「虚飾のビル」
涼しかったなぁ。随分楽だったわ。
それにしてもここ数日の天気の変化は、まるで日替わり定食だよ。
この時期はしょうがないんだよね。
女心と秋の空っていうじゃん。え?それって男心じゃないのかって?
やっぱり現在は、女心のほうがしっくりくるんじゃないの。
リーダーシップ握ってるのは、圧倒的に女性のほうだと思えるんだけど。
男はひたすら優しくするしかないようだよ。
ともあれ今日は、初秋を実感できる一日でした。
9月9日。
重陽の節句です。5節句の一つだよね。
1,3,5,7,9月の月日が重なる日のなかで、9月9日の節句ほど存在感の薄い日はないと思いませんか?
朝一番に、前夜菊の花に被せていた綿を集めて、露とともに菊の香りの移った綿で身体を拭いたりするって、枕の草子にあったように思うんだけど、この風習って一般的じゃないものね。
まわりでそんなことを話題にする人もいないし、マスコミ的にも、あんまり重陽の節句そのものを取り上げることも少ないよね。
ことほど左様に印象の薄い日なんだけど、どうしてなんだろう?
ほら、おじさん、ずっと花を追っかけてるじゃん。
それで思い当たったんだけど、まだ菊の花のシーズンじゃないんだよね。
夏の菊はちらほらあるんだけど、本格的な菊はまだまだです。
菊の開花は、日照時間と大きく関わってるんだよね。
日が短くなって、それに合わせて植物が開花する。
摂理です。
菊の花が咲いてないのに、露を集めることなんかできないもんね。
だからさ、重陽の節句は置き去りにされちゃったんじゃないの?
かなり無理のある、強引な結論です。
薀蓄ネタです。
「十日の菊」とは、役にたたないことの喩えです。
9日の菊の節句に1日遅れてしまったら、もうそれは役にたたない無用なものという意味です。
「六日の菖蒲」も、まったく同じ意味です。
「学級委員の選挙は、みんなが投票していたよね。」
神奈川県選管が今回の衆議院選挙にあたって、こんなキャッチフレーズのポスターを作ったんだって。
投票にいきましょうね。