クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

榛名湖周辺は何処に行く(1) H-17-11-27

2005-11-27 17:08:04 | 榛名湖周辺
平成十八年の一月、高崎市・新町・群馬町・箕郷町・倉淵村が合併し人口約32万人弱の新市が誕生する。地形から言って榛東村も入ると思ったが、自衛隊駐屯地を抱えて財政豊かなのか?今回の合併には入っていない。もう一つの問題地域、榛名町は合併に関しては賛否両論相半ばして未だ決着はついていないので、これまた一月の合併には枠外となってしまった。こうなると倉淵地区は飛び地になってしまう。406号線で言えば現高崎の最西端下大島から倉淵の落合まで延々と11㌔余りも榛名町を通過しないと飛び地に到達できないのである。
更に大きな関心事は榛名湖と榛名富士周辺は榛名町に属するので若し、合併が成されれば榛名湖周囲は高崎市になると言う面白い現象が実現するのである。群馬のもう一つの山上湖である赤城の大沼・小沼は富士見村地域であり、今回の新・前橋市合併には住民投票の
結果を無視した新村長の自立宣言で参画していないので高崎は県内有数の観光湖を持つ市と言う事になる筈であるのに。
現在、推進派の「榛名の将来を考える会」と現町長支持派で固める自立派の「榛名を拓く会」が夫々主張しているが12月の町長選でその方向が決まると思われるので期待を持って
見守っている。


元々、榛名湖周辺の行政区画は全く不可解だった。榛名町のみが異常に細く東に突出して榛名湖周辺を傘下に納めている。
先ず西南の倉淵は榛名湖まで達する事無く「杖の神峠」と「杏ヶ岳」を結ぶ線で止められており、箕郷町は天目山・スルス岩・相馬山を結ぶ今の関東ふれあいの道で止められて同じく榛名湖には到っていない。榛東村はもっと下の黒岩辺り、伊香保町にしても榛名富士北から蛇ヶ岳・ヤセオネ峠・相馬山の腺まで。北からの吾妻町・東村にしても湖周回道路までで、水際に到っていない。詰まり榛名湖全周は元より榛名富士を含んで33号線のヤセオネ峠までが榛名町の管轄なのである。
この不思議な現実に対して所轄役場にその形成の経緯を尋ねたが明快な回答は得られなかったが、古来からの榛名権現の勢力範囲が影響しているかも?と言うヒントは得られたので資料・伝説を探してみた。

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