珠を治そうとするのだが、いくらやっても・・「親玉」が通らない・・・。ドリルで穴を開け直そうとするのだが、無理をすれば割れてしまいそうになって・・・。元は・・どうやって通したんだろうか。

 そうそう・・本山の「歴史」の講義で、「衣紋道」というのを習ったので、その復習をやっていた・・。HPのお袈裟の話の中に、その「衣紋道」を追加しておこうと思って・・・。



 この「衣紋道」というのは、華道や茶道、香道などと同じようにお作法を伴うもので、宮中や神社本庁などでの「装束の着付けやそのお作法」などのこと。天皇や皇族や神職などの束帯や狩衣、十二単などの着付けをすることで、着付ける人を「衣紋者」といい、着付けることを「衣紋をあげる」というらしい。また・・、装束を着けたときの歩き方、姿勢・・持ち物なども細かく決められている。そういう・・お作法全般のことを・・「衣紋道」という・・。

 で・・。

  

 これも同じように・・「衣紋をあげる」といい、介添え者を「衣紋者」というのらしい。ま、五条袈裟の場合には一人でできるが、七条袈裟の場合には「装束」だから・・そういうお作法が必要になるらしい。

 前にも話したけれど、本山などでは、左足から歩き始め、階段では、左・右と同じ段で足をそろえ、左・右とそろえて上がっていく・・。袴を着ける時も、左足から通し、脱ぐ時は右足から脱ぐ・・などという・・お作法があるが、これも「衣紋道」というらしい・・。

 そういうことで・・本派の「法式規範」や興派の「荘厳作法集」や、お東の「作法集」をならべて・・、お作法のお勉強とかをやってたわけ。

 昼前になって・・お出かけ。ハローワークで求人情報閲覧をやっておく。四週間に二回以上は、そういう努力をしないとあかんらしい・・。

 

 最近は・・介護士とか薬剤師とか現場監督とか歯科衛生士とか・・資格が必要なものばかりで、「僧侶」なんていう求人はどこにもない・・。当たり前か。

 その後、ホームセンターで・・ドリルの刃(念珠の親玉の穴をあけるため)とか、ガラス切り(ガラス切断用)とかを買い、近くのうどん屋「讃岐うどん処麺喰」で生醤油うどんを食べて・・・帰宅。

 でも・・やっぱり・・親玉に糸が通らない・・。いらいらしてしまうな・・。

 気分なおしに・・万華鏡の試作品つくり・・。

 

 ね・・、普通の万華鏡と違うでしょ。「二等辺三角形・ツーミラー法式」で、これからがすごくなるんだ・・。ステンドグラス・ボディーにして・・・。今年のさぬき広島の文化祭には・・こうした特殊万華鏡を出展しようかなぁ・・なんて考えていたりして・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

 

 

 

夕方に 杉切る夫婦は 暑さ避け

2009年07月09日 | 日常
 今日は蒸し暑い一日になった・・・。

 八日の朝・・ご晨朝の途中で単輪念珠(普通の短い一重のお数珠)の紐が切れた。玉が・・畳の上に転がった・・・。ま、糸で結んだお念珠だから、切れて当たり前なんだけれど、通常はまず・・切れることはないもの・・・。

 

 で・・、念珠店で新しいお念珠を買ったんだけれど、切れたお念珠を捨てるのももったいない・・。そこで・・交換用の紐を2mばかり買った・・。これで・・400円もした・・。新しいお念珠でも800円とかで売ってるのにね・・。

 ところが・・普通の玉は通るのだけれど、親玉と呼ばれる・・一番大きな玉・・・。両方の紐をまとめる・・三叉路交差点みたいな玉ね・・。そこが通らない。一方は通ったんだけれど、もう一方が狭くなって・・直角部分が詰まってしまって通せない・・。若い頃には・・・いくらもいくらも修理したんだけれどもね・・。根気もないし、眼も見えなくなってきたし・・・。

 さて・・・、島の家の軽トラが故障したために、家内のけいこばぁ・・が乗っていた軽トラを修理・車検して島に運んだことは先週にお話した。で・・その代わりに軽の乗用車に乗り換えることにしたが、けいこばぁが・・妙なシフトは使いこなせない・・ということで、私が・・その・・「ムーブ」に乗ることになった。

 

 この・・白いムーブが私の専用車になった・・。で、私の乗っていた・・黒いアトレーが・・けいこばぁの車になった・・。

 

 ま、大きな荷物を運ぶでないし、遠くへ行くわけでもないので、まぁ、これでもいいかなぁ・・と思う程度・・。でも・・二台が並んでいると・「クジラ幕」みたいだね。そうでもないかな・・。

