goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

蝋梅さま、参る

2009年01月18日 | 09 花たち


数日前には、土曜日は15℃の予報だったので大いに期待していたんだけど、前日予報で示された数字は10℃。
おいおい、5℃も下がっちゃうのかよと突っ込みを入れておりましたが、当日は10℃よりは上がった模様です。
マイカーを飛ばしていてわかります。
ほとんど風もありませんでしたしね、自転車を漕いでいると薄っすら汗ばむほどで、上着のジッパーを下げて温度調節しながら、目的地を目指しました。

今回の目的はロウバイの花訪ねること、この一点です。
ターゲットは皇居方面。


脇目もふらず蝋梅のもとへ、

いざいざ参る~~


最初に断っておきます。
今回の記事中「ロウバイ・蝋梅」と何度も叫んでおりますが、限定した本家のロウバイのことじゃなく、ソシンも含め、ロウバイの仲間たちのことだと思ってくださいね。

ロウバイの花は、今期すでに何回もアップしています。
ロウバイ、ソシンロウバイ、マンゲツロウバイの違いについても、「蝋梅ありき」のタイトルで記事にしちゃいましたしね。
数ヶ所で出会ったロウバイたちの姿、はっきり憶えています。

なのにです、未だきちんとしたロウバイを見ていないとの思いがくすぶり続けけておりましてね、是が非でも会いたいとの思いでこの1週間を過ごしました。

そこなんです、くすぶり続けていたんです。
何故そんなことになったのかは、わかっています。
マイ花マップ登録のロウバイたちは、気軽に顔を出せるようなところには無いんです。
わが町にロウバイが無いことは、致命的です。

差し障りがあるといけませんので、
「おじさんが納得出来るようなロウバイの木は無い」と、
一言付け加えておきましょうかね。

ロウバイを求めて彷徨った2年前のことは、「蝋梅行脚」で確認してみてください。
おじさんがどれほど蝋梅を求め続けていたか、わかっていただけるはずです。

それにつけてもです、どうして代々木公園にも明治神宮にもロウバイの木が無いんだろう・・・

恋愛患者のように、ロウバイのことを思い続けた1週間でした。

ということで、会ってきましたよ、ロウバイの花に。



【ロウバイ・蝋梅】ロウバイ科ロウバイ属

今期新しい出会いを果たし、即マイ花マップに登録した日比谷公園のロウバイです。
おじさんが過去に出会ってきたロウバイのなかで、最大最高のロウバイです。
樹高も3mほどありますし、地面から生えている枝数も最大です。

前回は開花したばかりで1部咲きでしたのでね、花数は淋しかったけど、今回はご覧の通り、バッチシです。
満開宣言してもいいんだけど、一応9部咲きということで。


         ジャストタイミング~~

溜息ものです


肉厚の花びらなんだけど透明感があり、名前の由来とも言われる花びらの蝋質感も、画像から見て取れますよね。
花色が蜜蝋の色に似ているのも、名前の由来のひとつです。
英名の「Winter sweet」も、いい響きですね。

そうそう、「蝋梅」と名前の字に「梅」が使われていますので、梅の仲間だと未だに誤解している発言をつい最近聞きましたのでね、改めて正しておきますね。
ウメバラ科ロウバイロウバイ科ですのでね、両者には縁も所縁もありません。
はっきり言って他人です。

「梅」の字が当てられている花は数多くあります。
梅の花に似ていることに由来する場合と、「美しい花」の意味で○○梅と付けられているケースがあります。
蝋梅の場合は、あきらかに「美しい花」の意味でしょうね。


いかがでしたか、蝋梅の魅力、伝わりましたかね?
素晴らしいでしょう?
香りをお届けできないのが、まことに残念です。

出かけて来た甲斐、ありましたよ。

これで恋愛成就しました。



PS こちら以外にもいくつかのロウバイとの出会いがありましたのでね、
別記事にして紹介いたします。


 


派遣村って、このあたりにあったのかな?