読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

「おくりびと」の原作者、青木新門さんの話で

2009-07-02 13:36:05 | Weblog

「おくりびと」アカデミー賞受賞映画の 原作者、青木新門さんの話をNHKラジオ第二放送で聞いた。色々、印象に残った事が有った。彼は納棺夫も納棺師(士だったか)と言う言葉も知らず、人からそう呼ばれたに過ぎないのだそうだ。この語を色々な字引で調べたが記述は無かったとも言っている。本木雅弘君も26歳だったかで書道五段とか六段とかの達筆だったと言う話も有った。原作者が自分の赤ん坊のミルクの事で妻と喧嘩した挙句、葬儀屋とも知らず就職を決めた様子は映画にも有った。映画での本木君の職業はチェロ奏者だったが原作者の青木氏は、その頃、自分では作家のつもりでいたと言う話も面白かった。妻と寝ようとしたときも「けがらわしい」と言われた事も話に有った。他に脚本や試写映画と原作とは相容れない部分が有り、訂正を求めたが容れられなかったなどの話も聞けた。原作者の話しくちも結構、ユーモアが有って楽しい話だった。