天気予報は快晴なのに朝から雲が多くハイク日和には程遠いが明日から
もっ悪くなるらしいので九月の最終日の今日、一ヶ月ぶりの山行きを
決めた。今月は初日に破風岳に行っただけなので足慣らし程度の榛名山麓。
目当ては相馬山東南麓の「柏木山(仮称)」へ鷹ノ巣林道からの西南コース。
空模様の確認などをしていて遅くなってからr-28で榛名に向かい、カーブ23の黒岩下の
路駐スペースに車を置いて出発。傾斜のある県道をカーブ19まで戻って何時もの
林道入り口。(10.20)
林道は夏の名残か? 両側から雑草が大きく張り出し、その間を無数の蜘蛛の巣が
残っているのでストックで払い除けながら渓流への下り道を進む。この傾斜は
足の疲れた帰路にはうんざりする登りとなる。
連日の秋雨の為か? 道には山手から水が染み出していて滑り易く下り道も
大股では歩けない。「右京の泣き掘り」からスルス峠に達する道を左に
分ける。古びた鉄扉はかってこの先に黒岩キャンプ場があった時代の名残。
下り切った林道は北に向かって反転するが右側の崩落地が益々広がっていて
道の1/3が失われている。
通り過ぎてから崩落地点を見るとズレではなく完全な沢への落下だから
一寸した大雨や地震などでこの林道か寸断される危惧がある。
やがて林道が南進に転ずる手前で第一の沢跨ぎ。何時もは水量が少ないので
殆ど靴も濡らさずに通れるのに今日はザブザブと水に入って通過する。
ここは飛び石になる石ころがないのでこの方法しかないが歩いている内に
靴に入った水など気にならなくなる。
南進する林道はやがて鷹ノ巣山の西麓から南麓を回りこんで北上するが
右手の採石場では相変わらず重機が唸りを上げて山削りに忙しそう。
この辺が林道の一番標高が低くて810m程度、県道からの入り口が895mだつたから
85m も下った勘定でここから875mの登山口まで65m のダラダラ登りが続く。
路面は永年の水路化で大荒れで歩き難い。これではかって流行ったバイクでの
ガラメキ温泉探訪も面白くないだろう。
間も無く、大小の崩落地を通過するが何となく小規模の箇所が増えた感じ。
(サムネイル写真は左クリックで拡大、左上の左向き矢印で元に戻る。)
北進が終わって東進が始まる処で第二の沢渡り、水量は第一より多いが幸いにして
飛び石が多数で全く靴を濡らすことなく通過できる。
直ぐ左に大正年間の雨乞い線刻の看板。作者・小野関三太夫氏の縁者がその
事蹟の保存と顕彰を兼ねて作った案内板。
暫くで林道丁字路、直進はガラメキ温泉方面、左折は相馬山表口ーーと言うより
相満山表参道。
丁字路の10m先のこの看板多数の処が今日の柏木山南登山口。爺イはここは昔の
峠道と勝手に想像している。約2.5kの林道歩きは48分。
道は柏木山西鞍部に達してから西北に向かって稜線を進むが途中に今は文字消えだが
「いかほ・つつじが丘」と書かれた道標が二枚残っているのがその理由。
登山口を明確にするために赤テープでマークを付けて登山開始。ここの標高は
875m、山頂までの比高は340mだが水平直線距離が850mしかないので年寄りには
難物の類。但し途中からの等高線密集地域は多くの蛇行道を伝うので歩行距離は
多分2倍以上はある感じ。(11.08)
雑草を掻き分けると直ぐに明瞭な踏み跡があり左手に現れた幅広道に合流。
幅広道は直線的に延びているが多分林業用の作業道。6558
直ぐに明らかに登山ルート用の目印テープ。
何時の間にか細い小尾根に乗っているので何処かで合流か?
予想通り左のやや大きい尾根に合流。
振り返ると下りでは合流点が判然としないので帰路の為に曲がり角に赤テープ目印。
やがてコンクリート柱を通過、用途は不明だがこんな山中では絶好の目印。
再び斜面だか尾根だか分からない地点の斜め登りが始まる。
左前方に大きな尾根、二回目の合流か?
