NHKドラマでヒットし、映画化されただ今公開中の「外事警察」。
テレビは見ないと言いながら、ちゃっかり「NHKオンデマンド」でドラマ版観ました。
機会があったら劇場で映画版観たいですね。
で、このリアルな国内スパイものの原作者は麻生幾先生。
出世作は「戦線布告」。
文庫本でも分厚い2冊でかなり長いんですが、面白すぎてバンバン読めます。
今から15年くらい前の小説なんですが、初めて読んだ時の衝撃は今でも忘れません。

時代はちょうど、小泉内閣誕生前夜の日本。原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着(座礁だったけかな?)。対戦車ロケット砲で武装した特殊部隊十一名が密かに上陸、逃走して、警察官2名、地元住民1名のが殺害されるんだけど、とても福井県警の手に負えないわけ。
そこで、警視庁のSATが出撃。しかし、全く歯が立たず。
ついに、首相は自衛隊の出動を命令。
けど、官僚やら周りの取り巻きたちが「法整備が出来てない」とかなんとか理屈をこねまわして、自衛隊は武力行動に出れないだけでなく、犠牲者が次々と出ていくことに・・・・・
これと並行して、外事警察たちが、日本で暗躍する北朝鮮の工作員たちを追うストーリーが同時進行するんだけど、この手に汗握るサスペンスと、全くダメな日本の「危機管理能力」にハラハラしっぱなし。
しかし、この、麻生幾先生、どこでこんなにリアルな資料手に入れたのか、もう緻密な描写で説得力が違います。
文章もさることながら、図解入りで更にわかりやすい。


これ読むとね、日本の危機管理ってこんなにダメだったのかって痛感できます。
まぁ15年たった今では「有事法制」等幾分かは整備されマシなったとはいえ、それでも自衛隊の運用はまだまだらしいです。
それをハッキリと証言しているのが、あの「田母神俊雄」元航空幕僚長。

田母神閣下は最近公開されたハリウッド映画「バトルシップ」を例にとり、祖国だけでなく地球そのものが危機になっても自衛隊は米軍と一緒に戦えない(集団的自衛権の行使の禁止)というわけ。
皆さん、「バトルシップ」はごらんになりましたか?
リムパック演習(映画から)
ハワイ沖でリムパック演習(西側同盟国軍の環太平洋合同演習)中、エイリアンに攻め込まれ、次々と艦船が攻撃を受け沈められていきます。で米駆逐艦を助けようとする、自衛隊のイージス護衛艦「みょうこう」。
結局、「みょうこう」も沈められるのですが、ナガタ艦長は米駆逐艦の指揮を取り大活躍。
日米の協力で見事エイリアンを撃退というまさに荒唐無稽なお話。
閣下によれば日本は「国際法上の集団的自衛権を保有しているが、行使することは憲法上許されない-というまことに奇妙な政府解釈が閣議決定された(昭和56年)」とのこと。
自衛官ナガタ艦長(浅野忠信)
従って、「バトルシップ」のような事態になっても「米海軍の艦船が攻撃されても我が自衛隊は傍観しているだけなのである。」だそうだ。
で、最後にこう結ぶ。
「(映画を)実は私はまだ観ていない。この映画の荒唐無稽さが怖いのである。(略)エイリアンが攻めてくるのが荒唐無稽なのではない。ハワイ沖で自衛官が活躍することが荒唐無稽なのである。」
(大活躍する自衛官)
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話が小説「戦線布告」から大きくそれちゃいましたが、この「日米集団的的自衛権」等の問題といい、ありとあらゆる有事に備えておかなければ、そう、遠くない将来日本は相当ピンチに陥るような気がします。
最近も「福島第一原原発」では全くダメダメな「危機管理」を露呈しちゃいましたが、この小説のような事態が無いとも限りません。
だって若い将軍様が行き詰まった国政の不満を外部に向けるため、ヤケクソになって、福井の原発銀座を占拠することって、本当にあるかもしれません。
テレビは見ないと言いながら、ちゃっかり「NHKオンデマンド」でドラマ版観ました。
機会があったら劇場で映画版観たいですね。
で、このリアルな国内スパイものの原作者は麻生幾先生。
出世作は「戦線布告」。
文庫本でも分厚い2冊でかなり長いんですが、面白すぎてバンバン読めます。
今から15年くらい前の小説なんですが、初めて読んだ時の衝撃は今でも忘れません。

時代はちょうど、小泉内閣誕生前夜の日本。原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着(座礁だったけかな?)。対戦車ロケット砲で武装した特殊部隊十一名が密かに上陸、逃走して、警察官2名、地元住民1名のが殺害されるんだけど、とても福井県警の手に負えないわけ。
そこで、警視庁のSATが出撃。しかし、全く歯が立たず。
ついに、首相は自衛隊の出動を命令。
けど、官僚やら周りの取り巻きたちが「法整備が出来てない」とかなんとか理屈をこねまわして、自衛隊は武力行動に出れないだけでなく、犠牲者が次々と出ていくことに・・・・・
これと並行して、外事警察たちが、日本で暗躍する北朝鮮の工作員たちを追うストーリーが同時進行するんだけど、この手に汗握るサスペンスと、全くダメな日本の「危機管理能力」にハラハラしっぱなし。
しかし、この、麻生幾先生、どこでこんなにリアルな資料手に入れたのか、もう緻密な描写で説得力が違います。
文章もさることながら、図解入りで更にわかりやすい。


これ読むとね、日本の危機管理ってこんなにダメだったのかって痛感できます。
まぁ15年たった今では「有事法制」等幾分かは整備されマシなったとはいえ、それでも自衛隊の運用はまだまだらしいです。
それをハッキリと証言しているのが、あの「田母神俊雄」元航空幕僚長。

田母神閣下は最近公開されたハリウッド映画「バトルシップ」を例にとり、祖国だけでなく地球そのものが危機になっても自衛隊は米軍と一緒に戦えない(集団的自衛権の行使の禁止)というわけ。
皆さん、「バトルシップ」はごらんになりましたか?

ハワイ沖でリムパック演習(西側同盟国軍の環太平洋合同演習)中、エイリアンに攻め込まれ、次々と艦船が攻撃を受け沈められていきます。で米駆逐艦を助けようとする、自衛隊のイージス護衛艦「みょうこう」。
結局、「みょうこう」も沈められるのですが、ナガタ艦長は米駆逐艦の指揮を取り大活躍。
日米の協力で見事エイリアンを撃退というまさに荒唐無稽なお話。
閣下によれば日本は「国際法上の集団的自衛権を保有しているが、行使することは憲法上許されない-というまことに奇妙な政府解釈が閣議決定された(昭和56年)」とのこと。

従って、「バトルシップ」のような事態になっても「米海軍の艦船が攻撃されても我が自衛隊は傍観しているだけなのである。」だそうだ。
で、最後にこう結ぶ。
「(映画を)実は私はまだ観ていない。この映画の荒唐無稽さが怖いのである。(略)エイリアンが攻めてくるのが荒唐無稽なのではない。ハワイ沖で自衛官が活躍することが荒唐無稽なのである。」

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話が小説「戦線布告」から大きくそれちゃいましたが、この「日米集団的的自衛権」等の問題といい、ありとあらゆる有事に備えておかなければ、そう、遠くない将来日本は相当ピンチに陥るような気がします。
最近も「福島第一原原発」では全くダメダメな「危機管理」を露呈しちゃいましたが、この小説のような事態が無いとも限りません。
だって若い将軍様が行き詰まった国政の不満を外部に向けるため、ヤケクソになって、福井の原発銀座を占拠することって、本当にあるかもしれません。