まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

咸臨丸乗組員子孫の会・・。

2006年11月05日 | 歴史
 で・・、夜は・・「咸臨丸乗組員子孫の会」に特別参加です。郷土史研究家という名目でご招待です。すごい会からのお招きに・・・内心はびくびくです。

 写真手前は四国新聞社のキャップの泉川さん。少し前に「島人20世紀」だかの塩飽諸島を取り上げた特別企画の作者です。もちろん、咸臨丸がメインとなっておりました。そのご縁で、こうした会がもたれたのです。

 で、向こう側左が幹事見習い方の藤本さん、スーツ姿の「殿(との)」と呼ばれる、榎本武揚(えのもとたけあき)の孫の榎本さん、東京農大の教授です。で、その横の女性が・・・勝海舟のやしゃ孫(五代目)の高山(こうやま)さんら・・。

 でも・・・、やはり年月のベールはあつく・・・、なかなかに咸臨丸乗組員の子孫を探すことは難しいようです。時の流れは・・・人々の記憶も消し去ってゆくようです。

お稚児行列・・。

2006年11月05日 | 民俗
 今日は町内にあるお寺さんの継職法要・・・いわゆる・・「代替わり」の儀式と法要でありました。

 で、総代さんのおうちで法要が営まれます。それを「仮殿(かりでん)法要」といいます。それが終ると佛旗を先頭にして、僧侶、お稚児さんの行列がお寺の本堂にと行列をします。これを「行道(ぎょうどう)とか「庭儀(ていぎ)」といいます。およそ1キロほどを歩いて本堂に到着します。

 本堂では、その周囲にある縁を歩きます。本堂を一周するわけです。これを「縁儀(えんぎ)」といいます。このときに僧侶は「散華」といって、紙でできた蓮の花びらの形をした華杷(けば)を撒きながら歩くのです。信者さんはこれを争うようにしていただくのです。

 お稚児さんは150人。その両親やおじいちゃん、おばあちゃんら・・総勢・・500人に僧侶12人の行列でした・・。

 稚児行列が終ると・・、稚児代表五人が、献灯・献花・献香をして、法要が始まります。<楽(がく)>と呼ばれる和楽器による演奏が行われる中、住職となる息子さんが、登礼して法要が始まります。

 法要はほぼ一時間・・・。最終は、内陣出勤の僧侶らが行堂しながらの散華・・・です。「さうさう」つまり・・・、左・右・左・右」と歩いて休止。鉦の音で・・さうさう。鉦の音で・・さうさうと歩きながら・・・前・左・右・後ろへと散華しながら、お堂を三周するのです。

 こうして・・、一時に始まった法要は・・午後三時半に終了です。この日も暑くて暑くて・・・。でも、無事に終ってやれやれです・・。


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