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文章 ふたたび、みたび

2015-12-18 | 日本語文章
文章を検索して、百科事典の次を得る。項目執筆は、山口明穂による。文献に、時枝誠記著、日本文法 口語篇(1950・岩波書店)が見える。日本語文は日本語文章と同意義に捉えたとある。これは明治期の翻訳文法でいわば、文を単位文とし、文章を単位文における複数の集合を扱おうとする。その文章の用語はそれまでに日本語文法にとらえられる。しかし文はその単位を句とすることが行われていた。むしろ文という意味合いが異なったものであったので、句に置き換えて新たに文の単位を導入しようとしたようである。文はそれまで、その字義において、あや ふみ、であったのである。


日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
文章
ぶんしょう
>この、一つの段落にまとめられる、いくつかの文の集まりを一文章というが、よりあいまいに、いくつかの文をまとめて取り上げるときにそれを文章と称したり、文と同意義としたりすることもあるなど文章はことばの単位として厳密なものでないことが多い。これに対して、時枝誠記(ときえだもとき)は、文章を語・文と並ぶ文法上の単位として考えるべきことを主張し、表現者が一つの統一体ととらえた、完結した言語表現を文章と定義した。


1. あや【文/綾】 デジタル大辞泉
1 物の表面に現れたさまざまな形や模様。特に、線が斜めに交わった模様。 2 特に苦心した、文中の言い回し。含みのある表現や微妙なニュアンス。「言葉の―」 3 表 ...

2. あや【文・紋・綾・絢】 日本国語大辞典
【一】〔名〕〔一〕(文・紋・綾)(1)ななめに線が交錯している綾織りの模様。斜線模様。また、一般に物の面に現われたさまざまな形、模様をいう。*十巻本和名類聚抄〔 ...

3. あや【文】 プログレッシブ和英
I 〔模様や彩り〕designs and coloring 目にもあやな紅葉|brilliantly colored maple leaves あやなす|⇒見出 ...

4. 文(ふみ) 日本大百科全書
書物や文書など文字で書き記してあるものの称。一般的には、文書、記録、日記の類、および漢文の典籍などをさす場合が多く、「人の才能は、文あきらかにして、聖(ひじり) ...

5. ふみ【文/書】 デジタル大辞泉
1 文字で書きしるしたもの。文書。書物。 「様々の―を作りし中にも」〈鴎外・舞姫〉2 手紙。書状。「急ぎの―」「恋―」 3 学問。特に漢学。 「明けがたに―など ...

6. ふみ【文・書】 画像 日本国語大辞典
【一】〔名〕(1)文書・書物など、文字で書きしるしたもの。かきもの。(イ)漢文の典籍・経典の類をいう。*日本書紀〔720〕推古一〇年一〇月(岩崎本訓)「是の時に ...

7. ふみ【文】 プログレッシブ和英
⇒てがみ(手紙) ...


8. 文(ぶん) 日本大百科全書
文法学上の基本単位。一つのまとまった内容を表し、末尾に特定の文法形式(活用語の終止形や終助詞など)を有し、話しことばでは音の切れ目があり、特殊な音調(疑問文での ...

9. ぶん【文】 デジタル大辞泉
1 文字で書かれたまとまった一連の言葉。文章。また、詩文。「巧みな―」「―をつづる」 2 文法上の言語単位の一。一語またはそれ以上の語からなり、ひと区切りのまと ...

10. ぶん【文】 日本国語大辞典
〔名〕(1)外見を美しく見せるためのかざり。もよう。あや。*新撰和歌集〔930〜934〕序「抑夫上代之篇。義尤幽而文猶質」*米沢本沙石集〔1283〕一〇末・一二 ...

11. 文(〓)[〓] 画像 字通
象形 文身の形。卜文・金文の字形は、人の正面形の胸部に文身の文様を加えた形。文様には×や心字形を用いる。〔説文〕九上に「錯はれる畫なり。〓〓に象る」と交画の象と ...

12. ぶん【文】 数え方の辞典
▲文、▲行、●行、●流れ、●つなど ⇒文章 ...

13. ぶん【文】[助数詞・単位] 数え方の辞典
漢語数詞 文を数えます。 「1文が長すぎるので2文に分ける」 ...

14. ぶん【文】 プログレッシブ和英
I 1 〔文法上の〕a sentence 出だし[結び]の文|「an opening [a closing] sentence この文の意味が分からない|I d ...

15. ぶん【文】 ポケプロ和独
Satz 男性名詞 ...



文章とは
2015-01-15 21:28:36

文章は 文法での文よりも大きな単位と説明ができる。
大きな単位とは、文の数がいくつか集まって、まとまった思想、話題を表現するものということになる。

その文が複数になる形態を、まとまった、と、とらえるのは、文と文とが完結体を作るものとする見方である。
文法単位に設定して、語、文、文章ととらえられている。

その文章を文の集合体であるとすれば、それが完結するということは、すなわち一つの言語作品を表す場合となる説明もある。
文の連続において、その書き手と読み手とが一致してまとまるとすることは結果において作品のひとまとまりということになるわけである。

いまその分析を文が複数において著わそうとするものが結合しているとすると、そこには中間に位置する文の集合による段落が想定される。文章を一文に於いて成立するとする場合もあるということであるなら、文の集合による段落も一文の段落とすることがあることになる。

語と語が関係して意味内容を一つにもち、さらにその関係を展開して文を構成すれば、それが段落となり、文章となる。
語は文であり、それがまた文章であるとなると、文法の分析には内を基準とすることになるだろう。



文章論
2015-09-18 23:07:02 | 日本語文章

文章の章字についてふたたび、文章をとらえると、文と章とにあやがあり、その あや は、訓にして、綾 文 彩 となるものである。
したがって、文章そのものはその語義を展開して、楽曲の章、文章などを構成する部分となったようである。

文法論でとらえると、文章は文章論の議論となる。


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