新型コロナ、昨年8月から感染拡大、即座にワクチン開発開始説

2020年10月01日 | 国際紛争 国際政治 
新型コロナ、昨年8月から感染拡大、即座にワクチン開発開始説

9/29(火) 6:00配信
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デイリー新潮

左からテドロス事務局長(ITU Pictures from Geneva, Switzerland/Wikimedia Commons)、習近平国家主席

 トランプ米大統領は9月22日、国連総会の一般討論演説で「中国が新型コロナウイルスの感染初期に国内での移動を制限しながら、海外への渡航を認めたことで世界に感染を拡大させた。中国政府に事実上操作されている世界保健機関(WHO)は、人から人への感染を示す証拠はなく、無症状であれば感染拡大はないという誤った主張をした」と批判した上で、「国連は中国の行動に責任を取らせなければならない」と訴えた。

 一方、中国の習近平国家主席は「科学に基づく指針に沿って、WHOが全面的に主導的役割を担い、連携した国際的対応が必要だ。コロナを政治化し、汚名を着せようとする試みに反対しなければならない」とトランプ大統領を暗に批判した。中国の張軍国連大使も「中国は根拠のない非難に断固として反対する」と反論した。

 WHOも「1月14日時点で人から人への感染の可能性を伝え、2月以降は無症状や発症前の人からの感染についての可能性を指摘した」と対応の適切さを説明した。

 グテレス国連事務総長は米中の対立を受けて「世界が非常に危険な方向に向かっている」と危惧を表明したが、世界で最も大きな被害が出ている米国内で広がっている「怒り」を抑制するためには真相の究明が欠かせない。

 中国の新型コロナ対応に関する疑惑の中で最も根深いのは「新型コロナウイルスは中国の武漢市の研究所で人工的に作られた」という説である。

 9月14日、開放型情報プラットフォーム「Zenodo」に「新型コロナウイルスは武漢の実験室で人為的に作られた」とする主張を裏付ける科学的根拠を盛り込んだ論文が掲載された。投稿したのは米国に渡った中国出身のウイルス学者であり、「新型コロナウイルスが武漢の実験室で作られたことを立証する科学的根拠を中国疾病統制センター(CDC)と現地の医師らから得ている」としている。今回の論文は他の学者の検証を経たものではないが、論文の主な内容は(1)コロナウイルスは自然に発生するウイルスと一致しない生物学的な特性を見せることと、(2)コウモリのコロナウイルスを基に6カ月以内に人為的に作り出すことができることである。

 この論文について、中川草・東海大学医学部講師は「論文の中身全体は荒唐無稽である。科学的な議論ではなく、政治的な議論をしたがっているように思える」としている(9月17日付ハフポスト)が、森下竜一・大阪大学教授も新型コロナウイルスの起源についてかねてから積極的に発言している。

 森下氏は新型コロナウイルスのワクチン開発に取り組んでいるが、『どうする!?感染爆発!! 日本はワクチン戦略を確立せよ』(ビジネス社)の中で、「中国中からコウモリ由来のコロナウイルスを集めた武漢の研究所が、病原性の高さを実証するために利用した実験動物(豚やウサギ)を症状が出ていないという理由で市場に横流し、それを食べた人が感染したのが始まりではないか」と述べている。

 実験動物を食べたかどうかはさて置くとしても、中川氏も「2003年のSARSコロナウイルスの流行後、中国はコウモリを中心として自然界に存在する様々なウイルスの同定を行う研究を精力的に進めてきた」ことを認めている。

 軍事的な意味合いではなく、防疫の観点からとはいえ、中国が危険なウイルスの取り扱いを誤ったのであれば問題だが、発生源特定のために8月に中国入りしたWHOの調査団はたいした成果を上げず手ぶらのままで帰国している。

