おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

日本式の「母子手帳」でパレスチナの乳幼児死亡率減少

2023年06月12日 | Weblog

まもなく午前6時。

晴れてます。

気温はプラス15度だ。

今日は晴れのお天気で最高気温プラス23度の予想だ。

初夏らしい1日となりそうです。

さて、

毎日新聞電子版に興味深い記事が載っておりました。

「パレスチナで日本式母子手帳15年 乳幼児の死亡率減少に貢献」だそうです。

「母子手帳」はニッポン独自のシステムにして、昭和23年世界で初めて考えられたという。

当時は、これがあると妊娠中や授乳中のお母さんが、優先的にミルクや砂糖の配給をもらうことができた。

昭和26年生まれのおぢ、いまでも保管しております。

手帳には妊娠、出産までの記録、小学校入学までの定期健康審査、各種の予防接種の記録もある。

生まれてから入学まで、子どもの身体状況が一目瞭然ってこと。

この優れた母子手帳を、厚労省が「廃止を計画していた」こともあったと聞いた。

当時、厚労省の委員だったおぢの知人は、「母子手帳の廃止反対」に奔走したと聞いている。

こうして守り続けてきた母子手帳が、いまパレスチナで役に立っているというから嬉しくもなる。

パレスチナでは、母子手帳があると、どこの病院でも医師が母子の状態を把握でき、スムーズに診察ができるそうだ。

「手帳のおかげで、適切な時期に適切なワクチン接種を受けることができる」

「子供の成長の目安が細かく書いてあるので、成長が遅れていたらすぐ病院に相談できる」と高い評価だ。

母子手帳の普及、たいしてカネのかからない「人道支援」「国際支援」ともいえる

かなり地味だけど、地に足の付いた国際貢献こそ、ニッポンの国際的な地位の向上に役立つのだ。

「世界でガンバレ!! 日本発の母子手帳」と申しておきましょう。