<TOP10>
■Ally Kerr / Off The Radar <MySpace>
■Attic Lights / Friday Night Lights <MySpace>
■Chris Walla / Field Manual <MySpace>
■David Mead / Almost and Always <MySpace>
■Denison Witmer / Carry The Weight <MySpace>
■Jason Mraz / We Sing. We Dance. We Steal Things. <MySpace>
■Matthew Sweet / Sunshine Lies <MySpace>
■Nada Surf / Lucky <MySpace>
■Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul <MySpace>
■Sloan / Parallel Play <MySpace>
(ABC順。今年発売されたオリジナル・アルバムに限っています。リイシューや企画もの、カバーアルバムなどは除外。また大御所アーティストは外しています。)
<レビュー>
□Ally Kerr / Off The Radar
シングルの曲 "Could Have Been A Contender" がすごく良くて「これはアルバムも期待大」と思って聴いたらやっぱり良かった。いかにもグラスゴーらしいギターポップが鳴らされていて、それこそ、そんなバンドやアーティストばかり追いかけてた頃を思い出させてくれました。流行りものじゃないからこそ、いつでも聴けるんです。。
□Attic Lights / Friday Night Lights
聴いてみての最初の感想は「懐かしい」でした。前述のAlly Kerr同様、音楽を聴き始めた頃のことを思い出させてくれます。もう体に沁み付いちゃってるんですね。こんな音が自分は好きなんだなぁと。メジャーからのリリースで国内盤はまだのようですが、こんなバンドがきちんと売れるような音楽業界であってほしいです。。
□Chris Walla / Field Manual
本家のDeath Cab For Cutieと迷いましたが、もうここまで来たら好みの問題かと思ってソロの方にしました。本家よりもギターロック的、むしろNada Surfに近い感じ。さすがプロデュース業もこなすだけあってサウンドプロダクション、アレンジなどは秀逸。本家では出来ないことを好きなようにやってる感もあります。。
□David Mead / Almost and Always
今回もBrad Jonesがプロデュース、そしてほとんどの楽曲をSwan DiveのBill Demainとのコラボレーションによって制作された作品です。最初聴いた時は「地味だなぁ」と思ってしまったんですが、何回も聴き重ねるうちに「とんでもなく美しいアルバム」だと気付かされました。たびたび言われているように音への集中力が半端じゃなくスゴイ。それをサポートするBrad Jonesの手腕も相変わらずスゴイ。歌い方もさらに感情豊かになっていてスゴイ。年々彼に期待するハードルが上がっていってるんですが、必ず超えていってしまうのでスゴイ。。
□Denison Witmer / Carry The Weight
「プレイリスト。」の記事でも述べましたが、噂通りの良盤でした。やっぱり楽曲のメロディーが素晴らしい。だからアレンジがシンプルでも聴かせるチカラがある。ボーカルも良いです。黄色いジャケットもアルバム内容の温かさを表しているようで好きですね。これからがますます楽しみ。。
□Jason Mraz / We Sing. We Dance. We Steal Things.
2nd発売後の休養は大正解だったようです。話題のシングル "I'm Yours" ももちろん良い曲ですが、個人的には1曲目の "Make It Mine" でやられました。軽快なリズムとホーンアレンジがなんとも心地良いです。もちろんその他の曲も、恒例の早口ボーカル曲やじっくり聴かせるバラードなど多彩で聴きどころが多い。Colbie CaillatやJames Morrisonの参加が話題のようですが、地味にDan Wilsonも1曲共作しています。プロデュースはMartin Terefe。後で出てきますが今年はRon Sexsmithの新作も彼のプロデュースです。。
□Matthew Sweet / Sunshine Lies
こういうMatthew Sweetを待ってました。本人は元祖パワーポッパーと言われることに対してどう思っているのか知る由もありませんが、これぞパワーポップですね。Rick Menk(Velvet Cruch)、Gres Leisz、Ivan Julian(Richard Hell & The Voidois)、Richard Lloyd(Television)という、いつもの最強布陣で作られたわけで、強靭なバッキングに支えられ暴れまくるハードなギター、それにかぶさる甘いボーカルとコーラスワークが「らしい」です。。
□Nada Surf / Lucky
いつまでたっても来日が実現しないバンドですが、相変わらず届けてくれるのは聴く者に来日を諦めさせないくらいのチカラを持ったアルバムです。哀愁のメロディーとそれを歌うボーカルの声がどうしようもなく感動させてくれるわけで、後半にかけて楽曲を盛り上げていく力量はさすが。ボーナスディスクの4曲も、特にロックした曲が良いです。。
□Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
