goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

順応性あり

2009年01月09日 | 09 花たち



【キダチアロエ・木立あろえ】 ユリ科(ツルボラン科)アロエ属

朱色がかったアロエの花が咲いているのは、12月の初め頃から目にしていました。
葉や茎を含め、株全体の印象に頑強さ感じられますので、この時期咲いていても逞しさを憶えます。

ありがたい花だよな、この時期に咲いてくれるのだからと、花の前を通るたびに頭が下がる思いで見ています。

あちこちで見かけてきましたが、今回紹介するアロエも、昨年「最強の民間薬」として紹介したのと同じ株のものに落ち着きました。
いえね、今年は別のところで見かけたアロエを紹介するぞとの意気込みは、あったんですよ。
見かけるたびにそこそこの枚数の写真は撮ってあるんですけどね、代々木八幡駅近くの、お蕎麦屋さんの軒下に植えられているこちら以上の株には、出会うことが出来ませんでした。

南アフリカ原産の常緑低木です。

日本にやってきたのは明治の初め頃だと言われているようですのでね、そんなに古い時代からあった植物とも言えませんね。
でも今や日本の風土に馴染みきってますよね。

もともとアロエは、環境に適応しやすい植物だと言われているようです。
ロシアでも栽培されているとの記述を見かけましたが、いくらなんでも露地植えは無理でしょうね。
東京でも雪を被ったあとは、多肉の葉が雪焼けしているのを見かけますのでね。

「アロエ」とはアロエ属の総称で、オランダ語の「Aloe」からきています。
日本で見かけるのは、ほとんどがこちらの「キダチアロエ」です。
ときたま「アロエ・ベラ」を見かけることがありますが、マイフィールドでは過去に2ヶ所でしか出会ったことはありません。

「キダチロカイ・木立蘆薈」との別名があるんだそうです。
「Aloe・アロエ」の「ロエ」に「蘆薈」の漢字を当てて、読みかたを変えて「ロカイ」にしたんだそうですが、こんなレトリックには頭を抱えてしまいます。

「医者いらず」との俗称こそ、この植物を端的に物語っていますよね。

海辺の花との刷り込みが、おじさんのなかで生き続けています。