五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2018・6・24

2018-06-25 09:07:41 | 日記
夕べのSちゃんとの二年ぶりの再会の余韻がまだ続いている。一時半過ぎにタクシーに乗る彼女を見送った後、メールのやりとりを交わして寝たのが三時近くだった筈だ。それなのに五時過ぎには、彼女がまだ店に残っているような錯覚にとらわれて目が覚めてしまう。そこからはもう眠れない。シャワーを浴びながら俺は21歳の女子大生と二人きりになって三時間近くどんな話をしたのだろうと思い返してみるけど、殆ど覚えてない。歯学部の実習で解剖をやったこと、学内のミスコンに出たこと、ゴルフを始めたこと…それだけは辛うじて覚えているけど、それだけで三時間持つわけがない。一体俺は何を喋って、何を聞いていたのだろう。大体、Sちゃんは俺に何を求めに来てくれたのだろう?そして俺も、孫娘のNちゃんと三歳しか違わない彼女に何を求めているのだろう?でも、そんなことはどうでもいいか?70歳の老人と21歳の女子大生が三時間にしろ奇跡的に時を過ごしたことだけが「文学的」なのだ。そして、そんな浮かれている朝でも老老ブレックファーストは待っている。今日のメニューは、一昨日の焼き鮭の残り、納豆、海苔、なすの漬け物、しめじの味噌汁。食後は昨日途中まで見ていた「帰って来た時効警察・最終回」(脚本監督・三木聡)を見た後、芝居の案内葉書の添え書きをする。開演までに三週間を切った。月曜日に投函してギリギリだ。女子大生に浮かれて夢うつつになっている時ではない。老老ディナー(五目焼き飯、野菜盛り沢山スープ)までに150枚添え書きして来場を乞う。昨日と数日前の分合わせて250枚(料金は20500円)。これでどれだけの方々が来て下さるのだろう?食後は仮眠30分で「西郷どん」(脚本・中園ミホ)を見る。終わったのが8時45分。このままダラダラと夜を過ごすのが哀しくて、おそらくW杯を見てしまって俄かナショナリストになるのを嫌悪して、街に出る。何処にいく?そう、六本木ヒルズ。今から急げば9時20分上映の評判の映画「焼肉ドラゴン」を見ることが出来る。凄いね、東京生活は。部屋を出てから30分で見たい映画をスクリーンで見ることが出来てしまうなんて。そして2時間後、俺は映画館を出る。ヒルズ前のけやき坂から旧テレ朝通りを経て広尾から天現寺への30分かけての夜の散歩。日本映画をよく見ているいつも妖しい魅力を振りまく歯科医のSさんに電話して「焼肉ドラゴン」について話したいと思ったら、彼女の方からメールを貰う。まだ歯学部学生のSちゃんと現役デンティストのSさん、俺は今日デンティストについている。★テアトロジャージャン第13回公演「櫻と桃の物語~リテイク2018夏~」(7月13日~16日、作演出・桃井章、出演・水沢有美、岸本敏伸、小松杏)★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。、
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