内臓には「集中的に働く高期」「休憩して回復する低期」のリズムがあります。
内臓には「集中的に働く高期」「休憩して回復する低期」のリズムがあります。
夜の10時から2時の睡眠はなぜ大切なのでしょうか。子供を寝かしつけるとき、午後7時前の方が簡単なのはなぜ? |
午後1時から3時の間に昼寝をすると、疲れが良く取れ、身体にいいのはどうして? |
それは、身体・内臓諸器官もそれぞれ一定のリズムに従っており、1日24時間の間に高期と低期がそれぞれ1度ずつあるからです。下の表を見れば解るように、この2つは連続しています。 |
毎日約2時間、それぞれの内臓器官は集中的に働き、その後すぐに2時間ほど休憩して回復します。この内臓諸器官のリズムを理解すれば、それらの機能を上手に活かすことができます。 |
器官 | 高期 | 低期 |
肝臓 | 午前 1時~午前 3時 | 午前 3時~午前 5時 |
肺 | 午前 3時~午前 5時 | 午前 5時~午前 7時 |
大腸 | 午前 5時~午前 7時 | 午前 7時~午前 9時 |
胃 | 午前 7時~午前 9時 | 午前 9時~午前11時 |
脾臓・膵臓 | 午前 9時~午前11時 | 午前11時~午後 1時 |
心臓 | 午前11時~午後 1時 | 午後 1時~午後 3時 |
小腸 | 午後 1時~午後 3時 | 午後 3時~午後 5時 |
膀胱 | 午後 3時~午後 5時 | 午後 5時~午後 7時 |
腎臓 | 午後 5時~午後 7時 | 午後 7時~午後 9時 |
血液循環 | 午後 7時~午後 9時 | 午後 9時~午後11時 |
エネルギーの蓄積全般 | 午後 9時~午後11時 | 午後11時~午前 1時 |
胆嚢 | 午後11時~午前 1時 | 午前 1時~午前 3時 |
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病気の発生には“魔の時”(既日リズム)があります。
病気が発生しやすい時刻に十分に休養がとれない場合などは、リズムの狂いやズレが生じ、病気が発生する原因にもなります。 |
さまざまな病気の発症しやすい時間に効果的な治療をする「時間治療」あるいは「時間予防」という考え方が医学にも反映され始めています。 |
リズムに合わせて症状のでやすい時間に薬を飲むことで、効果をあげることができるようになりました。 |
病気は、図で示した時刻に集中(最高の発生頻度)しています。
逆に、ほぼ12時前後には最低の発生頻度を示します。
病名 | 魔の時間帯 (ピークを中心に前後の時間帯) |
薬を飲むのが 効果的な時間帯 |
異型狭心症 (心臓の冠動脈のけいれんによるもの。日本人に多い型) |
午前4時~午前6時 | 夜寝る前 |
糖尿病 | インシュリン分泌が夜から朝にかけて低下 | インシュリン分泌が低下する夜に飲む |
胃潰瘍 十二指腸潰瘍 |
夕方から朝にかけて胃酸分泌が強まり、粘膜を侵食 | 就寝前、牛乳を一緒に飲むと効果的 |
高血圧 | 昼間上昇タイプと夜間上昇タイプがある | 昼間上昇タイプは夕食時 夜間上昇タイプは朝食時 |
脳出血 | 午後8時~午後10時ごろ、脳の小動脈が破れて出血しやすい | 午後5時ごろ |
脳梗塞 | 午前7時ごろに血液が固まりやすくなる | 就寝時 |
解熱・鎮痛 | アスピリンの場合だと、午後11時ごろが最も効果的 | |
痛風 | 尿酸値は午前中に高くなる 痛風発作も午前中に多発 |
就寝前と起床後の2回、尿酸を排泄する薬を飲むと午前中に効く |
気管支ぜんそく | 午前1時~午前7時ごろ 午前4時ごろがピーク |
就寝前に発作を抑える薬を飲む |
ガン | 夜間に活動が活発 | 夜飲めば最も効果的 |
http://www.drug-family.com/014000/
https://matome.naver.jp/odai/2147641340938512601
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