クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

ふじの咲く丘 H-31-4-29

2019-04-30 13:28:11 | 高崎・甘楽・藤岡方面

平成最後の日の予報は雨と出た。最後の散策機会は今日だけなので厚い
雲に覆われた曇天ではあったが「見頃」と喧伝されている藤岡の藤見物。

ここは各地の観光地の渋滞に負けず劣らずの入園待ちの難所。そこで多くの人が
退出する午後3時頃を狙う作戦。

藤岡バイパスを南下して国道254に乗り換えて東進、藤の丘トンネル手前の
入口信号では幸いに待機車列は見当たらず、整理員さんがスイスイと車を
園内に誘導している。だが、「みかぼみらい館」を巡る広大な駐車場は
一見すると満車状態。



それでも徐行しながらゆっくり探したら空きは簡単に見つかつた。位置は
みらい館の東側でふじの丘から見れば最奥。



みらい館を半周して丘への階段に掛かるとこんなのがお出迎え。



その左下の通路には売店が一杯で人だかり。



取り敢えず上に登って藤棚を一眺め。残念ながら時期が早過ぎたようで
藤棚からの見事な崖下は見られなかった。



観たかったのはこんな藤の姿だったのに。



多数連なる藤棚の西端に色鮮やかなものがあつたが、それでもこの程度。



藤棚は諦めて見本園の様な台地に上がり人波に混じって藤見物。



色々と名前が付いているが
藤の種類を表示しているのか、寄贈元での名前か、或いは作者が独自に
付けた命名か? 良くは分からない。

ふじの咲く丘


最後に「ふれあい館」の軒先で房の垂れた藤棚を漸く見つけた所で
本日も時間切れで退散。



雑念追記
明日の4月30日で平成が幕を下ろし令和が始まる。そして今日の
4月29日は今でこそ昭和の日だが爺イの世代にとっては
天長節であり天皇誕生日だった。昭和で55年間、平成で31年間を
生きてきた爺イは平成の最後を迎えて何とも云えない感慨が湧き出る。

かって爺イの子供時代には【四大節】と云うのがあり「旗日」と
称して各家庭の門前や玄関口に大きな日の丸の旗を掲げる決まりが
あった。そうしない家庭は「非国民」と指弾される風潮であったと
記憶する。その【四大節】とは四方拝(1月1日)・紀元節(2月11日)・
天長節(4月29日)・明治節(11月3日)。

紀元節は現代では「建国記念の日」として生きているがその根拠は
神話から来ている。
日本では、実際の建国日が明確でないため、建国神話をもとに、
日本神話の登場人物で初代天皇とされる神武天皇の即位日
紀元前660年1月1日 (旧暦))を明治期に新暦に換算した2月11日を
「紀元節」としていたのだ。

天長節は昭和初期の当時は「昭和天皇の誕生日」だ。この昭和天皇
誕生日としての天長節は1927年に始まり1949年に「天皇誕生日」と
呼称を変えて1988年まで続く。今上陛下が引き継いだ1989年には
(4月29日)は2006年まで「みどりの日」、みどりの日が5月4日に
移転すると「昭和の日」となつて現在に至っている。

現在の天皇誕生日は12月23日だから今回のご退位で天皇誕生日は
一旦消滅して多分暫くは平日の可能性の後、何らかの方策がとられるかも。
確実なのは新たに新天皇の誕生日2月23日が2020年から新しい天皇誕生日に
なり、結果として2019年は天皇誕生日の無い年となる。

さて、明治節とは当時は名の如く明治天皇の誕生日であり
即位6年後の1873年から1912年までの明治天皇在位期間の天長節であり
大正天皇への世代交代によって「明治節」として記念され
1948年からは「文化の日」として残されている。
一方、大正天皇の誕生日は8月31日なので1912年から1927年までの
天長節は8月31日となるが別呼称の記念日にはなっていない。

尚、平成や令和の原典が大いに話題になったが
天長節の「天長」は、老子の「天は長く地は久し(天長地久)」
から来ており同じ原典から皇后陛下の誕生日は地久節と呼ばれたが
国の祝祭日として定められることはなく1948年に、皇后誕生日に
改称されている。
又、天長節祝日というのも存在したが、これは病弱でいらした大正天皇
が残暑の厳しい時期に天長節の各種式典を行うことを厭われたため、
式典は寒暑の厳しくない時期に行うこととし、この日を「天長節祝日」
としたのもので特例的。




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