クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

久し振りに音羽山から鐘撞山 H-17-11-28

2005-11-29 13:48:54 | 榛名山麓
今年の春先、吹雪に巻き込まれて難渋した音羽山とその南にある鐘撞山を久し振りに尋ねる事にした。この両山とも輝石安山岩の形成なので二重火山と言われる榛名山塊のうちでは多くの外輪山と同じく「古期活動」の所産である。榛名の活動は百万年前に始まると言うのが定説であり、最初に外輪山が形成されたが一時休止、その後の活動で山頂部が陥没してカルデラが誕生、再びの休止後に「新期活動」が始まり先ずカルデラ東部の爆発で相馬山が、粘りの多い溶岩が水沢山・二つ岳の寄生火山を作り、カルデラ中央火口丘の爆発で榛名富士・蛇ヶ岳が出来たと云う。
音羽も鐘撞も人気は高いほうではない。登山の各HPをみても「群馬移動通信」氏の
1998年の記録があるくらいで、本では「300選」に載っているだけである。
この縦走ルートには爺イの知る限り五本ある。下の地図で西から行く赤線二本は300選氏のルート、南からの緑が移動通信氏スノーハイク、東からの青色二本が爺イのルートである。


今日は何回も経験があり知り尽くした一番楽なルートから行くことにした。126号線で
群北自動車終点の駒寄バス停から0.8K先の南・東榛名林道の合流点を右折して東榛名林道に入る。1㌔で東南登山道であるが更に1.3Kで林道が一番北に廻ったところに植樹記念碑があり作業道が北に向かっている。これが東ルートとは爺イの自称。ここに駐車して作業道に入るがこの道は延々と延びてやがては28号線に繋がる。十分足らずで東南ルートの延長にぶつかったら100㍍戻って180度転回地点で北西への別の作業道を行き、途中から杉林を直登すれば音羽・鐘撞尾根鞍部に出る。ここまで約40分。爺イの付けた標識・目印が十分ある。
ここからは真北に見える音羽に向うが、直ぐに西に下りる古い作業道を横切り、大小四つばかりのピークを越えて一寸難儀な岩場の急登を直進すると広いが長い熊笹急登尾根を行く事になる。何時の間にか樹幹の高い位置に赤ビニールテープが目に付き大いに助かるが、左斜面から来ているので帰りに間違えて何時までも辿ると西の前沢林道に降りてしまうので下りは要注意。鞍部から丁度1時間で音羽の頂上。三等三角点、頂上標識二つに迎えられるが周囲は荒れ放題。国土地理院名前入りの赤テープすら散乱している有様。陽気のせいか霞みがかかり展望は良くない。しかし、北には先ず相馬の巨体、その手前に黒岩の断崖と山間を縫っているガードレールまでも見える。
左目には重なり合ってはいるが三峰・烏帽子・掃部ヶ岳らしき嶺、右手のは水沢か?
西・南・の遠望は霞みと逆光で殆ど見えない。
休息の後、下山に掛かり、滑り易い落ち葉の間を約40分で鞍部着、稜線を其の侭南へ
11分で石宮・石碑・三角点・爺イの頂上標識のある鐘撞山。ここも猪の足跡以外人の来た気配も無い寂しい頂上。写真を撮ってから強引にショートカットして25分で駐車場所着。
馴れたコースで迷いの心配が無いのは気が楽ではあるが、一寸物足らないか?

鞍部の標識

音羽山頂上

鐘撞山頂上

鐘撞山の石碑


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