クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

岩櫃山周回  H-26-10-30

2014-10-31 11:32:02 | 吾妻周辺
好天は今日までとの天気予報を聞いてネットで紅葉場所を探すと
「吾妻渓谷の紅葉見頃」とあったので何れダム湖に沈むから最後の写真を
と思って軽装で出かけた。だが、実際には既に車道から渓谷へ降りる道は
全て閉鎖されていて渓谷の紅葉見物は空振り。仕方なく軽装のまま岩櫃山を
周回して来た。
(「全て閉鎖」は間違いで長野原側が全て閉鎖、東吾妻の鹿飛橋付近は開放だった)

r-145を西進して八ツ場バイパスには入らずに旧道を進む。「雁ヶ沢」信号で左折道に
「吾妻渓谷」との道標があったので新らしい立派な幅広道を進行。すると長大な
トンネルに入る。どうやらこれが吾妻峡トンネルで推定で1.7k程。トンネル先に
草津方面の道標があるのに釣られたら巨大な新設の橋、これが「八ツ場大橋」らしい。
これでは渓谷に行かれないので脇道を使って旧道に戻り渓谷への降り口に来るが
完全に封鎖されていて駄目。多くの観光客も戸惑って立ち往生。
仕方なく諦めて新設された川原湯温泉駅の見物に切り替え。山手に登り上げて
未だ周辺工事中の新駅。



駅前広場からの景観。何れ新観光名所になるかもしれない。





駅を出てそのまま西進すると又、巨大橋。どうやらこれは「不動大橋」。
兎に角、大きい。この下が多分第一小学校信号で数年前、民主党・前原氏がダム凍結を
宣言したとき度々テレビで報道された建設途中の巨大橋脚の道が完成しているのだ。





橋の歩道で観光客が景観を楽しんでいる。



これがさっきの八ツ場大橋。



西には逆光の中に丸岩の姿。だが、もう渓谷は諦めて岩櫃山登山に切り替え。長い茂四郎トンネルを
経て郷原駅へ戻る。



駅舎の東側を通過して登山口駐車場(11.42)。前回は郷原駅に駐車して原町駅から電車で
郷原に戻ったのだが、今日は時間節約の周回なので登山口近くまで乗り入れたのだ。



岩櫃山が良く見える。真ん中の小さな突起が頂上らしく、左に延びているのが展望台?



やがて丁字路で蜜岩コースと赤岩コースの分岐。この山は蜜岩から登らないと何となく
満足しないので赤岩は帰路に辿ることにして左折。



舗装路を暫く歩いて



この道標で漸く山手に右折。



間近になった岩櫃山がさっきと違う姿で目に入る。



ここが登山口で林間へ。



最初のうちは極めて大人しい登山路。



道を邪魔する大きな倒木、下を潜りぬけ。



振り返って紅葉を探すがこの程度が漸くで本番は未だ先。来月三日と聞いている
紅葉祭りの時でも駄目だろう。



蜜岩神社の道標、相変わらず「X」印なので当然の事にパス。



やがて整備された木枠段、年寄りには大助かりだ。



間もなく最初の鎖場、小手調べの程度で使わなくても通過できる。



窪の先に何やら看板の着いた大岩。



近づくと左に回れの指示板だった。



その先はきっちりした木枠段。



この辺で周囲に少しばかりの色つき。麓から見た紅葉は山中に入ると見えないんだな。





大岩すれすれの道には落石注意なので足早に。



二つ目の鎖場。



その先の倒れ掛かったような鉄梯子は使わずに



右脇の鎖を使って上の木枠段、前方に鞍部が見えた。



鞍部には丁寧な道標、郷原駅から2.5Kは良いとして頂上まで未だ0.8Kもある。



この大岩に近寄って行く。



ここをすり抜けだが上の岩が相当な圧迫感。



途中の洞に小さなケルン。



小高いところを目指してこんな所を通過すると



天狗の架け橋と迂回路の分岐。爺イは最初に来たときに登山者が架け橋の途中で
立ち往生しているのを見てからここの通過がトラウマになってしまっているので
迂回路を使う。だけど、迂回路も中々に面白い。



