読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

太占(ふとまに)

2009-07-04 10:23:52 | 歴史
古代日本でも亀甲や動物の骨を焼いて卜占(ぼくせん)は行われていたらしい。古代中国では亀の甲を焼いて吉凶を占ったが古代日本では牡鹿の肩甲骨を焼いて、それに現れたヒビによって吉凶を占った。それを太占(ふとまに)と言った。奈良、平安朝になってから中国式に亀の甲羅を焼く方法が併用され、鹿の骨を使う方法は廃れたのだそうだ。ただそれを焼く木は決まっていて「ハハカ」と言う木を使った。この木の皮を燃やすのだそうだ。(写真)ウワミズザクラと言う木の事だとか。