この人はいつも完成度が高すぎます。今回は前述のJason Mrazと同じくMartin Terefeをプロデューサーに迎えて、ロンドンとキューバでレコーディング。この組み合わせはよくMitchell Froomとのコンビと比較されるようですが、個人的には (こう言ってしまえば元も子もないですが) どっちも最高です。それぞれに特徴があるんですが、基本的に元の楽曲が良ので、よりRon Sexsmith本人のイメージを実現させるのに適したプロデューサーを選んでるんだと思います。だから今回はソウル色を出すためにMartin Terefeだったと。一度でいいからこの人の「駄作」を聴いてみたい。。
□Sloan / Parallel Play
いつものSloanなんですけどね。でも新作出るたびにアルバム1枚通して聴けちゃうんです。これってスゴイことだと思います。今回も13曲入りで40分無いし、メドレー形式の曲のつなぎ方だし、メンバー4人それぞれが曲を書き歌っています。今までとやり方は変わっていません。でも毎回ドキドキしながら聴けちゃうんです。良い歌なんです。。
<あとがき>
というわけで、今年はこんな感じになりました。選んだ10枚はもちろんどれも素晴らしいアルバムですが、あくまで個人的な感想を言えば「今年は断トツでこれだ!」っていうアルバムが無かったような気がしてます。もちろん気になりつつも購入できてないアルバムもあって、要は聴いてないだけなんですけども、それでも昨年のJason FalknerやJosh Rouseといったものに匹敵するようなものに出会えなかったかなぁと漠然とですが思っています。多分、思い入れの差なんでしょうけども。。
2008年は少々新譜を追いかけすぎたかな?という気がしてます。前述したように購入できてないものもたくさんあるんですが、だからと言って新譜を追いかけすぎて、昨年、一昨年、さらにその前からずっと気になってたアルバムをほとんど買えていないのはどうなんだろうと思いました。なので2009年は旧譜、過去の作品に比重を置いていけたらいいなと思います。そんなこと言ってる年に限って、気になる新譜がいっぱい出たりしそうなんですが。笑
今年は個人的にいろいろあったりして、このブログも一時期中断したりもしました。それでも相変わらずアクセスしにきてくれている人達がいて非常に感謝です。ありがとうございます!来年も変わることなくこの調子でやっていこうと思ってますので、ぜひぜひよろしくお願いします。それではよいお年を。。
■Ally Kerr / Off The Radar <MySpace>
■Attic Lights / Friday Night Lights <MySpace>
■Chris Walla / Field Manual <MySpace>
■David Mead / Almost and Always <MySpace>
■Denison Witmer / Carry The Weight <MySpace>
■Jason Mraz / We Sing. We Dance. We Steal Things. <MySpace>
■Matthew Sweet / Sunshine Lies <MySpace>
■Nada Surf / Lucky <MySpace>
■Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul <MySpace>
■Sloan / Parallel Play <MySpace>
(ABC順。今年発売されたオリジナル・アルバムに限っています。リイシューや企画もの、カバーアルバムなどは除外。また大御所アーティストは外しています。)
<レビュー>
□Ally Kerr / Off The Radar
シングルの曲 "Could Have Been A Contender" がすごく良くて「これはアルバムも期待大」と思って聴いたらやっぱり良かった。いかにもグラスゴーらしいギターポップが鳴らされていて、それこそ、そんなバンドやアーティストばかり追いかけてた頃を思い出させてくれました。流行りものじゃないからこそ、いつでも聴けるんです。。
□Attic Lights / Friday Night Lights
聴いてみての最初の感想は「懐かしい」でした。前述のAlly Kerr同様、音楽を聴き始めた頃のことを思い出させてくれます。もう体に沁み付いちゃってるんですね。こんな音が自分は好きなんだなぁと。メジャーからのリリースで国内盤はまだのようですが、こんなバンドがきちんと売れるような音楽業界であってほしいです。。
□Chris Walla / Field Manual
本家のDeath Cab For Cutieと迷いましたが、もうここまで来たら好みの問題かと思ってソロの方にしました。本家よりもギターロック的、むしろNada Surfに近い感じ。さすがプロデュース業もこなすだけあってサウンドプロダクション、アレンジなどは秀逸。本家では出来ないことを好きなようにやってる感もあります。。
□David Mead / Almost and Always
今回もBrad Jonesがプロデュース、そしてほとんどの楽曲をSwan DiveのBill Demainとのコラボレーションによって制作された作品です。最初聴いた時は「地味だなぁ」と思ってしまったんですが、何回も聴き重ねるうちに「とんでもなく美しいアルバム」だと気付かされました。たびたび言われているように音への集中力が半端じゃなくスゴイ。それをサポートするBrad Jonesの手腕も相変わらずスゴイ。歌い方もさらに感情豊かになっていてスゴイ。年々彼に期待するハードルが上がっていってるんですが、必ず超えていってしまうのでスゴイ。。
□Denison Witmer / Carry The Weight
「プレイリスト。」の記事でも述べましたが、噂通りの良盤でした。やっぱり楽曲のメロディーが素晴らしい。だからアレンジがシンプルでも聴かせるチカラがある。ボーカルも良いです。黄色いジャケットもアルバム内容の温かさを表しているようで好きですね。これからがますます楽しみ。。
□Jason Mraz / We Sing. We Dance. We Steal Things.