進路にある小高い所で合流らしい。
そして合流、ここも下りでは分かり難い。
帰路用の目印を再び付ける。何しろ上から見ると直進も綺麗な尾根なので
調子に乗ってグングン下ってくれば簡単に見過ごすだろうから。
相変わらず変哲もない林間を進むが傾斜は大した事も無いのにこう長く
なるとジワッと脹脛に効いてくる。
又、左に尾根、ついつい釣られて合流したくなるが
それでは右の沢を渡る
ルートを外してしまうので逆に右に寄って窪の縁すれすれにコースを採る。
斜面を回り込むと目印の半分腐ったような木橋で細い涸れ沢を渡る。
直線的に上に伸びる涸れ沢、これを直進してもどん詰まりの大岩の処で
急斜面直下まで行かれるが折角峠道が作られているからそれを辿る。
ほんの10m先で急斜面の蛇行道の始まり。去年付けた目印がもう失われて
いるので付け直し。6574
ここからは長短様々な蛇行道になり、昔付けられた曲がり角毎の赤杭が
殆ど抜けたりしていて進路が分かりにくいが、谷側に丁寧に取り付けられた
崩れ止めの丸太が相当腐ってはいるが下から見ると良く判るので
常時上を見て進路の確認が出来る。
何回かのジグザグの後、左の斜面に沿って回り込み、さっきの涸れ沢末端に
向かう。
この大岩の処で涸れ沢に最接近。沢を直登してくるルートの終着でもある。
少し先のこの目印で今度は尾根を東に跨いで東の窪に出なくてはならない。
右の窪に到達。
少し上に行ってから再び西に向かって斜めのトラバース。何しろ
周囲はとてつもない急斜面だからこうしなくては進めない。
この辺まで来ると曲がりが際限ないような感じで疲労も重なって根負けしそうに
なるがこの目印大岩で漸く右に反転して最終局面。(12.49)
漸くこの目印で1182mの鞍部到着。相馬東麓との意識が強いのでこの尾根を東西と
錯覚するが実際は西北・東南尾根。
一呼吸置いて柏木山に向かう。この鞍部からの比高はたったの33mだが藪山で
手に負えないと思い込んでいるのでもう何年も登頂は敬遠している。
爺イの頭の中では正面は藪で駄目、右は岩で駄目、残るは左に90度回って
東北尾根を使う以外のことは入っていなかった。
だが、一寸歩き出して目の前に目印テープがあるのに気付いた。先方を
目で追うと何とそのテープが続いている。いつも直ぐに左に回っていたので
これが古いものか?最近のものかは分からない。
前進する今までの藪認識が覆って人一人歩くスペースが綺麗に開いていると
分かった。付近に雑木を人為的に切った切り口も見られるので藪が
一部刈られたのかも知れない。
進路は尚も開けた状態で上に伸びる。今まで気付かずに藪山と書いてきた
のが恥ずかしい。
そして立ち木に掴まらないと登れない傾斜ではあるが一度も藪を潜ることもなく
難なく山頂到着してリボンに迎えられる。左にぶら下がっている木片は
昔の爺イの標識の成れの果て。他に標識類は見当たらない。(13.04)
登山口から此処まで1時間55分、スタートから2時間43分。
足元に手前の宮標石と半分埋まったような四等三角点・柏木 1.215.22m
宮標石のシンボルの彫が薄くなり苔を削り取ってもこの程度。
何回も付け直した残骸がそっくり残っている感じ。
本日の爺イ。掛けている眼鏡は藪山用の小枝避け専用。
生憎の曇天と樹木が邪魔して展望は良くない。西北に二つ岳。
その左に相馬山の東面、上部にガスが掛かってきている。
東北の水沢山は樹葉で隠れている。
充分の休憩と軽食の後、下山開始(13.29)。途中までテープを辿りその後は斜め左に
下って峠道へショートカット試して難なく成功。今度は鞍部まで行かずに
直登できると確信。大きい蛇行をこなしてさっきの目印。
斜面ジクザグ終了で木橋を渡って後は一気に下るだけだが林道歩きが
長くて後半の登りがきついので出来るだけ足への負担を少なくして
小幅歩き。
目印のコンクリート柱の頭を撫でて別れの挨拶。
不安があった三回の分岐も付けて置いた目印で迷わずに通過、最後の直進路にでて
鼻歌気分。
林道に帰着。(14.18) 所要は49分で登りの半分以下。
軽アイゼンを外したりして少し休憩して出発(14.25)。
