クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

居鞍岳尾根道から掃部ヶ岳 H-20-6-1

2008-06-02 11:20:50 | 榛名湖周辺
快晴は今日一日だけと聞かされれば「山干し」等と悠長な事は言って
いられない。
既に恒例に成りつつある居鞍―掃部の周回に出掛けた。
今年のお楽しみは居鞍までを東電管理道路を使わずに尾根道を辿る事、
掃部北面の地形図にある理解できない破線の曲りを確認する事。
126号線で榛名湖、満開に咲き誇る湖畔のツツジを眺めながら28号線で
国民宿舎脇を左折して約4.1k、教育林出口のゲート前に駐車(9.26)。


ここはバイクライダー達の溜まり場で満杯、話題はウェア自慢か
マシン自慢なのか?
衆人注視の中、支度もそこそこに早速登山口へ。従来の古い道標の他に
ご新規様の登山口看板。


だが、入り口の切り込みは上部が押されて完全に梯形、中腰でないと
通過できない。支え梁無しでは、あと数年で三角形のトンネルと
化す事は確実。
公称92段の丸太階段の上にも新道標。前回H-18-6には無かったし
「あおちゅう」さんH-18-11にも無いがH-19-11の「村長」さんは
これを見ているから設置は去年の前半だろう。
但し、道標には尾根道の紹介があるものの、「急登・整備してない」と。


とは言っても予定だから崖の様な登りに取り付く。
入ってみれば尾根道は驚くほどの悪路ではない。何処にでもある
急登尾根で藪は無いに等しいし注意すれば薄い踏み跡も判る。
尾根筋は伐採してあり通過できる隙間十分、切り口を見ると未だ新しい。


途中には「山」と彫字されたこんな標柱も。


やがて右からの稜線を従えた大尾根に合流して左に湾曲しながら
急登。
右手遥かに鉄塔が見えると再び尾根の合流、分岐が判り難いので
マーク付け。コブ多数でその度に右に左に向きが変わるが大筋は
南進している。再び尾根合流でゲート状にマーク。


最後の急登を乗り切るとそこは見覚えのあるニ体の石宮。


ここへは北から到達しているが北西からの道が管理道からの道。
この尾根道は登りに迷いは無いが下りは分岐が判然としないので
階段上にピシャリと出るのはナビ無しには困難。
道標にある整備無しとは切り払いしてあるから道標が設置していない
という意味かも。
平坦道を僅かで居鞍岳頂上(10.50)。三角点にご対面。


三枚の頂上標識は健在。




暫らく休憩してから乗り越えに掛かり岩場の急降を経て鞍部。
ここの爺イの道標も健在(11.14)。


さてここから直線距離1.75Kの掃部までは新緑のトンネルの様な
尾根道だが途中にコブ・小ピークが多いので楽ではない。
間も無く「居鞍へ」という新規の道標、掃部とは書いてない。


平坦道の後にはコブの連続、稜線とぶつかる分岐には道標(12.01)。


掃部本体への裾野に掛かると俄然登りは厳しくなる。あと160mの
地点で破線の西曲り角を確認、確かに分岐している。


何時もは直進だつたが破線通りに右折、目印もある(12.22)。


暫らくで左上への明瞭な踏み跡を見てそっちに進む。だがこれが
間違いで途中で掃部頂上が真南に来たのに気付いたがもう遅い。
本来の破線は上らずにそのまま数百㍍進んでから南進して頂上から
70m北西地点で掃部と西掃部間の稜線に出なくてはならなかった。
結局、何時もの直進路と何時の間にかクマ笹の原で合流して頂上。
到達後、上から探索しようとしたが北西面の急傾斜を見て今回は諦め。
日曜のせいか狭い頂上には先客が三組、隅っこで休憩と昼食(12.36-13.09)
居鞍岳への道標が新しい。


頂上標識は道標をかねているが、ここには居鞍は除け者。


展望は北西面に僅か、李ヶ岳が小さく、手前の鷲ノ巣山の方が
確かに高い感じ。


広場中央にある石柱は今まで気にしなかったが何と「宮標石」
南面に宮標識


北面に漢数字、他の二面は不明


頂頭部のXは何か矢印付きに見える貴重品。


広場の僅かのツツジに別れを告げて下山に掛かると直ぐ下に展望場所。





やがて分岐に来ると道標は満艦飾でご親切様。登山者続々。


硯岩との鞍部でガタガタになった膝を休めて一服(13.32)


硯岩へ一登りといきたいが疲れた足には中々の歯応え。
展望写真と



恒例の岩の上ポーズ、セルフ押してから登るのが年々余裕が
減っていく。


再び分岐に戻って0.6K先の別荘地へ、


出口看板を経て県道へ。
ここから2.4Kの下りと0.7Kの登りの県道歩き。
乗用車よりバイクが多くて、中には豪華なサイドカー軍団も。
単調を紛らわすため時々脇の草叢の中を歩くとこんなキノコや


遥か彼方に居鞍岳、あの山を通り過ぎたところが帰着場所。


珍しい貼り付け名板の標石。


教育林入り口近くに石宮がポツンと、銘は不明(14.32)。


やがて相変らず大集団の屯する石宮前の駐車場(14.45)。


満杯で一番奥の爺イの車は身動き出来ない。当惑していると
リーダーらしい若者が乱暴に周辺の車を全部追い払って通路を
確保してくれた。退け!と言われたアンちゃん達が大人しく
移動したのには吃驚。
帰途に沼の原を通過したら見事にツツジが満開で花街道。
序でにスケートセンター方面から「つつじが丘」、ここは逆に
「日光の手前」、終盤なのか未だこれからなのか?


榛東に下って先日見られなかった桃泉のポピー、満開で大満足。


時間が無くて水沢の宮標石さがしが出来なかったので後日回し。


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2 コメント

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宮標石 (かっちゃん)
2008-06-07 19:57:48
今日水沢山頂上でお会いし、HPアドレスを交換したものです

帰宅してから宮標石についてインターネットで調べました。
今まで登った山でも、見過ごしてしまった宮標石があったかもしれません。
これからは、注意して登ろうと思います。
歴史的にも貴重な事を教えてくださり、有り難うございました。
またいつかお会いできると嬉しいです。

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水沢山 (爺イ)
2008-06-07 20:50:06
先ほどはどうも。
今日は展望が悪くて残念でしたね。
小生の標石の師匠は京都の上西氏と埼玉の舘沢氏です。
いろいろご指導を戴きながら始めたところです。
小生のブログのカテゴリーで頂上標識・三角点の中で
「三角点にタッチ(1)」に少しばかりの写真があります。
早速、HPを拝見しました。今後とも宜しく。
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