さぬき市地方は、気圧の谷や寒気の影響で雲が広がり、雨や雪の降っている所があるらしい。お昼過ぎには青空の見える所もあったようだったけれど。気温は7度から9度と気温の変化がほとんどなかった。湿度は86%から54%。風は5mから6mで西の風。明日の10日は、引き続き冬型の気圧配置となるため、雲が広がりやすく、朝にかけては雪や雨の降る所がある見込みなんだとか。
朝のお仕事を終えて戻ってきたけいこばぁが、「今日は坂出の美術館に行ってみない?」というので、今日は坂出市沙弥島にある「東山魁夷せとうち美術館」に行くことになった。
途中、高松市一宮町にある「源平うどん」というプチ・セルフのお店に寄った。で、けいこばぁが、「源氏うどんがおいしそう・・」というので、それを二つ注文した。このおうどんには、「釜揚げ」と「ザル」が選べるというので、「釜揚げ」を注文して、大きさは「小の一玉」をお願いした。「7分ほどかかりますので、レジをすませて、席でお待ち下さい。番号でお呼びしますから・・」というので、暫く待った。で、できあがったのがこれ。
ひと目見た瞬間「うわっ、すごい!」と、けいこばぁは驚いた。釜からあげたばかりの輝きを放つ麺、そして扇状に敷き詰められたスルメイカの天ぷら。芸術作品かと思うような「源氏うどん」のボリュームと美しさは、まさに圧巻。釜からあげたばかりの麺は、生き生きとしていて申し分ないうまさ。たっぷり1玉半盛られているにもかかわらず、どんどん箸が進んでしまう。その合間でいただく熱々イカ天の味と食感も最高! まるごと1杯分なので食べきれない。残ったらパックで持ち帰り可能という心遣いもうれしい限り。
坂出市沙弥島は、かっては坂出港の沖合約4kmに浮かぶ,東西160m,南北930mの小島であった。昭和42年(1967年)番の州埋立事業で陸続きになったが,今でも『沙弥島』と呼んでいる。
この沙弥島周辺で行われたのが、瀬戸大橋架橋記念博覧会で、1988年(昭和63年)3月20日から8月31日まで開催された瀬戸大橋開通記念の地方博覧会であった。さらに、その跡地に建てられたのが、「香川県立東山魁夷せとうち美術館」。
日本画家・東山魁夷の作品のみを収蔵する個人美術館で、魁夷が塗装色の提案をした瀬戸大橋のたもと、祖父の出生地である櫃石島を望む地にある。2001年4月に東山すみ夫人より寄贈された版画作品270点余の展示公開を行う施設として構想され、2003年に着工、2005年4月に開館した。地方都市にある展示室面積277m²の小さな美術館であるにもかかわらず、来館者は1ヶ月あたり平均約1万人という異例の高い水準にある。
展示品は全て東山魁夷の作品である。館蔵品の大半は石版画であるが、館の高い人気を背景に長野県信濃美術館・東山魁夷館や兵庫県立美術館などから作品を多く借り、質の高い展示を維持している。同時に肉筆画の収集も行い館蔵品の質向上を目指しているらしい。
今回は、一階展示が「自然と形象/写実からの出発」、二階展示が季節をめぐる旅-冬」という展示だった。これは、木版画で「たにま」という作品。
これはリトグラフで、「道」という作品。昭和25年の作品で、青森県八戸市で取材をしたものだとか。こうしてみると、なんでもないが、実物は色合いがなんともいえずに美しい作品。
これは、リトグラフで、「冬映」という作品で、ドイツ北部で取材したもの。
これは二階展示の木版画の「室生暮雪」という作品。木版画というと、小学校や中学校で習った木版画を思い出すが、そういうものとはまるきり違う木版画・・・。まるで日本画そのままのような気がしてならない・・。(これらの画像は、館内で買った絵はがきを画像処理したもので、館内では撮影禁止です)
これは、カフェ・・・から見た瀬戸大橋。瀬戸内海も緑色から冬らしいブルーになっている。
駐車場から見た架橋博タワーと瀬戸大橋。この頃はいい青空だったのだけれど・・。
今日の掲示板はこれ。「あらたまの年のはじめは祝うとも 南無阿弥陀仏のこころわするな」という蓮如上人のお言葉。時期が少し遅くなったけれど、お正月でうかれる気持ちをひきしめるように、蓮如上人は仰せになったのかもしれない。そしてまた、新年こそ、お念仏の始まりだよと云うとるのかも知れない・・・。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。