before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

インド ぶぅ~らぁ~りぃ旅 1 (タンジャーヴール編)

2009-01-03 20:28:21 | インド 一人旅

12月26日から 1月1日までインド、タミルナード州を上から下まで駆け抜けました。

全ての移動は 乗り合いバス!!

インドはでかい。ちょっと小旅行のつもりが 気がついたら1500キロくらい移動していた。

日程はこちら。

1日目 チェンナイ → タンジャーヴール (バスで9時間 106ルピー:200円くらい)
2日目 タンジャーヴール観光後 → マドライへ (バスで4時間 51ルピー)
3日目 マドライ観光後 → ナガルコイルへ (バスで8時間 81ルピー)
4日目 カニヤークマリ観光 インド人宅でウルルン滞在
5日目 引き続きウルルン滞在
6日目 まだまだ引き続きウルルン滞在  夜行バスでチェンナイへ戻る (16時間)





久々の長距離乗り合いバスでの旅。

5年くらい前 バックパッカーで世界を放浪していた時期の記憶が蘇る。

でも ここ数年ずーっと海外にいるから、すっかり海外ボケしていたようで 旅行中、アホなミスを連発した。

まず、なんと、 パスポートを チェンナイの教員アパートに忘れてきてしまったことにバスに乗ってから気がついた。。。。
Oh god... いくらなんでも それはやばいだろうと思ったけど 結局 パスポートなしで宿にも泊まれたし 旅行できた。
Oh, India。すばらしきかな その包容力。

むむむー いやいや それは結果論です。海外ボケしてて 自分が外国人だってことを 意識しなくなってきている象徴。こういう時に、人は犯罪や事件に巻き込まれます。 すげー 反省しました。 意識を改め 気をつけよう。

で、チェンナイのバスターミナルから 9時間かけて世界遺産のある町 タンジャヴールにつきました。

着いたのは 夕方の6時だったので 早く宿を見つけなければと いくつか安宿をあたるが、さすがに年末とあってどこも満室。

日がすっかり暮れてから ようやく部屋をゲット。
が、なんと一泊600ルピー(1200円くらい)
 
ゴーーン。。。  日本円に換算すると安いけど 私の給料 ルピーですから。

でも 道の上で寝るよりはまし。仕方ない。

南インドは 北と比べて旅行者が少ない分、宿代が高いと思う!
あと、ドミのある宿もほとんどない!!
北インドを旅したときは、一泊50ルピーのドミトリーとかに泊まってた。
南では その6倍から10倍払わないといけない。。。


その夜は 同じ宿に泊まっていた フランス人の女性と夕食を共にした。
 私は フランス人が話す英語が好きだ。
アンニュイな感じで。
久々に 外国の人と話して とてもいい気分転換になった。


翌日 タンジャーヴール 観光

うろちょろしてたら 気がついたら公共遊園地みたいなとこに入っていた。
が ほとんど客は入っておらず 噴水とか遊具は全て止まっていた。


↓ その遊園地で出会った シュール キャラクター


① おい よく見たら、君の足、埋まってるじゃないかっ




② チェスで遊んでいる。 でも なんか暗い・・・。





③ こ、恐い。。。そんなに熱くなるなよ。たかがゲームじゃないか。

 


シュール遊園地を後にし、

その後 本命の 「世界遺産 ブハリディーシュワラ寺院」へ!



おおおお! 見よ この 美しさ! 壮大なゴープラム(塔門/寺門)。
南インドのヒンドゥー建築の特徴はこの巨大なゴープラムです。 
写真内右側に てっぺんだけ写っているのがヴィマーナ(本堂)。





おおお。美しい。これが ヴィマーナ(本堂)。ヴィマーナ内には ヒンドゥー教徒しか入れません。





ヴィマーナの頂上付近アップ。
このインド人の美意識。すばらしい。

ブハリディーシュワラ寺院のあるタンジャーヴールは 9世紀から13世紀に南インドを支配したチョーラ朝の都でした。 
チョーラ朝最盛期の王ラージャラージャ一世が11世紀に建立したのが、このブハリディーシュワラ寺院です。
この寺院は シヴァ寺院(ヒンドゥー教の三大神の中のひとつ:ちなみにシヴァの他はブラフマーとヴィシュヌ)です。

ということは、当然 寺院には リンガとヨニがあちこちに配置されていました。

んで もちろん こちら、 シヴァ神の乗り物 聖牛 ナンディ!!!

 

どど~ん ぱーっ!

