江原ひであき

新社会党

戦争を招く幼児政治。東京大空襲展。集金。

2006-07-12 | Weblog
戦争を招く幼児政治。
 敵基地攻撃論の危険性を東京が書いた。社説では「専守防衛の信を損なう」として書いているが、いまひとつ「社説」としては迫力に欠ける。憲法に違反する行為だからすべきではない、といった社の主張がない。

 一面下段の“洗筆”氏が突っ込んで書いている。曰く、「自民党のタカ派」の山崎拓氏が“論座”8月号で“自民党などに「核武装論まで含めて‘浅慮’な‘タカ’の増殖憂える。と言ったという。
 また、元防衛庁長官の石破茂さえも、あまりにも声高な「タカ」の強硬姿勢を案じ、「こちらから攻めていく能力はもともと政治判断として与えられていない」と言い切った、という。

 さらに、24面で「敵地攻撃論 再燃の背景」として“戦略なき人気取り!?”・・自民総裁選に連動・・とある。大きな見出しだけでもおおよその内容が想像できるが1、2を紹介しておこう。
 「効果の裏付けは軍事的にない」。軍事評論家の神浦元彰氏は“技術的には裏付けがない”として、たとえば日米が偵察衛星などを駆使してもミサイルの所在を確認できるのは“テボトン”だけだ、という。また、これは「情報戦の一環」、と説人もいる。またある人は「状況を冷静に把握し、国をどう守るのかという戦略上の議論ではなく、目先の人気取り狙いでタカ派な言説を振りまいているのだ」。さらには、「こうした一連の強硬論は、自民党総裁選で阿部氏を応援する動きに連動している」、と言っている。

 このような現況に対して政治評論家の“森田実”が怒っている! 「冗談じゃない!自民党の総裁選程度のことで、国民の生命がかかった火遊びをされてはかなわない」。そして、さらに 「いまの動きは端的にいえば、戦争をやろういうことで、国民の生命を軽んじる驚くべき幼児の政治が始まった」、と。

 いま、軍事や政治の評論家が、軽薄な政治家の言動を怒ってくれるのはありがたいが、いま一歩踏み込んで“辞職”や“罷免”を要求すべきなのだ。


講演:東京大空襲と平和憲法。 
 地元の「新社会」集金をしてから、女房と一緒に東京大空襲と平和憲法についての絵画展と講演を聴きにいった。大分遅れて行ったので全体像がつかめないが体験者のお話は想像を絶する地獄だったことが分かる気がする。