 森下氏はまた「中国のワクチン開発の速さから逆算すると、昨年8月にワクチン開発を始めたことがわかる」という重大な指摘をしている。

 中国のワクチン開発企業のうち、シノバック・バイオテックとシノファームの2社は今年6月に第2段階の臨床試験を開始しているが、2社は不活化ワクチンという従来のワクチン製造法を採用している。

 従来のワクチン製造法は、まず最初に鶏の有精卵に不活化した(殺した)ウイルスを接種して、卵の中でウイルスを増殖させ、そのウイルスのタンパク質(抗原)を抽出して、人間の体内に打つことで抗体を作るという手法である。このやり方でワクチンを作るには、ウイルスを弱毒化するために1~2カ月かかり、卵の中で増殖させるのに約4カ月の期間を要することになる。しかも新型コロナは未知のウイルスであることから、不活化する方法を探さなければならず、不活化したワクチンを打っても感染が起こらないことを確認する作業に3カ月以上はかかることになる。このような工程を積み上げ、かかる日数を足し合わせていくと、昨年12月に新型コロナウイルスが初めて武漢の研究所に持ち込まれたのではなく、昨年8月頃にワクチン開発を始めていたことになる。ハーバード大学が今年6月、「武漢市の病院への車の出入りを人工衛星からの写真で解析すると8月から急増していたことから、新型コロナウイルスの感染拡大は昨年8月に始まっていた」とする論文を発表しているが、昨年8月という時点が一致するのが興味深い。他の手法に比べて時間がかかる不活化ワクチンの開発が中国でのみ進んでいることが、中国政府が新型コロナウイルスの国内での感染拡大を隠蔽していた決定的な証拠になるというわけである。

 森下氏はさらに「WHOは発展途上国における感染症対策の組織であり、今回のように先進国で感染爆発が起きたときに対応できる専門家はいない。今回の経験を基に先進国でのパンデミック対策を行うような組織を新設すべきではないか」と貴重な提言を行っている。世界の専門家が主導する形で、今回のパンデミック対策をレビューするとともに、新たな組織作りについての青写真を描くことが求められているのではないだろうか。

藤和彦
経済産業研究所上席研究員。経歴は1960年名古屋生まれ、1984年通商産業省(現・経済産業省)入省、2003年から内閣官房に出向(内閣情報調査室内閣情報分析官)、2016年より現職。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年9月29日 掲載

新潮社



goldrush0089 | 1日前

やはりそうかと思った。
隠蔽してきたのは習近平が自国以外で感染拡大させることで世界中の経済を独占しようとしていたのだろう。
そして子分であるテドロス、WHOまでも丸め込み感染拡大を加速させた。
トランプ大統領の批判に「政治問題しないでほしい」と逆ギレしてごまかそうとしていたし、自らの責任を逃れ、世界中を混乱に陥れそれを狙って自らのモノにしてしまうしたたかで姑息なやり方だ。

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rgb***** | 1日前

中国は人体実験に踏みきって世界に広めたんだろう多分。いつまでも隠しきれなくなるだろう。実際に関与した博士が アメリカに亡命したから時間の問題かな?

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shu***** | 1日前

トランプの言うとおりだ。人工的とかわざと感染を広げたといったことは絶対認めないだろうが、何らかの非を一部認めたならば、中国は数年後どこかの国で新たなウィルスが生まれ、広がるようにあらゆる工作員を駆使して仕掛けそう。ほら他の国でも起きましたよ、非を認めて下さいってね。

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hor***** | 1日前

SARSやMARSが失敗し、今回の新型コロナはある程度成功したので世界中に蔓延させ、経済的な優位性を獲得し、アメリカを凌ぐ力を持とうとしたんでしょうね。

しかし所詮、中共は、富豪や偉い方々はその資産をアメリカに移し、家族にはアメリカ国籍を取らせる程度の国。ウイグルなどのイスラムの抑圧でアルカイダやISが中共国内でテロを呼びかけ、資産凍結されてはたまらない富裕層は今のキンペイのやり方に不満を持ち、そのうち何かしでかしそう。軍は金でどうにでもなるから国への忠誠と言うよりは、金への忠誠だから、実戦になったらどうなる事やら。