このナンディ像は インドで二番目に大きいんだとか。
(知ってる人も多いでしょうが、インド人が牛を食べない理由は それがシヴァの聖なる乗り物だから。)


 

はい、ヴィマーナの前で パチリ。


タンジャーヴールという町は それほど観光地ズレしてなくて、人は皆 素朴で 優しく フレンドリー。

私がサリーを着てうろちょろしていたから、いろんなインド人に話しかけられた。
私の拙いタミル語を一生懸命聞いてくれる。
ぜんぜん話せてないのに、タミル語を外国人が話そうとしているだけで、ここの人達は大喜びしてくれる。

ちょっとぶっきらぼうな対応をされても、タミル語で挨拶すると、オートリキシャのおやじですら ニッコニコになる。

いいね~ いいね~ 南インド。 さいこーだよ!!




これまでも南アジア(インドとネパール)を旅してきたので、
現地の人の「写真を一緒に撮ってくれ」攻撃には 慣れていた。

その攻撃は、とりあえず外国人と写真を撮っておこうという好奇心旺盛な彼らの要望に応えると たちまち現地人数名(時に数十名)に囲まれて さながらスーパルスター気分を味わわされるというものだ。

(参考資料:ネパールで 攻撃を受けた時の様子 ちなみに寺院の入り口にて)




で タンジャーヴールで 久々にその攻撃にあった。
理由は 私がサリーを着ていたからなんだけど

ある人は「日本人が 我々の文化であるサリーを着ているなんて こんな感動する出来事はない!!」と感動し 
自身のカメラで 私のピンショットを撮影して去っていった。

その後も いろーーーーーんな人に 「サリー いいね!」と話しかけられ

その都度 写真に応じ 非常ににぎやかな一人旅となった。
名も知らぬ人のカメラの中に 私の映像が残る。なんだか不思議だ。


↓ 土産売りのおにいさんも 勝手に写真に参加。(右端)




こちらは 寺院の前のお花屋さんたち。
ヒンドゥー教徒は 神様にきれいな生花を捧げます。
女性は自分の髪の毛につけたりもしますが。

 
色がきれい。 
おばちゃんの青いサリーも ナイス チョイス。花の色と対照的で とても 映える。
左下の白い花は ジャスミン。
インド人女性はよくこのジャスミンを束ねたものを髪の毛につけている。

私も時々つけるけど とてもいいにおい。

トンガの時は、そこらへんに落ちてる南国の花をよく拾って 髪につけていたなあ。

どこの国でも 女の人は 花が似合う。

日本で 頭に花飾ってたら イタイ人だって思われるだろうけど

生花が似合う女性って 素敵ですよ。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うらやまのしか (mieko)
2009-01-03 22:02:00
あけましておめでとう!
日本(のテレビ)はお正月気分満載ですが、病院で仕事している私にはあまり関係ないわー。

写真みると元気そうだね、サリーも似合っていてかわいらしい。私もきてみたいな~~。
きょんがいるうちに一度は行かなくちゃ~!

今年もよい年にしようぜっ。
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Unknown (けつお)
2009-01-03 22:34:30
でた!遺跡・寺院オタク!!
ウキウキしているのが伝わってくるよ(笑)

一人旅でサリーを着る勇気。リスペクト☆
日本のどっかの旅館で着物で女将をしているアメリカ人のように、私もインドの文化にどっぷりつかり、サリーで日常生活がこなせるくらいになりたいと思っても、なかなか着られないよ。MAXでパンジャビだよ。

すげーすげー!!
似合ってるよ~☆
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Unknown (きょん)
2009-01-04 02:54:40
>mieko
あけめとう!
相変わらずお仕事忙しそうだねぇ お疲れ!
おかげさまで 精神が安定致しました。
ご心配おかけしました。
諸悪の根源が インドを去ったので一安心であります!!
みえちゃま インドに来る時はあらかじめボディサイズを教えてくれればサリー作っておくよー! 私は今日もまた 一枚買ってしまった。。。すでに4枚ゲット。買いすぎ。。。

今年一年、いい年に!いい年に!いい年にしよう!

>けつお
え?私のやってることって、勇気ださなきゃ普通の日本人はしないこと? 
一人旅でサリー着て歩くって やっぱ 普通の日本人はしないことなのかい?

やばいね。あたし 相当感覚おかしくなってきてるわ。

なんか 本当に 最近 日本人としての感覚がわからなくなってきてるよ(汗)。

スリさんいわく 私は Ms.Adaptable らしい。でもadaptableすぎて 日本人らしさを失いつつあることがこわい。

トンガの時とか 普通に毎日ツペヌ(巻スカート)にキエキエ(わらの腰巻みたいなの)巻いてたからさ、

その勢いで サリーもパンジャビも愛用しちゃってるんだけどさ、、、。

でもサリーとかパンジャビ着てると、周りの人が喜んでくれるし 最近は私をインド人化させることを楽しんでいるみたいで、ビンディとかアクセサリーとかくれたりするからさ

やっぱ そこは その期待には応えたい!

そう 中学生の時、みんなの期待に応えて 鼻にチョコボール入れて TRFを踊った時のように!!
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