天への感謝・・・

　今年は裏年で不作と思っていたのが、天からの恩恵に由り、想いの他沢山あるのに驚く。農薬はかけてないし肥料も糠と塩だけである。時々には枯葉が、抜いた草が積まれるが、自然に委ねての収穫である。袋掛けをしてはいるが、味で野鳥も寄って来る。旨いのは実によく知っていて感心する。熟れた状態も直ぐに分るのが可笑しい。天からの恩恵に感謝しないでは。

　天気にはなったようで、枇杷葉から実を外す。サンタさんのは昨日採っており、リエさんの職場に送る手筈である。自分が食べればいいようなものだが、野鳥が啄んでいるのや、少し傷んだり青いのがあって、試食する分には充分なのだ。まあ、歓んで貰えるのと味が自慢なの。糖度を計ってはいないが、30は有る気がする。何よりも商売でないので、粒は小さいのだ。

　デジカメで撮影して、箱の蓋をして宅配所に持ち込む。明日の午前中にと言うと、無理だと嫌な顔をする。12時半までの持ち込みなら間に合う、との事なのに可笑しいわね。と突っ込むと途端に態度を変えて、着きますと弁明する。その割に料金が高くなるのか？愛想を好くしてとは言わないが、きちんと伝えることはしてくれ！だからクロネコヤマトは好かないのだ。

　途中銀行に寄って入金を済ませ帰宅して、丁度昼過ぎたのでリエさんに電話する。送ったからと伝えるとうれしそうだ。昨日の分もあるけど、食べてねと話しておく。新聞を敷いたり、種類毎に包んであるので、食べ比べてみてください。色が少し薄いのは白枇杷かな？土肥の白枇杷の実が大きくなったのを植えて、苗が育ったので生ったのもある。自然は裏切らない。

　ドクダミが未だ花を咲かせているので、Aさん用に取って焼酎に漬ける。水でもいいそうだが、カルキの入った物は使いたくない。紫陽花が咲いているが、やはり雨の方が似合います。枇杷葉の状態もデジカメで撮影して、通草も愕紫陽花や隅田の花火も撮っておく。薔薇は、切って花筒に活ける。花が終わったのは挿し木にした。花弁は焼酎に漬けて化粧水にするの。

　枇杷葉ローションは、角質を取りますし、枇杷湯と塩とで滑らかな肌にしてくれる。傷口には丁寧に擦りこんでのマッサージには、跡形も無くなり艶やかでしっとりする。膝のクスミ・肘の黒ずみ等、信じられない位に綺麗になる。無論のこと、紙魚や雀斑等何処に消えたのか？然しながら、自分を好きでないと効果は薄れます。信じることがとても大切でしょうね。

　わたくしのモットーでは、最小限の旬の物を頂き、機械に頼り過ぎない暮らしでいたいこと。仕事を辞めたので保険には入りませんし、医者に罹る気持ちもない。人間ですから、歳と共に衰えるのは当然のことです。医者に罹る前に、薬草を上手に活かしていれば、災害時にも困らないし、日々粗食で居れば体力にも気力にも変化は少ないと思える。無理はしないのよ。

　種を植えて数ヶ月すると発芽する。そこから3年程育てて移植する。巧くいけば苗は育ってくれるが、枯れてしまうことも。