クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

湯の丸ツツジ見物は空振り H-23-7-6

2011-07-07 14:00:19 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
湯の丸のツツジ、六月末までが見ごろらしいが、「今年は花付が遅かったので
リフトは7/10まで延長」の情報。延長なら六日の今日なら間に合うと信じて
湯の丸周回に出かけたが殆どその姿を見ることが出来ない大失敗。一日だけの
晴天はラッキーと思ったのに残念。

R-18バイパスに入って直ぐにR-92(松井田・軽井沢線)に。入山峠越えで
後続に追われるのは嫌だから裏街道でのんびりと。この道で軽井沢IC脇を
通過して和美峠先でR-43と合流する。



途中に馬頭観世音、この古い峠道は碓氷峠の峻険を避ける道で松井田版姫街道だ。



IC少し手前の高岩登山口から高岩の夏姿。



南軽井沢信号でR-18に合わさって左折、追分一つ先の信号からR-80の浅間
サンラインへ右折。
此処まで60Kの走行、道路標示はR-18起点から55Kとあるから裏街道は5Kの
遠回りの勘定。
サンラインの高原の道を気分爽快で約18K、「雷電くるみの里」で少し休憩。
歴史に名高い雷電為右衛門(1767-1825)は小県郡大石村(現・東御市)の出身。



雷電の立像や記念館もある。



少し先の「別府」信号を右折して勾配も曲がりも厳しい道を登って地蔵峠に
到着(9.00)。
駐車場も空いているし売店付近に人影が少ないので嫌な予感。



果たして山手を見渡してもツツジの赤い色は全くなし。リフト乗降口の自販機で
切符を購入、金500円也。近くに峠表示の木柱。其の脇に僅かな菖蒲。





リフトに乗ると前方に乗客は見当たらない。ハイクに来てリフト乗りなどの
横着者は爺イだけらしい。



数少ない牛たちが放牧されている。



リフトの真下で一心不乱に採食にいそしむ奴や



朝から寝転がっているのんびり屋も。



リフト終点の少し先に道標、湯の丸へ1.4K、地蔵峠へ0.6Kの表示。



矢張りツツジは完全に終わっている。リフト係員の話では上に行けば少しは
見られるとの事。
登山前に三角点探し、四年前に来た時は牧場への入り方が分からずに
断念しているから。
牧場への柵をすり抜けてやや戻った雑草の中で発見、うっかりして撮影面を
間違えていたが。





ここはツツジ平の一部なのに周辺の花は無残。



前方に目標の湯の丸と北峰がすっきりと現れ、何時もの低山との違いを実感。



軽い登りの道を進むと東屋前、湯の丸をバックにして見事な景観。この東屋は
帰路の1855m峰からはっきりと確認出来た。



初めてややましなツツジ。



間もなく目印の鐘を通過、ここからは本格的な登りになり、後続の登山者が
スイスイと極端な遅足の爺イを抜いていくが何時ものことなので焦らずに
マイペース。



振り返ると篭ノ登山、右奥の台地の様な山は高峰だろうか?(9.31)



これはまあまあのレベル。



本格的登りの始まり。



これもまともだが、揃っているわけではなく稀に見られる貴重品。



登路がきつくなると全体に流れが詰まってくる。勿論、こつちが追い
上げてるんではなく先行の登山者は全て爺イを追い越して行った人たち。



脇を見ると傾斜はこんな感じ。



岩への刻字、同じものを李ヶ岳西麓や赤城・茶の木畑峠で見た覚えがある。



周囲に増えて来た石楠花越しに見ると浅間がちょこっと頭を見せている。



本日、一番のツツジに遭遇。



今、辿っているのは群馬と長野の県境らしい。群馬県側には花が多数あるが
柵の中なので近づけない。やがてロープ、登山用ではなく高山植物の保護用だ。



保護する植物はこれかな?



頂上から何人もが下を見下ろしているので少々無理して元気な振りをしながら
2101mと称される頂上に到着(10.34)。峠は1730m位だから差は370m。



烏帽子岳をバックにして本日の爺イ。



標柱のところで撮ってあげますよ!と言われておまけにもう一枚。



西にはアルプス方面、隣の人があれが槍とか色々と教えてくれたが良く
見分けられない。



改めて東方の山々。



角間山1980.8mと鍋蓋1828.6m、遠くは白根方面かな?



