【ガカイモ・蘿摩・鏡芋】ガガイモ科ガガイモ属
すっかりお馴染みになったガガイモですが、3年前まではその存在すら知らなかったんですよね。
隔世の感がありますなぁ。
九州以北の日本各地など東アジア一帯が原産の、蔓性の多年草です。
名前の由来等、詳細は、昨年の記事「小さな舟に乗って」を参照ください。
初対面を果たした場所で、3年続けて見てきましたが、今年はあれれってことになってました。
おじさんが頭をひねったのは、花色なんですよ。
ガガイモにはいくつかの花色があります。
赤いでしょう? それも濃い赤色系です。
昨年、一昨年と見てきましたが、これまでは白花だったんですよ。
論より証拠、お見せいたします。
07/8/12
全然違うでしょう?
もともと白花だけのところに、赤花のガガイモがやってきたんでしょうか。
赤と白の花が混在してるのなら、それもわかるのですけどね。
この場所の株のすべてが、赤い花を咲かせているんですよ。
この1年の間に白花の遺伝子が変異し、赤色に変わったとはてとも思えないしね。
マイ花マップのガガイモに、一体何が起きたんでしょうか。
謎です。
ガガイモと言えばユニークな実の存在です。
一昨年は青い実を見ることはできましたが、昨年は実を確認することすらできませんでした。
今年はね・・・
取り敢えず、青い実が生っているのを確認することはできたのですけどね。
問題はこの先です。
このまま育って白い綿毛を飛ばすシーンを見ることができるのかどうか、神のみぞ知る領域です。
この場合の神とは、公園を管理する作業員のかたたちなんですけどね。
綿毛の飛び出したあとに残る小さな舟が、おじさんの手元に届きますように。
同じくガガイモ科の、こちらも紹介いたします。
【ヤナギトウワタ・柳唐綿】ガガイモ科トウワタ属
北米原産の多年草です。
耐寒性のある宿根草で木質化し、50~80㎝ほどの低木状態のものが見られます。
種子からも育てることができるの、1年草として扱われていることもあるようです。
黄色とオレンジのツートンカラーで、暑い夏の間にも元気に咲いています。
花色は黄色一色のものもありますよ。
9月のある日、弾けた莢から冠毛の付いた種子が顔を出しているの見かけました。
今年はガガイモ科の綿毛飛ばしを、ブルースターについで見ることができました。
これって、幸先のいい兆候ですよ。
2度あることは3度あるって、昔の人は言ってるよね。
その伝で言えばです、ガガイモの綿毛も、是非ともと願っております。
ちょっと嫌なことが頭をよぎっちゃったよ。
もしかして3度目にフウセン○○がくる可能性があるな。
あそことあそこと、あそこ・・・
近寄らないようにしようっと。
「ヤナギトウワタ・柳唐綿」の名前の由来はこの綿毛を見ていただくと分かりやすいですよね。
葉が柳の葉っぱに似ていることと、「唐綿」は「唐」は中国という意味ではなく、広く「外国」を指しますので、「柳に似た葉の唐(外国)からきた綿のような冠毛のある種子を持つ植物」という意味になりますかね。
道路脇の植栽のなかで、花壇から飛び出してきて自生しているヤナギトウワタを見かけることがあります。
そのうち、街中で見かけることが多くなるのかな。