クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

種山乗り越えで榛名南麓周回 H-28- 5- 8

2016-05-10 08:23:19 | 榛名山麓
今日は東の大日陰から種山を西北に乗り越えて天狗山南登山道に合流しロープ場所を
こなして天狗東の展望台にタッチして時計回りの東南コースで帰着した。

r-126の車橋から林道・榛名南線に入って2.5k、お馴染みになったこの四つ角で北上。



約1kで左に小道のある幅広部分に駐車して出発(9.02)。


僅かの距離で宗教施設の駐車場との分岐、「かたく禁ず」の文言が利いている。
その先、数十メートルは笹薮だが見当をつけて構わず進めば



作業道跡の雰囲気。



この道の右土手の下にも同様の道跡が平行している。



やがて右の樹幹に右手に入る目印テープが二本。



林間を斜めに進み右手の尾根の低いところを目指すが



最後の登りは傾斜が厳しい。



到着地点の目の前に境界杭。今日は種山までこの杭を追って行く積り。
現在の合併後の地形図上は何のラインも引かれていないが多分かっての下室田と
中室田の境かも知れない。



真っ直ぐに延びる尾根を直登。



途中から尾根がやや右に回っていく。



杭を追って新しい尾根につくと今度は左手に向かう。



真っ直ぐだが先が見えない。



やや厳しい登りを強いられると



尾根は右に旋回 



今度は左に曲がると



前面に稜線が見えてくる。



踏み跡は不鮮明になるが兎に角赤黒杭を追う。


 
急速に広い斜面が左目の尾根に集約されてくる。



やがて左からの尾根が合流してくる。こっちのルートが今までのルート。



何時もの目印の大岩群に到着して右の割れ目を利用して一旦岩頭に上り(10.03) 



反対の左側に乗り越し右手に回り込んで目の前から発する新尾根に移る。



露岩の多い尾根を進む。



種山への最後の登り。



この赤杭で西北・東南の頂上台地着。
スタート地点から此処までの比高は約234m。



数m右に三角点。周囲に頂上標識は見当たらない。H-25年にはここに「すかいさん」と
沼田のN.G氏の二枚があったのに昨年から無くなっている。どちらも爺イのご贔屓の
作品なので残念(10.15)。
三角点は三等で点名は「種山」 909.21m。



本日の爺イ。



直ぐに台地の西北端のかっての展望場所。植林された樹木が生長してしまったので
展望は皆無だが達筆の標識が残っていた。これはかって松の巨木に打ちつけられていた
この山の初代標識。一時期、姿を消していたが数年前から忽然と復活して釘打ちから
紐つけに変身している。



休憩の後、天狗南コースに合流するために西北尾根を下る。途中で僅かに左が
開けてたので山の景色。



榛名のつつじは未だ殆ど見られないが時たま、この程度は見られる。



下り道は地形図の破線通りだが相当な急降。下り終わったところに目印。
右に行けば面白い沢歩きで林道、今日は左に進む。
種山山頂からの下りの比高は約78m。



進路は林の中が多く踏み跡も薄いが何となく林間が通る幅だけ開いているので
気楽に歩ける。



曲がり角に「図根三角点」、H-13年榛名町国土調査事業との標柱。



やがて乗り越しで尾根跨ぎ



今度は斜面を等高度で延びていく。



そして南登山道と合流。何の表示も無いので天狗から下ってきてこっちに入ろうと
すると位置の特定には難しいだろう(11.16)。さっきの分岐から約1kも歩いたのに
標高差は(-2m)だから殆ど同じ等高線上に道が付けられている事になる。



登山道は下地が荒れていて決して快適な道とは云い難い。



間もなく第一の木枠段。相当脹脛が張っているので大助かり。



木枠段が切れると石碑多数の場所を通過。



そしてベンチのあるお篭り屋休憩所。一組休憩中だったので休まずに通過。



第二の木枠段登りの開始。



その先は如何にも参道という雰囲気の巨木の揃った杉並木。



道はその先でぐっと右に旋回すると急斜面のジクザグ道が始まる。



ジグザグとは云っても斜面自体が傾斜が強いので登路の傾斜も半端ではない。



途中の文字消えの白看板、これは道標ではなくゴミのポイ捨て禁止の注意看板だった。



漸く前面に突き当たりの岸壁が見えてきた。道は右に曲がってロープ場所に
向かうがこっちは石宮にタッチする為に落ち葉を踏んで直進。



崖下に石宮一基、両サイドに小天狗・大天狗の彫があるから天狗山の里宮みたいなもの?



大分足が疲労しているので腰を下して目の前の若葉を眺めて一休み。こう云うのを萌黄色と
云うのだろう。萌黄といえば 『平家物語』に老武者が萌黄縅の甲冑で負け戦へ立ち
向かう名場面があった。その老武者の名は義仲の命の恩人・斉藤別当実盛。



重い腰を上げて斜面の踏み跡を辿ってロープ始点へ進む。



二つ目の沢に掛かると頑丈な太目のロープが現れてトラバースの転落防止の役目を果たす。



ここが一本目のロープの始点。



短い一本目が終わると危なっかしい斜面を右端に移動。



二本目は尾根まで続く長尺、傾斜は凄いが握りやすいロープの御蔭で老人でも
楽に登れる。



ツツジに迎えられて尾根に無事到着。かってロープ・軽アイゼン無しで此処を
登った事を思い出し改めて老齢を実感(12.56)。でもここまで累計の標高差は550mだから
未だもう少しの間はハイクが可能気配。



直ぐに西へ向かって展望台。以前から気になっていた倒壊した石碑、何とか読み
取ろうとしたが駄目。しかし、腰掛や踏み石にはしないようにしよう。
合流からの比高は約310m。



もう一度本日の午後の爺イ。軽食と休憩。本日は無気力敗戦が続く巨人の対中日戦の
叱咤のためデイゲーム終盤に間に合うように天狗はパスして帰路に付く(13.29)。



ここのツツジも蕾状態。



前回間違えた左分岐箇所。良く見たら直進路には倒木でとうせんぼがしてあるのに
見落としたとは情けない。



急角度の所に八合目の合目石。



老朽して切れ切れの細身ロープ、9mm位かな?とても掴む気にはならない。



低山では良く見る踏み跡薄い笹原を大体の見当で通過。



「観弘霊神」と八幡大菩薩の石碑の直ぐ下手に



例の宗教施設との分岐。



僅かの下のこの大国様の石像が昔の司祭場らしき広場の入り口。



昔と云ってもこの手洗いの銘が昭和11年だから爺イの生年より3年もあと。



七合目の合目石は内角にあるので下りでは見逃し勝ち。



伊藤霊神前通過。



真っ直ぐにな笹原の道。



東南へ曲がりながら藪通過。



藪を抜けたところに道祖神板碑。



そして三角点・善棚を通過



多くの石碑が並ぶ。



石碑群を過ぎるとこんな道をぐんぐん下る。



そして左下に林道が見えていよいよ終盤。



予定通りピシャリと表参道登山口に帰着。



一合目の合目石を確認して



大山祇の石碑に挨拶、



裏山の石碑群の写真を撮ってから左折して
駐車場所に帰着(14.40)。下山開始から歩行は2k程度か?
下った標高差は推定で464m。

折角帰りを急いだのにマタマタ目も当てられない惨敗、我慢の限界を超えそう
で血圧も高止まり。

大山祇の裏の急斜面に林立する36童子の一部。

                     










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鷹ノ巣山乗り越えでガラメキ... | トップ | 長峰公園のつつじ H-28- 5-12 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

榛名山麓」カテゴリの最新記事