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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

閏卯月、天赦・大潮

2020年06月20日 | Weblog
 晴れてはいるが雲の多い空だ。ブルーベリーは熟れて来たかと思う端から、早朝に野鳥に啄まれる。今年は沢山の実が見えるので、多少はと楽観したのが間違い。本能でしょうね。ヒヨドリから雀にまで伝達されていて、無農薬で美味しいのをよく知っている。銀梅花が咲き出した。庭は花畳が敷き詰められる。薔薇やカーネーションは赤や桃色もあるが、殆どが白い物が多い。

 紫陽花も白が咲いており、銀梅花も白である。薄い桃色は芍薬や薔薇もあるし、玄関に周れば愕紫陽花、隅田の花火もある。概ねが白で緑の葉と清々しい重なりだ。山茶花やシモツケも白だし、ドクダミも同じであるが、クリスマスローズは多彩な花が咲く。青い花も好みである。然しこれが直ぐに絶える。デルフィニウムやカラーも咲かなくなって、ヘリオトロープも枯れる。

 植えているのも、芽が出て来ないと忘れてしまうことも。ナメクジが球根を好むのを知らなくて、失せてしまうのが不可解だったが、最近は唐辛子対策で何とか咲いてくれる。水仙は、何故か咲かない。林檎の根元に置いているのは花を見せてはくれるが、他の場所のは茎だけで終わる。一年は咲いても、毎年は咲かないように薬で処理しているのか。遺伝子の働きを曲げてる。

 弁当も手早く済ませるコツが分り、暑い時期でもあり腐らないように注意している。青紫蘇が効果的であったり、茗荷や生姜も生かせる。夏に暑い筈が、冷房で身体が冷え切るので、生姜はよく使う。夏こそ枇杷湯に浸かって、塩で身体をしっかり擦れば、出て来る汗も爽やかに引く。加えて皮膚の状態も細やかになってきて、冬場に肌の粉噴きを止める。嘘だと思ってるだろ。

 弁当を届け、Aさんちに寄って水を分けて貰い、その後燃料を補給して支払いを済ます。帰宅していたら携帯が鳴る。足湯に行って好いかとの事で、図書館に用事があるから待っている、と返事をする。宮部みゆきさんの新刊が届いていた。ウヒヒと思わず顔が綻ぶ。先日預けた手塚治虫氏の目録を渡され、書籍も借りて駐車場で待つ。その間、新刊を読み到着に気づかず慌てる。

 昼食を食べていないとのことに、弁当の残りがあるが、と言うと頂きます。春雨と胡瓜の酢の物を食べてくれる。パスタが好きなので、レンジで温めていいかと聞く。足湯の用意をしていたら、自分で遣っていてほっとする。まあ、お客さまではあるが、至れり尽くせりでは困るので、してくれるのには支障がない。ちゃんと訊ねてなので応対がし易い。手や足のマッサージも。

 明日は仕事らしく、手当てを済ませさっぱりとして帰って行った。冷房で風邪を引かないように、と注意をしておく。自分の身体が保てなかったら、介護の仕事はできないのです。体力や年齢も多少はあるが、それだけではしんどいのです。ちょっとした工夫や技が必要でもある。拘わりの大切なことは無論だが、本人の性格が重要でもある。低賃金で重労働では遣り切れない。

 花芽の仄かな匂いに、心知らず奪われてこの句を思い出す。世をあとにいま逝くわれに花びらを 降らすか門の若き枇杷の木

 
コメント
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