まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

朝寒の 宮の社は 凛として

2009年12月09日 | 自然
 前日の好天気とは打って変わって・・・曇ってきて・・肌寒い朝になった・・・。やはり・・師走らしい季節になったなぁと思う朝だった・・。

 宮総代さんが草刈り機で射場周辺の草刈りをしてくれたので、その片づけとか、落ち葉を焼いてさっぱりしておきたいと思った・・・。昨日は・・的中が相次いだので・・・やはり・・お掃除がきいたんだなぁ・・などと思ったりして。本当は・・・関係ないのだとは思うのだけれど、野球の球児たちはグランド整備をするし、テニス部でもコートの掃除はしたものだったし・・。弓道だって・・同じことやないかなぁと思ったものだし・・。

 

 弓の場合・・・一本目の甲矢(はや)を打って、それを基準にして・・・乙矢(とや)を右に寄せたり、左を狙って打ちこむ・・・。「甲矢が下すぎたから・・」と、やや上目に乙矢を打ちこむ・・・。その調整をして・・・的に近づけていく・・・。

 

 通常の場合・・一射では二本の矢を使い、甲矢(はや)と乙矢(とや)の二本の対になった矢羽根を使う・・。この場合・・・矢羽の向きが違うものでできている・・。この二本を打ちこむと・・次の試技になる・・。二本ずつ打ち込んでいって休憩・・・、さらに・・二本ずつを打ちこんで行く・・。

 弓は人によって長さも違うし、強さも張りも違う。竹の弓もあればアルミもあるし、私の場合のチタン合金製のように材質も反りも違うし、弦もそれぞれに太さや材質が違う。それに矢も矢竹が基本らしいが、最近はアルミ合金製が多くなった。

 男女の違い、背丈の違い、筋力の違いなどがあるし、目・・視力の違いもある。だから・・一概に・・どうやれば的中するか・・・というのは鍛錬しかない。それを支えるのが・・・姿勢・・・。いつも同じ姿勢でないと矢は同じ場所には飛ばない・・・。姿勢がぐらつけば、矢は思わぬ場所に飛んでしまう。それにもまして・・精神力・・・。

 

 ほかの集落では・・・10mから20m前後の先にある、畳一畳分くらいの的を打つ。厄除祈願だから外せないわけだ。だから、的も直径が90センチほどの大きな的になる。かえって、こういう的があたりにくいらしい・・。

 この日も・・立石という集落の八幡さんの射場を見て来たのだけれど、的は神社わきの空き地で・・・距離は20mほど。的も2m四方ほどの大きな的だ・・。正月の三日にお手伝いを頼まれたんだけれど、これを外すと・・・カッコ悪いなぁと思った・・・。うちの場合は28m先の28センチの的やからね・・・。これで目ならしをやってるんだから・・・そんな近い的は・・難しいかもしれないし、100発100中になるかもしれないし・・・。

 

 昔は・・・七つの集落すべてで・・「百々手:ももて」は行われていたらしいのだが、過疎と高齢化で「立ち人」がいなくなった。だから・・・今では・・茂浦・青木・江の浦・立石の四集落だけになったらしい。その立石と江の浦を応援しあおう・・・ということになったらしい。二日は江の浦で、三日は立石で・・相互応援になるらしい・・。同じルールならばいいんだろうけれど、プロ野球とソフトボールの対決みたいやね・・・。

 で・・、午後は市役所の広島支所という施設の中に「コミュニティセンター」というところがあって、その研修室にインターネット端末がある。それでアクセスできるわけだ。本当は以前には・・島の家からもインターネットができたんだけれど、年間に数十日しかいないのに、電話なんてムダでしょ・・・、と事業仕分けの元祖みたいに廃止されてしまって・・・。でも、今のように・・半分は島にいるようになると・・・これが不便で仕方がない・・・。ま、公的な施設があるのならば、それを有効利用するのもいいものか。ほとんど、あいてる端末らしいし・・・。

 

 その後も・・少しばかり・・弓の練習をしたんだけれど・・・とうとう雨になってしまって・・・。弦がぬれると弱くなるもので・・・早々に片付けて・・・早めのお風呂に早めの夕食・・・。早く寝ようと思ったのに・・・水曜洋画劇場とかの見だすと・・・寝られなくなって・・・・。

 やれやれだな・・。

じゃぁ、また。

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