日本語は漢文訓読によって語法を学んできた。文章とは何かを知ってきた。中国語の文章である。漢文は中国文であるが、漢字に読み加える点を日本語文字にを工夫し読み下した、つまり日本語に翻訳した。語法は語と語との関係を日本語の意味にあきらかにした。そしてその符号を仮名文字としてつくり出す創意は、日本語という、ことばを漢字材料から紡ぎ出す発明になる。
言葉は . . . 本文を読む
はじめに言葉ありき、創世は神の言葉ロゴスからはじまった、新約聖書「ヨハネによる福音書」第1章から。
ロゴスを言葉と訳しても、真実、真理、論理、理性、概念、調和・統一のある法則などを示すという解釈もできるそうである。
その言葉だから、始めに神の言葉ありという思い込んできたのだが、その言葉の大切さだとなれば理解もできように。
宗教書、思想 . . . 本文を読む
おもいをめぐらす、情けは心にある、その形容を思い浮かべる意味が、想字にある。オモウという訓義は、おもふ について、おもゆ おもほゆ などに、おも となる語根が見出せる。なお、これには、重 主 面 などの漢字を充てて語源説とするようである。
思う、漢字の仕組みを白川静説で、見ると面白い。
辞書に、思う/▽想う/▽憶う/▽念う と、あて読みをする例があ . . . 本文を読む
発想を類語で見ると、思いつくこと、ひらめく考えというニュアンスである。日本人の発想、日本人と発想ということに思いを致すのは難しい。大げさに言って、自然信仰に育む、仏教などの外来思想に影響する、日本人の霊性にもとづくものとか、哲学の思想を近代になって考え出す民族だから、その発想とはどういうものか。日本語教育で学習者から日本語の発想を知りたいという難題 . . . 本文を読む
書物を整理していたら、次の本があった。書名はとうに忘れているが中にある写真刷りの絵を思い出してパラリと開いてそうだったと思い出す。絵の分析をする解説が詳しいので興味深かったがあらためてテクスト分析のところを読み直した。まざまざおもいだすことである。同じ著者に日本語レッスンのあることがわかり、発想するためのではなくて身に付けるためのと書名がひねってあ . . . 本文を読む
AIによる記事などの学習を禁止する、どういうことか。NHKニュースに流れてきたのは著作権侵害とある。新聞記事を使うなということか。ニューヨーク・タイムズのサービスの利用規約を変更ということらしい。8月3日、その規約によって無断でする機械学習、AIシステムに記事や写真などの学習を許可なくさせるなとなると、それはそういうふうにできるものなんだろうか . . . 本文を読む
降伏した。降服に至るには共同宣言の無視という政府の返答が拒否と受け止められて新型爆弾、原爆の攻撃となった経緯には、降参したと言えば何かが変わったかもしれない。しかし、ずっと国民は降参したと思ってきたのを、そこに無条件降伏のことを受け止めたのだった。終戦は敗戦となる日に時間差がある。
終戦記念日、詔勅で終戦といった。共同宣言を受諾するという。「帝国 . . . 本文を読む
>久しぶりの投稿です。投稿する時間が空けば空くほどしにくくなる現象、なにか呼び名があるんでしょうか
というから、無沙汰御免しかないかなぁと。しかしこれでは武骨者だし。
無音、読み、ぶいん という言い方はあるけれど、あいさつにならないし。音なしというのは自ら潜むような、しかるべきあいさつやことわりのない乱入とかになってしまうようで。
最近では、お . . . 本文を読む
日本語文法議論23813
理論というよりは理屈だと思ったから、reason、 theory のいずれか、当初には国語文法はだめであると言い続けるこじつけのようにも思っていたので、なぜかというと、こう
見えて一方の側しか見えてこない論理の立て方であった。それをいわなければならないようで、なんだったんだろう。
時系列に見れば、現代語法序説ーイン . . . 本文を読む
日本語文法議論23812
文学に親しんだというと趣味と研究と合わせたような本の読み方で古典作品に興味があってスタートしてからの学生時代のゼミナールで文学語法に重心を置いたからその後に古典、国語国文学から日本語学日本語教育に至る興味と実益の広がりをもつことになり日本文化そのものに及んでいる。あくまで文献実証と言葉の領域にとどまる。
時枝仮説の演繹 . . . 本文を読む