2nd発売後の休養は大正解だったようです。話題のシングル "I'm Yours" ももちろん良い曲ですが、個人的には1曲目の "Make It Mine" でやられました。軽快なリズムとホーンアレンジがなんとも心地良いです。もちろんその他の曲も、恒例の早口ボーカル曲やじっくり聴かせるバラードなど多彩で聴きどころが多い。Colbie CaillatやJames Morrisonの参加が話題のようですが、地味にDan Wilsonも1曲共作しています。プロデュースはMartin Terefe。後で出てきますが今年はRon Sexsmithの新作も彼のプロデュースです。。
□Matthew Sweet / Sunshine Lies
こういうMatthew Sweetを待ってました。本人は元祖パワーポッパーと言われることに対してどう思っているのか知る由もありませんが、これぞパワーポップですね。Rick Menk(Velvet Cruch)、Gres Leisz、Ivan Julian(Richard Hell & The Voidois)、Richard Lloyd(Television)という、いつもの最強布陣で作られたわけで、強靭なバッキングに支えられ暴れまくるハードなギター、それにかぶさる甘いボーカルとコーラスワークが「らしい」です。。
□Nada Surf / Lucky
いつまでたっても来日が実現しないバンドですが、相変わらず届けてくれるのは聴く者に来日を諦めさせないくらいのチカラを持ったアルバムです。哀愁のメロディーとそれを歌うボーカルの声がどうしようもなく感動させてくれるわけで、後半にかけて楽曲を盛り上げていく力量はさすが。ボーナスディスクの4曲も、特にロックした曲が良いです。。
□Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
この人はいつも完成度が高すぎます。今回は前述のJason Mrazと同じくMartin Terefeをプロデューサーに迎えて、ロンドンとキューバでレコーディング。この組み合わせはよくMitchell Froomとのコンビと比較されるようですが、個人的には (こう言ってしまえば元も子もないですが) どっちも最高です。それぞれに特徴があるんですが、基本的に元の楽曲が良ので、よりRon Sexsmith本人のイメージを実現させるのに適したプロデューサーを選んでるんだと思います。だから今回はソウル色を出すためにMartin Terefeだったと。一度でいいからこの人の「駄作」を聴いてみたい。。
□Sloan / Parallel Play
いつものSloanなんですけどね。でも新作出るたびにアルバム1枚通して聴けちゃうんです。これってスゴイことだと思います。今回も13曲入りで40分無いし、メドレー形式の曲のつなぎ方だし、メンバー4人それぞれが曲を書き歌っています。今までとやり方は変わっていません。でも毎回ドキドキしながら聴けちゃうんです。良い歌なんです。。
<あとがき>
というわけで、今年はこんな感じになりました。選んだ10枚はもちろんどれも素晴らしいアルバムですが、あくまで個人的な感想を言えば「今年は断トツでこれだ!」っていうアルバムが無かったような気がしてます。もちろん気になりつつも購入できてないアルバムもあって、要は聴いてないだけなんですけども、それでも昨年のJason FalknerやJosh Rouseといったものに匹敵するようなものに出会えなかったかなぁと漠然とですが思っています。多分、思い入れの差なんでしょうけども。。
2008年は少々新譜を追いかけすぎたかな?という気がしてます。前述したように購入できてないものもたくさんあるんですが、だからと言って新譜を追いかけすぎて、昨年、一昨年、さらにその前からずっと気になってたアルバムをほとんど買えていないのはどうなんだろうと思いました。なので2009年は旧譜、過去の作品に比重を置いていけたらいいなと思います。そんなこと言ってる年に限って、気になる新譜がいっぱい出たりしそうなんですが。笑
今年は個人的にいろいろあったりして、このブログも一時期中断したりもしました。それでも相変わらずアクセスしにきてくれている人達がいて非常に感謝です。ありがとうございます!来年も変わることなくこの調子でやっていこうと思ってますので、ぜひぜひよろしくお願いします。それではよいお年を。。
そして、お久しぶりです。
私のベストと一緒のはJason Mrazだけですが、昨年このアルバムには本当に癒されました。
私は、「Love For A Child」に心打たれました。
Nada Surfはヨーロッパでの人気が高いのでしょうか・・・旅先で見たMTVで頻繁に流れていて、特集番組もやっていました。
新譜を追わずにいられないという気持ち、わかります。
でもいい作品に出会えたなら、それはそれで大正解です!
