あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

受験会場の設営と監督方法に警鐘

2011-03-06 11:45:04 | Weblog
 3月6日(日)
 3月に入っても寒いですね。日本海側は相変わらず雪が降り続けています。
大学入試でインターネットを利用した、不正受験が新聞紙上を賑わせています。
実行者も見つかり、彼のした行動が段々判ってきました。
新手のカンニングですね。伝えられている情報では、国立大学に通って親を安心させたかったとのこと。
京都大学といえば日本の最優秀大学に並び称されています。
まず、彼は京都大学を受験できるだけの実力があったのでしょう。そのうえ金銭的にも精神的にも親を安心させたかったのでしょう。
小生は、この事件が報道されるまで試験場への携帯電話の持ち込みは禁止されているとばかり思っていました。官立大学での試験でです。小生は7~8年前にマンション管理士の国家試験を受験しました。試験場に入る前の受付で、携帯電話所持の有無を問われ持っている者に携帯を切る指示があり、次に封筒を渡されそこに住所、氏名、受験番号、連絡先を記載し、その中に携帯電話をいれ、糊付をし、籠に入れ、試験中は完全に持参者とは切り離されていました。受験案内書にもあらかじめ説明されていました。
大学受験もこれと同じ方法がとられていると思っていました。
毎年入学試験を行っている大学です。こんなことは研究済みだと思っていました。
彼の供述によると左手で操作をし、右手で回答していたとのことであります。我々のように歳をとっていると無理でしょうが、若い人であればあの程度の発信は3分ほどで出来るそうです。
勿論、カンニング行為は許されることではありません。しかし、インターネット、携帯電話氾濫の世の中で、試験の専門家であるところは常に最悪の状況を想定した試験会場づくりに心がけなければならないと思います。
大学側は性善説でといっていますが、これは性善説でも性悪説でもありません。カンニング行為が悪いと言うのならば、そのことから発生する状況を想定した会場作り、監督方法を検討すべきです。
 加害受験者にばかり罪を擦り付けずに、大学も大いに反省すべきことではないでしょうか。
この事件は入試に対する警鐘を鳴らしてくれたのではないでしょうか。

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