まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

汚名挽回は、あるのかどうか・・・。

2005年12月06日 | 歴史
 今日、ようやくにお米を山の家の格納庫から持って帰ったですが、明日もお弁当にはならない様子です・・・。いつからお米を食べてないんだろ・・・。

 子供の頃には、お米・・・というかご飯のない食事て考えられなかったけれど、今の時代は、朝はパン、昼はうどんで 夜はイタ飯・・・鍋があったら最高なんだけど・・・。みたいなものか・・・。

 今晩の話題は・・「汚名挽回・・」ありそうでしょ。でも、これは間違いなんです。「汚名返上」「名誉挽回」がこんがらがって、できあがったにせものことば。
まじめに考えてみれば、「汚名を挽回したら、もっと悪者じゃん!」てなります。

 これはネタ振り・・。本当は「喧々轟々:けんけんごうごう」です。大いに議論を交わすさまを言うのですが・・・。実はこれも間違い・・・。

 「侃々諤々:かんかんがくがく」・・・正しいと思ったことを堂々と述べること。「喧々囂々:けんけんごうごう」はたださわがしいだけ・・・。

 それの混同した「喧々諤々」は、やかましくわが意見を述べること・・・になりましょうか・・・。本来はありえない言葉なんですが、最近は辞書にも掲載されるようになったとか・・・。言葉も時代とともに進化するものなんですね。

 私も実際の話、手袋を・・・、どういうですか??

 手袋をはめる   手袋をはく 手袋をつける  手袋を着る・・・。
 ほかにも言い方、あるでしょうか・・・。手袋を被る・・・という人は
いないと思うのだけれど・・・。

 知れば知るほど、言葉と言うものも不思議な生き物であると思われてなりません。






 

三丁目の夕日的展示会

2005年12月06日 | 歴史
 今日も冷たくひえる一日でした。さすがに、もう、雪はなくなってました。

 さて、丸亀市立資料館では12月の11日まで、「暮らしの記憶展」--昭和を語る道具たちーーという展示会が開かれています。ここには昭和初期の古い家庭道具が集められ、「三丁目の夕日」風な雰囲気があふれておりました。

 映画に出てきたような氷冷蔵庫やテレビ、扇風機などが並べてありましたが、あの映画は昭和33年ごろだったと思いますが、こちらは戦前から戦中・・戦後あたりのものが集められておったようです。自動車もミゼットではなくて、オート三輪アキツ号は昭和24年製でした・・・。

 戦時下では金属が使えないために、陶製の茶釜とかキセル、湯たんぽ、手押しポンプなどが作られたようで、珍しい展示物でありました。

 昭和20年に終わった太平洋戦争から60年が過ぎ、その時代を生きた人たちの高齢化も進み、その時代を象徴した品物もしだいに姿を消しつつあります。

 この展示会では、戦前、戦中、戦後の暮らしで使われた道具などから、その時代の空気や激動の時代を生きた人々の思いなどを感じ、現代人が失ってしまったもの。忘れてはいけないものとは何か・・・を感じさせてくれるようです。



 

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