 ということで・・今日は完全休養日・・。ほとんど何もせずに・・冷房の効いたお部屋でブログの整理やら・・ネットサーフィン・・。お部屋の片付けとかお掃除とか・・。暑いのは苦手だし・・、蒸し暑いのはもっとかなわんな・・。

 

 それだし・・気圧の変化のせいなんか・・六月までは・・高血圧で・・130台ー80台であった血圧が・・六月末のNTT病院診察ごろから・・100台ー50台までに下がってきている・・。県立病院で・・血圧を下げる薬を減らしてもらったんだけれど、効果はないみたい・・。

 その影響かどうか、めまいがするし、からだがだるい・・。アルコールが切れたからかなぁ・・。時期的にはそういう頃からだし・・。でも、関係ないみたいだしな。

 単なる・・お疲れ・・旅のお疲れだとしたら・・いいんだけれど・・。

 早く・・すっきりとした夏のお天気になったら・・元気になると思うのだけれど・・。このもやもやとしたうっとおしい気分がめいりそうなお天気では・・食欲も出ないしなぁ・・。

 

 さて・・明日もフリーだから・・万華鏡の準備でも始めるかなぁ・・・。明日には・・100円ショップで・・安い鏡を探してみようかなぁと思うし、きれいなビーズだとか、ガラス管とか・・・透明プラ板とか・・・。

 あ、そろそろ・・ハローワークでお仕事探しもやらないとあかんのかな・・。

 のんびりとしている暇はないのかもしれないね・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

茶が冷えて 京の料理や 鮎の笹

2009年07月08日 | 歴史
 二日目の八日は雨になった。朝から雨では・・本願寺さんのおあさじに行くのは面倒になった。それではダメじゃん・・。

 で・・朝の6時半からお掃除で、阿弥陀堂と御影堂のたたみ拭きをした・・。23年の宗祖750回忌大遠忌に向けて、畳替えをしたのやろうか、真新しい畳の匂いの中、から拭きぞうきんで畳を拭いていく。ま、それも・・五分かそこいらで終わる・・。30人ほどがやれば、あっという間に終わった・・。

 

 で・・、七時から朝食。みんなで食べる朝食は楽しいし、おいしい。ここでは必ず、「食前の言葉=一粒一滴、みなご恩、不足を言ってはもったない。感謝でおいしくいただきましょう。いただきます。」を唱和しないと食べられないし、食事が終わっても勝手に席を立ってはいけない。必ず、「食後の言葉=今、尊い食を終わって、心豊かに力身に満ちる。この心身をもっておのがわざに励みましょう。ごちそうさま」と唱和して、食べたものを全て片付けてから席を立つ・・・。

 八時から・・「ご晨朝(もう、読めるようになったかな?ごじんじょう・・やで)」この日は研修会の関係者なんぞで・・50人ほどがあつとめに出た・・。

 

 これら・・多くが「住職さん」一般社会で言うと・・「社長さん」ばかりやな。社長さんが本社で研修会をやっとるわけで、朝の朝礼で、会長さんがご挨拶をなさる・・・みたいな光景かな・・。いうたら失礼やけれど。

 で、二日目は・・教務部担当参務が「本山教化方針」についての講義。つまり・・営業方針みたいなお話をされる訳・・。簡単にいうと、私たちが売る商品は「信心」であり、「安心・安全な暮らし」なわけ。その・・大々的なイベント実践に向けての施政方針演説みたいなものやろうか、わかりやすく言うと・・。

 

 その後・・「声明:しょうみょう」の講義。実技指導というか、実地練習というか・・。お経の練習やね・・。これができないと・・お坊さんではないみたいなもので、お経が読めないお坊さんではあかんでしょ。

 ま、お声明というのは、節のあるお経・・。唄やね・・。梵唄(ぼんばい)っていうのやけれど、梵語(古代インドの言葉)のお経を、漢訳したものがお経。それに節をつけて唄うのが「梵唄:ぼんばい」で、それの有名なものが「天台声明:てんだいしょうみょう)」といわれるもの。大原流とか魚山流とか・・。うちは・・「円頓流」とか聞いたけれど・。天台声明の流れを受けたものらしい。

 

 この・・左端の後ろ姿の方ね、岐阜のお寺さんで、「修教さん」というの。一度、ブログを覗いてみてくださいな。がんばってはるなぁと思いますわ。

 で・・、この日のお昼には研修会も終わって閉会式があり、終了証書をいただいて・・解散、下山・・・。

 高速バスの時間が・・16時50分。4時間あまりをどうしようかと思ったけれど、小雨が降っていて・・三十三間堂まで行くにはしんどいし、おなかがすくし、めまいがするし・・。結局・・京都駅前のお店巡りなんぞで時間つぶし・・。