それでは、今年もよろしくお願い致します♪
10枚のラインナップ、なるほどなぁ・・・という感じで、それぞれのコメントを見させてもらいました。
うちのベストの10枚と被りそうなのは、今年は2~3枚かなぁ。
まあ、まだ決めかねているので、どうなるか分かりませんが。
ひれ伏してしまうような名盤がなかったというのは、私も同じで、2009年はそうでなければ良いなぁ~と願っています。
選に入っている盤で聴いていない物もあるので、今後のチェック対象にさせてもらいますね。
David Meadは発注済みなんですけど、同時に発注したブツの入荷が遅れていて、一括で発送を・・・と思っているうちに年を越してしまって。
では、今年もよろしくです。
あ、『この10枚の選には漏れたけど、これは良かった』的なのがあれば、その辺も次の記事辺りでこっそり書いてくれれば参考になります。
旧譜についても、お願いしときます。
gbyさんのベストと2枚かぶりですがリストを見るとなんか納得の感じがします。Ally KerrやDavid Meadなどいくつか聴きたくて聴けてないものがあるので今年の楽しみにします。Jason Mrazもライブがとても良くてCD買おうと思いつつ年が明けてしまったな。
とにかく今年もヨロシクお願いします。
m(_ _)m 今年もよろしくお願い致します。
(δОω〇)ハッ!
一貫してメロディにこだわったベストになってますなッ!(゜u゜)
ロン・セクスミスって驚くほどデビューから完成されてましたよね!。
アリー・カーはやはりグラスゴーの正統な流れですね!ボクも大好きです。
あ!アティック ライツはボクも買わないとダメみたいですな!(笑)
σ(^&^;)。。。
明けましておめでとうございます。
bloomさんのベストも拝見させていただきました。今回のJason Mrazはホントに良いですよね。「Love For A Child」もめちゃくちゃ泣けますし。DVD付も気になります。
旅日記の方も楽しく読ませていただいてます!Nada Surfは確かヨーロッパで人気が高かったはずです。日本と違ってよくツアーもしてるようですし。笑 でも特番が組まれる程とは知りませんでした。
>Melodyさん
明けましておめでとうございます。
David Meadはぜひじっくり聴いてほしいです。
ほんと地味ですが沁みます。笑
ベストから漏れたものや旧譜に関しては、ちょうど購入履歴という形で記事にしようかと思ってたんで良いタイミングでした。かなり簡単ですが参考になれば幸いです。あとあともうちょっと詳しく書きますので。笑
Melodyさんのベストも楽しみにしていますよ!
>pleasegotomeさん
明けましておめでとうございます。
Ally KerrのしろAttic Lightsにしろ、ほんとに僕の好きなグラスゴーの象徴みたいな音を出してくれてるんで安心して聴けます。
現在、The Major Labelsをどうやって入手するか考え中です。Mike Violaみたいに奇跡の国内盤発売にならないものか・・・無理でしょうね。笑
>ドラム猫さん
明けましておめでとうございます。
はい、メロディーにこだわってます。笑 音楽に限らず、哀愁を帯びたものが好きなんです。
Attic Lightsは一度聴いてみてください。こちらもAlly Kerrに負けず劣らずグラスゴー的なギターポップを鳴らしています。
ドラム猫さんのベストはどうなるのか?興味津々です。
それでは、みなさんにとって素晴らしい1年になることを願って、今年もよろしくお願いいたします!!