goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

重陽の節句

2005年09月09日 | つぶやき…



「虚飾のビル」

涼しかったなぁ。随分楽だったわ。
それにしてもここ数日の天気の変化は、まるで日替わり定食だよ。
この時期はしょうがないんだよね。
女心と秋の空っていうじゃん。え?それって男心じゃないのかって?
やっぱり現在は、女心のほうがしっくりくるんじゃないの。
リーダーシップ握ってるのは、圧倒的に女性のほうだと思えるんだけど。
男はひたすら優しくするしかないようだよ。
ともあれ今日は、初秋を実感できる一日でした。

9月9日。
重陽の節句です。5節句の一つだよね。
1,3,5,7,9月の月日が重なる日のなかで、9月9日の節句ほど存在感の薄い日はないと思いませんか?

朝一番に、前夜菊の花に被せていた綿を集めて、露とともに菊の香りの移った綿で身体を拭いたりするって、枕の草子にあったように思うんだけど、この風習って一般的じゃないものね。
まわりでそんなことを話題にする人もいないし、マスコミ的にも、あんまり重陽の節句そのものを取り上げることも少ないよね。
ことほど左様に印象の薄い日なんだけど、どうしてなんだろう?

ほら、おじさん、ずっと花を追っかけてるじゃん。
それで思い当たったんだけど、まだ菊の花のシーズンじゃないんだよね。
夏の菊はちらほらあるんだけど、本格的な菊はまだまだです。
菊の開花は、日照時間と大きく関わってるんだよね。
日が短くなって、それに合わせて植物が開花する。
摂理です。
菊の花が咲いてないのに、露を集めることなんかできないもんね。
だからさ、重陽の節句は置き去りにされちゃったんじゃないの?
かなり無理のある、強引な結論です。

薀蓄ネタです。
「十日の菊」とは、役にたたないことの喩えです。
9日の菊の節句に1日遅れてしまったら、もうそれは役にたたない無用なものという意味です。
「六日の菖蒲」も、まったく同じ意味です。

「学級委員の選挙は、みんなが投票していたよね。」
神奈川県選管が今回の衆議院選挙にあたって、こんなキャッチフレーズのポスターを作ったんだって。
投票にいきましょうね。


あなたのお名前は?

2005年09月09日 | 05 花たち


この花に出会ってしまいました。8月24日のことです。
その日から苦難の日々が始まりました。

名前がとんとわからなかったのです。
あちこち時間をかけてあたってみました。
こちらにあった情報は、黄色い花、夏(8月)咲く花、潅木系の樹木。この程度です。
今までにもお世話になっているホームページを、手当たり次第訪ねて、上記の条件を手掛かりに、目を皿にして探し続けたのですが、一向にヒットしませんでした。
そんななか、「アンデスの乙女」という蔓性の黄色い花に出会えたことは、僅かなしあわせでした。

でも、この花ではありません。
あきらめて、名前はわかりませんでしたがこんな花がありましたよって載っけようかなとも思ったのですが、まだ花が咲いてるし、その間はアップするのも控えておこうと思い直して、待ってました。

昨日です。
ある花を検索してて、確認のために別のページに入ったところ、そこにこの花だと思われる画像が載っていました。
とうとう突き止めた瞬間です。
「マウイの花」というコーナーでした。
「スプレイ・オブ・ゴールド」もしくは「メキシカン・ゴールド・ブッシュ」とありました。
やったー!と思い、その名前で検索をかけたのですが、出てきたのは両者とも始めに目にした画像「マウイの花」に載ってる一枚きりです。
?????
ということは、この2つの名前は一般的じゃないのかもしれない。
他にポピュラーな名前があるのかもしれない。
困ったぞ・・・・
うーん・・・・
まてよ、学名があったよな。

「malpighiaceae」

スイッチオン!
出てきました。たどりつきました。
うっすら涙さえ出てきました(一応、ドラマチックな演出をしなくっちゃね)。

発表しまーーーす!

この花の名前は「キントラノオ・金虎の尾」です。

えっ!?そんなに苦労して探したわりには、普通の名前じゃんって?
花の名前なんてそんなもんです。
自分には初めての花でも、ある人にとっては当たり前の花だったりするのは、質問掲示板なんかみてても思います。
どうも沖縄地方では、よく見られる花のようです。
群生してる画像もアップされてました。

ただし、ただしです。
私が見つけたのは、新宿2丁目の医院の前に植栽されていたものです。
今日も見てきましたが、まだ咲いていました。

「キントラノオ」の名前に導いてくれた花も紹介しましょう。

「マンデビラ」という呼び名が定着しつつあるようですが、「ディプラデニア」とも呼ばれるようです。
キョウチクトウ科の花です。