 

 さすが・・京都でっしゃろ・・。和服姿のご婦人があちこちを歩いてますなぁ・・。

 私は・・・安い鏡探し・・。夏休みの工作で・・とびきり自作のスーパー万華鏡を作りたいもので、その・・「表面鏡」探しやね・・。これが・・意外とないんですわ・・・。上等の厚い鏡では工作できないし、小さなものでは映らない・・。

 で・・16時50分の京都駅発の高速バス、JR四国の「エクスプレス京都号」に乗って・・・高速大内に降りたのが・・19時50分・・・。

 蒸し暑い・・一日になったですわ・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。



梅雨の中 安居の続きか 沙羅双樹

2009年07月07日 | 歴史
 で・・七月七日はたなばたさま・・。そんなことは関係なくて・・京都での朝・・。朝の5時には起きたものの・・、この日の研修会は・・10時から・・。

 お隣の・・本願寺さんへ「おあさじ」に出かけた・・。朝のおつとめである。

 本願寺さんの鐘は・・5時半に鳴る(もちろん、自動で・・機械仕掛けで・・)。その鐘で・・お寺の門が開かれる。(これは・・守衛さんが開けてくれる)

 

 誰も居ない・・境内はすがすがしい・・。そこを歩いて行くと・・、どこからともなく行列が蟻のように現れて・・・、たちまちにして・・阿弥陀堂がいっぱいになる・・。とにかく・・すごい・・。ぞろぞろと・・どこからか人々や僧侶が現れて・・・。学生(がくしょう)さんらしき、くりくり坊主やま新しいころもに身を包んだ若い方とか・・・。

 

 おあさじは・・6時から・・。「こーげん・ぎーぎー・・」という、讃佛偈のおつとめからだ。しかしのかかし、全国から集まって来るのだろうか・・。「なんとか念仏奉仕団」というたすきのようなものをかけた人たちが・・毎日毎日・・お堂いっぱいになるほど集まって来るのだ・・。

 それが終われば・・・御影堂(ごえいどう)で・・「正信偈(しょうしんげ)」のおつとめになる。一同は・・ぞろぞろと・・廊下をわたって・・御影堂へ移ってのおつとめになる・・。(阿弥陀堂は、ご本尊の阿弥陀様が安置してあり、御影堂は、開祖親鸞聖人さまを安置している)

 その後・・・コンビニでコーヒーとサンドイッチで朝食を食べて・・うちのお寺の「ご晨朝(じんじょう)」、朝のおつとめのことだ・・。こちらは・・数名だけがおまいりにきている程度・・・。それも・・研修生ばかり・・。

 「結界」という柵の向こう側が「内陣:ないじん」といい、出仕(勤務)するお坊さんがおつとめをする場所。手前側を「外陣:げじん」といい、参詣者がおまいりする場所。内陣に入るためには、「衣体:えたい」という、ころもと袈裟をつけ、足袋をはき、装束念珠(しょうぞくねんじゅ)=「長くて白い房のおじゅず」と中啓(ちゅうけい)=「赤い扇」を持って、威儀を正して歩かねばならない。

 

 うちのお寺でもおつとめは似たようなもので、阿弥陀堂では・・讃佛偈のおつとめ。その後、御影堂では・・正信偈のおつとめほか・・。「ご晨朝」には、宗務所の職員がおつとめをし、宗務総長や教務参務などの内局が出勤し、ご門主が出仕される。


 で・・ようやく・・本題の・・「住職研修会」が10時から始まった・・・。

 受付から始まり、開式の挨拶などがあり、「教化(きょうけ)」「教学」「歴史」などが初日の講義。教学は本願寺派の藤田徹文先生の「仏教が現代に提言できること」という講題で、「釈尊の教えた一つのこと」についての講義を受けた・・。さすがに・・わかりやすいお話やった・・。

 

 で・・、困ったことに、この朝から・・デジカメがまたしても壊れた・・。レンズセンサーが動かなくなって・・・ズームが全く使えなくなってしまった。昨日にはきちんと動いていたのに・・、朝のおつとめの前から・・レンズカバーが開かなくなったのだが、それはすぐに回復したが、ズームにすると電源が落ちる・・。困ったことになった・・・。

 

 ま、こうして・・僧侶研修会は・・座談会などを含めて・・・午後九時まで・・・延々と続いたのだった・・。

 私にすれば・・・朝の五時から・・夜の十時までの・・・永い一日になったことだった・・・。

じゃぁ、また。

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