前半の下りで相当時間を稼いだが後半の登りで完全にへばって息継ぎ休止多数、
漸く県道に辿りついたのが15.21で所要は56分。
県道のカーブ23までよたよた歩いて本日も無事に帰着。復路は丁度二時間。
全行程 14998歩で足慣らしとしてはキツ目だった。
ご来訪の序に下のバナーをポチッと。
もっ悪くなるらしいので九月の最終日の今日、一ヶ月ぶりの山行きを
決めた。今月は初日に破風岳に行っただけなので足慣らし程度の榛名山麓。
目当ては相馬山東南麓の「柏木山(仮称)」へ鷹ノ巣林道からの西南コース。
空模様の確認などをしていて遅くなってからr-28で榛名に向かい、カーブ23の黒岩下の
路駐スペースに車を置いて出発。傾斜のある県道をカーブ19まで戻って何時もの
林道入り口。(10.20)
林道は夏の名残か? 両側から雑草が大きく張り出し、その間を無数の蜘蛛の巣が
残っているのでストックで払い除けながら渓流への下り道を進む。この傾斜は
足の疲れた帰路にはうんざりする登りとなる。
連日の秋雨の為か? 道には山手から水が染み出していて滑り易く下り道も
大股では歩けない。「右京の泣き掘り」からスルス峠に達する道を左に
分ける。古びた鉄扉はかってこの先に黒岩キャンプ場があった時代の名残。
下り切った林道は北に向かって反転するが右側の崩落地が益々広がっていて
道の1/3が失われている。
通り過ぎてから崩落地点を見るとズレではなく完全な沢への落下だから
一寸した大雨や地震などでこの林道か寸断される危惧がある。
やがて林道が南進に転ずる手前で第一の沢跨ぎ。何時もは水量が少ないので
殆ど靴も濡らさずに通れるのに今日はザブザブと水に入って通過する。
ここは飛び石になる石ころがないのでこの方法しかないが歩いている内に
靴に入った水など気にならなくなる。
南進する林道はやがて鷹ノ巣山の西麓から南麓を回りこんで北上するが
右手の採石場では相変わらず重機が唸りを上げて山削りに忙しそう。
この辺が林道の一番標高が低くて810m程度、県道からの入り口が895mだつたから
85m も下った勘定でここから875mの登山口まで65m のダラダラ登りが続く。
路面は永年の水路化で大荒れで歩き難い。これではかって流行ったバイクでの
ガラメキ温泉探訪も面白くないだろう。
間も無く、大小の崩落地を通過するが何となく小規模の箇所が増えた感じ。
(サムネイル写真は左クリックで拡大、左上の左向き矢印で元に戻る。)
北進が終わって東進が始まる処で第二の沢渡り、水量は第一より多いが幸いにして
飛び石が多数で全く靴を濡らすことなく通過できる。
直ぐ左に大正年間の雨乞い線刻の看板。作者・小野関三太夫氏の縁者がその
事蹟の保存と顕彰を兼ねて作った案内板。
暫くで林道丁字路、直進はガラメキ温泉方面、左折は相馬山表口ーーと言うより
相満山表参道。
丁字路の10m先のこの看板多数の処が今日の柏木山南登山口。爺イはここは昔の
峠道と勝手に想像している。約2.5kの林道歩きは48分。
道は柏木山西鞍部に達してから西北に向かって稜線を進むが途中に今は文字消えだが
「いかほ・つつじが丘」と書かれた道標が二枚残っているのがその理由。
登山口を明確にするために赤テープでマークを付けて登山開始。ここの標高は
875m、山頂までの比高は340mだが水平直線距離が850mしかないので年寄りには
難物の類。但し途中からの等高線密集地域は多くの蛇行道を伝うので歩行距離は
多分2倍以上はある感じ。(11.08)
雑草を掻き分けると直ぐに明瞭な踏み跡があり左手に現れた幅広道に合流。
幅広道は直線的に延びているが多分林業用の作業道。6558
直ぐに明らかに登山ルート用の目印テープ。
何時の間にか細い小尾根に乗っているので何処かで合流か?
予想通り左のやや大きい尾根に合流。
振り返ると下りでは合流点が判然としないので帰路の為に曲がり角に赤テープ目印。
やがてコンクリート柱を通過、用途は不明だがこんな山中では絶好の目印。
再び斜面だか尾根だか分からない地点の斜め登りが始まる。
左前方に大きな尾根、二回目の合流か?