北峰2098.6mが雄大だがここに比べると人影は少ない。



さて、景観を十分楽しんでから北峰に向かう。途中にたつた一株の咲き残り。



北峰に近づくと岩の塊だった。これは右を抜けていく。



振り返って南峰を見るとなだらかな丘という感じ。



岩の中を分け入るとさっきと同じ石柱、後ろに烏帽子が堂々と(11.00)。



其の奥に新設らしい新品の三角点。四等で点名・烏帽子岳 2098.6m。





下りに掛かる手前の草葉に落ち着いて昼食と休憩。改めて再び周囲の山々を楽しむ。
角間と鍋蓋。



北の巨大な山塊は四阿方面だろう。



田代湖の右にある低いのは村上山1746m か?



やや東に桟敷1915mらしい山。



篭の登の左に微かに見えるのは水ノ塔かも知れない。



再び角間山、左手前の突起は西峰かな。一寸距離があるので分からない。



二人連れが角間峠から上がってきた。様子を聞くと虫が多くて難渋したと。
こっちも北に向かって下山開始。さっきとは様変わりで笹の道。
下からなにやらモーターの音、三人一組で雑草の刈り込み中。大変な労力なので
ご苦労様と声を掛けて通過。刈り込みは1.5k先の峠まで続いていた。



刈り込み跡はこんな感じだが、驚いたのは一歩踏み出すごとに無数の虫が舞い
上がって纏わり付く。吸い込まないように注意しながら歩くほかはない。



周囲は雑木に囲まれて左右の展望は皆無、ボケ写真だがこんな花。



これは何かの卵が産み付けられた様。



途中の平地に一瞬読みにくい道標。



突然、この枯れ木の所で周囲が開けた。峠まであと280m位、急降が再開。



角間山がぐっと迫ってきた。



そして峠着(12.13)、湯の丸から1.5k、角間へ1.3kの表示。



近くに東屋と案内図。この図には記載がないが峠から0.5k地点から南進する
ことにして出発。



道は高原らしく誠に快適。



途中で湯の丸の姿、雄大だな。



分岐に到着、90番観音方面に右折(12.32)、この先僅か220m程で左折になる筈。



柵が目の前、牧場の中を通るらしい。



鹿沢温泉方面との道標、途中までは同じだからこれで間違いなし。



牧場の中の道はこんなもの。



道端にモグラが名誉の戦死? 踏み潰されないように叢に葬った。



ツツジは全く無いがこんな白い花。



再び、道標。「コンコン平」とは往路で見た鐘のある「狐平」の事だろう。



突然、道が開けた。もうここはスキー場の中らしい。



道傍に鹿のらしいシャレコーべ、キチンと置き直し。



更に道が広がったところに大きな四駆が一台、ここまでは入って来るのか?



其の先には大きな広場、どう見てもスキー場施設だな(13.04)。





更に直進すると再び案内図。此方は南進の点線を行くのだ。



行く手を見ると1855m峰は長大な台地だ。地形図で等高線を数えると
22本もあつて此処まで来て又一山かとウンザリ。おまけに道標も無い。



取り敢えず、真南の禿地を探るが100m位で行き止まりで戻る。



この禿地、よく見たら蕨がいっぱい。



再びの探索で漸く踏み跡発見(13.32)。



直ぐに道標を発見して安心するが直ぐに急斜面のつづら折り。



道は笹薮に近く踏み跡を確認しながら進む。蛇行の一辺が長くてヘアピンが
多いので前進している感じがない。



再び道標(14.11)。



やっと暗い湿度も高い林間を抜けて明るい場所。が、叢には変わりなし。



道標も下に落下している。
道は判然としないがこの高い位置のリボンが道標になる。



この白い花はタンポポみたいに種子を風で飛ばすのかな?



やつと、台地に到着。



道標もあるし



この感じで如何にも頂上らしい。



此処からの道がハッキリしない。最初の目星はこんな藪で行き止まり、
再び戻って再捜査。



そして踏み跡発見、一寸降りかけたが



前方に東屋が見えるが位置が高いので敬遠してもう一本の谷に下りる細道へ。



この下がツツジ平の筈で多くのツツジが見えるが盛りはとうに終わっていた。







適当に前面の往路の登山道に登り上げこの看板の所で登山道に復帰。
リフト終点の200m程西側。



帰りも不精して下に放牧の牛を見ながらリフトのお世話に。





帰着は15.14。15000歩のハイキングだった。帰りは長野原廻りで恒例の
浅間酒造でのつまみ食いの後、去年の12月に開通した長野原めがね橋と
雁ヶ沢間9.4kの豪快な付け替え道路を体験して帰宅した。


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