goo blog サービス終了のお知らせ 

現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

ファシリテーション

2014-04-14 | 新日本語百科
ファシリテーション facilitation は、カタカナ語である。日本語にない概念だろうかその意味には、、容易にする、簡易化、さらには、協働促進とか、助成とか、そのように訳しているものの、方法や技術、行為そのものとなる。会議の根回し、下相談をするようなものかもしれないが、それは会議に応用されて説明されるようになったからだろう。体験学習、エンカウンターグループといったキーワードがあって、1960年代にアメリカで生まれたらしい。また一方で、コミュニティー、ワークショップなどとしてのファシリテーションの体系化が行われたようだ。それを1970年代にビジネスで取り入れられてワークアウトと呼ばれる現場主導のチームが業務改善の手法にしたようだ。それを承けた活動は支援型リーダーという概念になるようであるから、日本語では、縁の下の力持ちでもある。 . . . 本文を読む

それにしては それにしても

2014-04-14 | 日本語あれこれ百科
それにしても、と、それにしては、は、どうちがうのか。用例を挙げるとよい。>わざと狙ったことは誰にでもわかるにしても、それにしてもあまりにわざとらしい台詞。  というような例では、わざと狙ったことと、そのわざとらしさがきわだつときに、それにしても、と用いている。   >枕草子もその意味の危なさを当然持っているが、それにしてはいかにも晴朗の気に満ち、屈託がなくて明るい。  というような例では、危なさをもつことに対して、明るい内容をもつといったふうに、その前提となる説明に対し区別とするような言い方をしている。この語法で分かるのは、~も という場合と、~は という場合とであらわれる、意味用法の、添加と区別の違いである。なお、この語法は文脈をもとに、その表現を比較して、いずれも逆説であるとする説明がある。~にして の用法から派生して、行くにしても、行くにしては、というふうに、ともに文脈によっては意味内容は表現の強調になる。 . . . 本文を読む

2014-04-14 | 日本語百科
4月になって2週が経過した。中旬となって、あらためて新年度の経過を思う。卯の花月というが、卯だから、卯の花なのかともある。月名の和名は陰暦によるものとする。旧暦、新暦という呼び名で、旧暦による別名ともするようだ。それで、異名を見ると、いんげつ(陰月)、うづき(卯月)、うのはなづき(卯花月)、けんげつ(乾月)、けんしげつ(建巳月)、このはとりづき(木葉採月)、ちんげつ(鎮月)、なつはづき(夏初月)、ばくしゅう(麦秋)、はなのこりづき(花残月)、うえつき(植月)と、ウイキペディアに見える。別名と異名と、あわせて、この月の時の流れをあらわす日本語である。あわせて、季語を見ると、その多さには驚かされるが、この月に限ったことではない。卯月は艦名でもある。1926年9月14日、駆逐艦として竣工、佐世保鎮守府に所属、当初は、第二十五号駆逐艦という艦名であり、一等駆逐艦に類別され1928年8月1日に「卯月」と改名したとある。>1944年12月9日にマニラを出港しオルモック輸送作戦第9次作戦に参加するが、12日にオルモック湾で魚雷艇PT490等と交戦し、魚雷2本が命中し沈没した。卯月 (うづき)とは【ピクシブ百科事典】 - pixiv dic.pixiv.net . . . 本文を読む

色濃く

2014-04-14 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 956 自然を色濃く残している を例題にしている。色濃い という表現につき、コラムは解説して、自然が色濃いと結びつかないとするが、例題は、色濃く残す の語形であって、濃い 形容詞でとらえる場合と、濃く 副詞でとらえる場合とで、その表現性が異なるから、この説明にはやはり、無理があって、文法、語性をよく考えなければならない。形容詞の副詞的用法を、ともすれば国語の解釈のままで日本語のように分析している。自然を残している、色濃く残している という状態から、この表現をおかしく感じることはまずないだろう。自然がそのままであればとくに変化しないとまで言うならば、それを残しているのだから、色濃く、と言ってよいのである。用例検索をしてヒットする場合に見られる、いわば、自然色、景観色のようなものだけでなく、時代、面影、不安などその結びつきは用例として広くみられるところである。 . . . 本文を読む