進路にある小高い所で合流らしい。
そして合流、ここも下りでは分かり難い。
帰路用の目印を再び付ける。何しろ上から見ると直進も綺麗な尾根なので
調子に乗ってグングン下ってくれば簡単に見過ごすだろうから。
相変わらず変哲もない林間を進むが傾斜は大した事も無いのにこう長く
なるとジワッと脹脛に効いてくる。
又、左に尾根、ついつい釣られて合流したくなるが
それでは右の沢を渡る
ルートを外してしまうので逆に右に寄って窪の縁すれすれにコースを採る。
斜面を回り込むと目印の半分腐ったような木橋で細い涸れ沢を渡る。
直線的に上に伸びる涸れ沢、これを直進してもどん詰まりの大岩の処で
急斜面直下まで行かれるが折角峠道が作られているからそれを辿る。
ほんの10m先で急斜面の蛇行道の始まり。去年付けた目印がもう失われて
いるので付け直し。6574
ここからは長短様々な蛇行道になり、昔付けられた曲がり角毎の赤杭が
殆ど抜けたりしていて進路が分かりにくいが、谷側に丁寧に取り付けられた
崩れ止めの丸太が相当腐ってはいるが下から見ると良く判るので
常時上を見て進路の確認が出来る。
何回かのジグザグの後、左の斜面に沿って回り込み、さっきの涸れ沢末端に
向かう。
この大岩の処で涸れ沢に最接近。沢を直登してくるルートの終着でもある。
少し先のこの目印で今度は尾根を東に跨いで東の窪に出なくてはならない。
右の窪に到達。
少し上に行ってから再び西に向かって斜めのトラバース。何しろ
周囲はとてつもない急斜面だからこうしなくては進めない。
この辺まで来ると曲がりが際限ないような感じで疲労も重なって根負けしそうに
なるがこの目印大岩で漸く右に反転して最終局面。(12.49)
漸くこの目印で1182mの鞍部到着。相馬東麓との意識が強いのでこの尾根を東西と
錯覚するが実際は西北・東南尾根。
一呼吸置いて柏木山に向かう。この鞍部からの比高はたったの33mだが藪山で
手に負えないと思い込んでいるのでもう何年も登頂は敬遠している。
爺イの頭の中では正面は藪で駄目、右は岩で駄目、残るは左に90度回って
東北尾根を使う以外のことは入っていなかった。
だが、一寸歩き出して目の前に目印テープがあるのに気付いた。先方を
目で追うと何とそのテープが続いている。いつも直ぐに左に回っていたので
これが古いものか?最近のものかは分からない。
前進する今までの藪認識が覆って人一人歩くスペースが綺麗に開いていると
分かった。付近に雑木を人為的に切った切り口も見られるので藪が
一部刈られたのかも知れない。
進路は尚も開けた状態で上に伸びる。今まで気付かずに藪山と書いてきた
のが恥ずかしい。
そして立ち木に掴まらないと登れない傾斜ではあるが一度も藪を潜ることもなく
難なく山頂到着してリボンに迎えられる。左にぶら下がっている木片は
昔の爺イの標識の成れの果て。他に標識類は見当たらない。(13.04)
登山口から此処まで1時間55分、スタートから2時間43分。
足元に手前の宮標石と半分埋まったような四等三角点・柏木 1.215.22m
宮標石のシンボルの彫が薄くなり苔を削り取ってもこの程度。
何回も付け直した残骸がそっくり残っている感じ。
本日の爺イ。掛けている眼鏡は藪山用の小枝避け専用。
生憎の曇天と樹木が邪魔して展望は良くない。西北に二つ岳。
その左に相馬山の東面、上部にガスが掛かってきている。
東北の水沢山は樹葉で隠れている。
充分の休憩と軽食の後、下山開始(13.29)。途中までテープを辿りその後は斜め左に
下って峠道へショートカット試して難なく成功。今度は鞍部まで行かずに
直登できると確信。大きい蛇行をこなしてさっきの目印。
斜面ジクザグ終了で木橋を渡って後は一気に下るだけだが林道歩きが
長くて後半の登りがきついので出来るだけ足への負担を少なくして
小幅歩き。
目印のコンクリート柱の頭を撫でて別れの挨拶。
不安があった三回の分岐も付けて置いた目印で迷わずに通過、最後の直進路にでて
鼻歌気分。
林道に帰着。(14.18) 所要は49分で登りの半分以下。
軽アイゼンを外したりして少し休憩して出発(14.25)。
前半の下りで相当時間を稼いだが後半の登りで完全にへばって息継ぎ休止多数、
漸く県道に辿りついたのが15.21で所要は56分。
県道のカーブ23までよたよた歩いて本日も無事に帰着。復路は丁度二時間。
全行程 14998歩で足慣らしとしてはキツ目だった。
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やはりそうでしたか。色とストラップの形もそうですが、登山道とは違い人があまり入らないところなので落とし物自体が珍しかったので目に焼き付いていたのかもしれません。
その時は「あれ?ストック??」ぐらいで通り過ぎてしまったのですが、風でもあまり揺れなそうな木の枝にでも掛けておけばよかったですね。
ただ、1010のピークに行けば必ず見えるところにあります。
ストックは確かに小生の落し物で六月に1010峰から
下って音羽の北ルートに移動中に落としたもの。
古いスキー用ストックのリングを削り落として
山用のダブルストックとして使用していましたが
今は一本ストックの歩行に慣れましたが時々行く
ルートなので来年でも拾いに行きます。何しろ
永年の相棒ですので。
下の記事の音羽に掛かる部分に落し物のことを
書いておりました。お暇のときにご覧下さい。
わざわざのお知らせ感謝します。
http://blog.goo.ne.jp/gooyamachuu/e/ef42bf40fc9d615a1899c88cbdc3367a
柏木山の三角点が写っている写真にあるストックは翁が使っているものですか?
先日、音羽山から三ツ峰山の尾根に入る手前の1010mのピーク付近にそっくりなストックが落ちておりました。ストックの先のゴムが取れていたかと思います。