一旦はこの垂直梯子で下に降り



ロープと鎖を使って蟹の横ばい。



渡り切ってから横を見ると架け橋が良く見える。怖いのは50-60cm幅の所が
約1.5-2.0m程在るだけで普通の人は数歩で渡ってしまうが爺イは足が出ないのだ。



この梯子でさっき降りた分を取り返す。



登りきって下を見ると此処にも僅かに紅葉。



目の前の道標は頂上まで0.6kと。



直ぐに鎖場、ややヤセ尾根風なので固定されていない鎖は一本では左右に振られるので
二本使い。だが、二本使いは交互に握り直しをするので楽ではない。



上に立って振り返りの景観。







前方に頂上が尖塔の様に厳然として見える。



左は多分、見晴台。



再び下った鞍部に鷹巣遺跡の看板があるがここもパス。



又、鎖場。



山頂の山塊が大分近くなったが凄い貫禄だな。



続く鎖で岸壁に近づくと



石門風な小さな穴を抜ける。こんな都合の良いのが自然に出来たのかな? 若しかすると
登山用の人工物。



この鎖と続く梯子で上に登ると



直ぐに此処を下降して



下の道に降り立つ。これは頂上突起を半時計回りに周回して反対側の尾根に向かう。



漸く頂上直下。



逆光で写真が駄目、単独男性が降りてくるところだが相当に苦戦中で順番待ち。



待っている間に景色を眺める。







降りてきた男性曰く「登りは良いが下りは怖いですねー」と。爺イの白髪頭と
ザックも無しでのスニーカーの軽装から感じたのか?危険ですから無理をしないように
とのご忠告。そう云われるとさっきのヤセ尾根の二本鎖で限界を感じていたので
妙に納得して頂上は止めにした。だが、それだけでは締りがないのでH-23-11-14の
古いブログからその時の写真。この時既に78歳だったが何の苦もなく登って10秒のセルフで
駆け上って撮れたのにたった三年で気力・体力は急速に減退している。
特に握力・腕力が落ちているので鎖が不安。



蜜岩へ降りる男性と左右に分かれて展望台へ向かって基部。通行止めの脇から一寸入ってみたが
相変わらずの行き止まりで引き返し。



鎖で展望台へ。



振り返りの景色。







東に向かってこんな岩場を通過。



やがて普通の登山道になり岩場と鎖から開放されてホッとする。



八合目を通過。下からの二人連れとすれ違いで挨拶。



七合目はこんな表示物。



原町の道標で大岩の間を抜ける。天狗の蹴上げ岩はこの辺りと思ったが確認しなかった。



暫く進むと漸く待望の「赤岩」の文字。



道はケルンの脇を明瞭に延びている。



今度は賑やかな道標、赤岩に向かって右へ。



久しぶりの鎖場で滑りやすい所を下る。



直ぐに木枠段が延々と続くので膝に負担が来ない様に足を斜めに出す。



巨木が倒れているがザックを背負っていないので楽々と下をすり抜け。



偶には沢筋で踏み跡不明の所もあるが



直ぐに登山道に復帰。



やがて幟のはためく石垣の場所に到着。説明版には「潜竜院跡」と。
1582年、武田勝頼が織田に攻め込まれ逃げまどったとき、真田昌幸が岩櫃城に
引き受けようとして建てた館だそうだ。だが勝頼は身内の裏切りに気付かずに
天目山に追い詰められて惨殺されてしまう。



途中でさっき頂上直下で出会った単独氏とすれ違い、城址近くの一本松駐車場に
車を置いてあるとのこと、挨拶して又、左右に分かれた。
ここから僅かに西進して車道に合流、駐車場所には14.30。



振り返ると岩櫃山が夕日に輝いていた。



(東吾妻町広報より「吾妻峡遊歩道は見晴台より先、長野原町区間(旧川原湯温泉駅から右岸を周遊する
 ルート)はダム建設工事のため通行不可です。
 遊歩道をご利用のお客様は鹿飛橋~小蓬莱(見晴台)の区間を往復するコースとなっております。」
どうも爺イは新道に入って長野原地域から鹿飛橋へ周回しようとしたのが間違いの元だったらしい)

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2 コメント

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岩櫃山 (tomo)
2014-11-03 20:29:56
本日は、爺イ様の記事を参考に私も行って来ました。
コースは、一本松登山口-尾根通り-山頂-密岩通り-赤岩通り-沢通りでした。
丁度お祭りの様なイベントをやっていて大賑わい。
紅葉も所々で良い物が見られました。
返信する
re.紅葉 (爺イ)
2014-11-04 07:12:45
tomoさん
高ジョッキのもみし゜拝見しました。
派手な帽子を被った丸岩には感動です。
返信する

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