名古屋城の隣にある愛知県体育館の前にも、立派なイチョウの大木がある。それほど古木ではないと思うが、枝がかなり広がっているので、黄葉は立派で見応えがあると思う。
名古屋城の隣にあるとは言っても、場所は外堀より内側であり、このイチョウの木の直ぐ後ろは二の丸あたりであるので、名古屋城のイチョウと言ってもいいのかもしれない。名古屋城にはもう1本、どこかに大きなイチョウの古木があるそうだが、目立つはずなのに、どうも場所がよく判らない。
名古屋城東門の近くにある二の丸東庭園の芝生広場の真ん中に1本だけ立っているイチョウの木である。なぜ斜めに傾いているのかは判らないが、たぶん台風の被害を受けてそのままになっているのだろう。幹は高さの割には結構太く、枝は新しく芽吹いてきた若木のように思われた。
なお、織田信長誕生の城とされる昔の那古野城(なごやじょう)は、後の名古屋城二の丸の位置にあったそうだから、ちょうどこのイチョウの木があるあたりであろうか。