日本語を母語とするか、第2言語とするか。
国語は母国語すなわち母語としているから、第1言語となる。
日本語教育と国語教育は学習者、教科書、学習動機などをもってその違いを明らかにすることができる。
日本語教育の学習者は成人に対するものである。
そして教科書は文型を練習するもの、会話を中心として始めるものがある。
日本語の学習を言語のコミュニケーションの必要に行うのが、日本語教育である。
国語教育は科目として義務教育としておこなわれるが、幼少期から国語を意識にした言語である。
その教科書には読み書き聞く話すの4技能を言語生活の軸として国語文章を取り入れている。
国語を母語にして習得するので、言語そのものを手段とした人格形成におよぶ。
国語教育は、じつは、国語科目の教育だけで行われていない。
日本語教師の教授法と、国語教師の教科教育法と、その違いは同じ教育と言いながら顕著である。