娘を誘って多治見の蔵珍窯の工房見学をしてきた。
蔵珍窯の読みは、
「珍」の旧字が「珎」という字で、
「ほう」(和同開珎)と読むことから、
「珍」とういう字を「ほう」と読ませ、
蔵珍窯を「ぞうほうがま」と読むようにしたのだそう。
また、中国官窯の陶官を蔵珍といい、
中国の古陶磁器に魅力を感じ、中国官窯の陶官の名称を
名前の由来にもしているそう。
珍は「めずらしい」と読むのと同時に、
「たから」とも読むそう。
その読みから、蔵に納められるくらい
良い器をつくっていきたいという思いも重ねて、
窯名にされたそうです。
蔵珍窯のあるところは太平という町名で
国道19号線を挟んで、北と南が太平町。
福祉センターは学生が実習をさせていただいており、
頻回に行き来していたのだけど、
反対側にこんな素敵な窯があるなんて知らなかった。
築350年の古民家を富山から移築されたのだそう。
とても立派な建物だ。
先ず、敷地内にある喫茶ZOHOで
蔵珍窯の器を使ったカフェタイム。
そのあと、美濃焼と蔵珍窯の歴史や成り立ちを聞き
工房や展示室を見学。
喫茶ZOHOの土間のショップ
工房2回の展示室(ショップにもなっている)
蔵珍窯は絵付け業を専門に行っていた窯元で、
特に「赤」は、
平成15年5月、岡山県高梁市吹屋にあった、
旧片山家取り壊しの際に、紅柄が大量に発見され、
それを譲り受け、大切に使っていらっしゃるのだそう。
紅柄は原料が「硫化鉄鉱石」と呼ばれ、
銅を掘るときに副産物として出てくる鉱物。
昭和47年に吹屋の銅山が閉鎖になり、
現在は生産されていない貴重な顔料。
紅柄はそのままでは絵付け用の絵具としては使えず、
蔵珍窯では千日間かけて摺り、
粒子の細かい赤絵の具に育てていらっしゃるのだそう。
また、そうすることで、赤の濃い色から薄い色まで
幅広く色を出すことができるのだそう。
※紅柄(べにがら)は弁柄(べんがら)ともいうようだ
お土産に、こんな素敵な豆皿をいただいた。
絵付けの過程、間違って認識していて、
お話を聞いたり工房の見学を通して、
改めて知ることができ、
また、弁柄(紅柄)についても、
学生の時、花見に行った高梁城(備中松山城)が
弁柄の産地だったと初めて知ってビックリ。
行きたいリストに追加。(*´ω`*)
一度は行きたい!ベンガラ色の町並み「吹屋」を大満喫する方法|おか旅 | 岡山観光WEB【公式】- 岡山県の観光・旅行情報ならココ! (okayama-kanko.jp)
ランチを予約していたので、
慌てて蔵珍窯を後に。
大変お世話になりました。
素敵なお土産ありがとうございました。
ランチ終わって、寄って帰ろうか、
ということになって、(^^;)
再び、蔵珍窯へ。
蔵珍窯のシンボルの「椿」柄の器を買った。
1日から美濃焼販売促進支援『美濃焼GO』で
割引がしてもらえ、お値打ちに購入できた。
美濃焼GO – 蔵珍窯 (zohogama.com)
重厚な建物に身を置いてお茶するだけでも
至福のひとときですよ。
お近くの方は、是非是非、いらしてください。
多治見るこみち公式Web | 多治見市・多治見市近郊エリアで開催される体験型イベントをご案内 (tajimirukomichi.jp)
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