あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

平松陣営の敗戦の原因の一つは敵前逃亡

2011-11-29 12:14:40 | Weblog
11月29日(火)
 40年ぶりに行われた大阪府・市の首長選挙は大阪維新の会の完全勝利に終わった。
一夜明け大阪府職員はまだしも、市職員は戦々恐々としているそうである。記者会見で橋下氏は市民に目を向けない職員は去ってもらうとのきつい言葉が出たからであろう。
選挙戦の当初は互角の戦いを行っていたようであるが、あの橋下氏の強烈な言葉でぐんぐんと市民を引き込んでいった。
選挙戦の終盤の両候補の討論会が予定されていたが、平松氏陣営は断わった。このとき軍配は橋下氏に下ったと思った。選挙の討論会をキャンセルするなんてこの候補者何を考えているのだろう。我々は両候補の討論会によって誰に投票するかを決めるのではなかろうか。特に、元々橋下陣営に強いといわれていた無党派層を取り込むには討論に参加するのが不可欠であった。組織におんぶに抱っこしている平松陣営の失態であるといっても過言でない。
今回の選挙でもう一つ特筆すべきは投票率がよかったことである。過去の市長選挙の投票率は40%台であった。こんな投票率で当選しても民意が繁栄されているとはいえない。小生は今回の60%でも不満である。矢張り70%以上の投票率で無いと民意が反映されたとはいえない。今回の投票率が今後も持続されることを祈るばかりである。
敗者にはきついかもしれないが、少なくとも4年間大阪府、市を見てきて、職員の態度が違った。府職員の間には緊張感は市職員より府職員にあった。府・市共に府民・市民から意見を募るホームページを開設している。このコーナーを利用して府知事に意見を述べるとあくる日の朝にはとりあえず連絡がある。そのときに府庁へおいでの際は寄ってくれと言う。後日伺うと役席が応対に出る。市というと意見を出しても中々回答がない。約3週間かかる。10月末に出した意見も選挙が終わった28日に回答が来た。職員の緊張感が欠如している。
平松さんは市民と一緒になって住みやすい大阪を作ろうといっているが、職員に緊張感がなく、到底無理な話である。
平松さんの掲げていることは素晴らしいことであるが、その目標が職員に充分伝わっていない。市民と一緒になる前に職員を掌握し、教育することが必要である。
橋下氏には、大阪市の職員は大阪市に住居を構えるようにしてほしい。何故なら大阪市で高額の報酬をもらい、郊外に住居を構え優雅な暮らしをしている。彼らの市民税はその郊外の都市に入る。矢張り大阪市で稼いだお金は大阪市に還流するシステムをつくらねばと思う。これは小生があの阪神淡路大震災からの持論で、事あるごとに書き、話している。今大阪市の職員で大阪市内に在住しているのは30%台ではなかろうか。橋下氏も是非大阪市内に住居を移してほしい。

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