対外的に虚勢張っても国内はボロボロ。足元から崩れてキンペイは失脚、て未来だと思う。

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knx***** | 1日前

ワクチンを打たせる為にこのウイルスは作られたからね。何の為に?
N3プログラムを作動させる為だろうね。
今世の中の動きに疑問を持つ事が大切。
裏ではみんな同じ計画で進めていて、それに
私達は気がつく事でその計画を遅らせたり
廃止させる方向に導く、子供達の未来の為にも、日本を守ってきた先人達の想いは無駄に
したくはない。
デジタルの世界では無くて、本物の世界を残したいよね!
信用スコアを恐れるよりも悔いなく生きる事を望む!
いずれ、これらのコメントも廃止されるだろう。規制がより厳しくなり、ワクチンを強制接種される時にはね。恐怖を煽っている訳じゃなくて、真実を調べて欲しい。

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月見と団子に芋煮かな。 | 1日前

政治的なあれこれはあるだろうけれど、それなら、各国の超過死亡数にいろいろ出ているのかもしれない。

下水の調査で報告されるより前に存在したのでは無いかと思わせる例もあるのと、
致死率の上昇が、巨大な集団感染と恐怖からの医療放棄が主原因なら、現在高リスクと言っている層の致死率の増加が見られるはず。

あるいは、将来に置いて高リスク因子として示された要素の人たちでの被害者数の増加か。

何にしても、各国の肺炎が増加していないのなら、まずはネガティブ、超過死亡数が増加していないなら同じくネガティブな仮説になる。

不活性ワクチンの開発スピードは疑問だし、ウィルス検体の破棄など何かあるのは確かなので、隠蔽工作はあっただろう。
問題は何を隠蔽しているかだ。

あと、WHOは集計方法の標準をそろそろ整えて、一定のすり合わせ期間を作って、各国集計を統合する試みを行ったらどうかな。

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juk***** | 10時間前

厳しい制裁と孤立化させることを望みます。
二度と同じようなことを繰り返させてはいけない。

これで何度目?
いい加減、もう共産主義で世界は制覇できないことに気がついて。

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tcs***** | 19時間前

そういう自分も中国に同調して何の対策もしなかったよね。
更に中国をはじめ他の国が対策を取り始めたときその邪魔し続けていましたよね。
それが今のアメリカの惨憺たる状況を招いたことを理解してますか。

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tan***** | 21時間前

現状から推察されるのは中国国内で早くからウィルスが蔓延してたか中国自体で開発されたウィルス兵器のどちらかだからな。
どちらにしても中国が責任を取るべき話にしかならんのよ。
それを考えずにワクチンでイニシアチブを取ろうとゲスな考えをしたからこうなる。
中国共産党は馬鹿しかいなくなったのか?

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msm***** | 13時間前

このコロナ禍で困った人達がまとまって責任を求める動きが必要になってきましたね。中国マネーをあてにしたものの、手痛いしっぺ返しを受けた日本としても。


jin***** | 1日前

ウィルス製造説が流産すると、次のデマを次々作り出す!12月武漢の政府交流団は普通に友好都市の大分県に往復出し、国内の重要会議も十月武漢で開催した

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mot***** | 1日前

そう思うとアメリカと台湾は優秀な国だと思う。

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suw***** | 1日前

そうでも、そうじゃなくても、中国を許せないの気持です。

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musai***** | 2日前

ワクチン開発につかうのは有精卵、無精卵ではない。

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plg***** | 2日前

去年からコロナが日本に入ってきた可能性あるんだな

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yan***** | 1日前

このように隠蔽されていることが知られています。この香港の学者はすごいです。偽物です。監定が完了しました。

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日本人でよかった、また生まれるときも日本 | 2日前

やっぱりと思う。

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習包子 | 1日前

なぜ全世界は中国の隠ぺい工作にデモを起こさないのかは不思議です。

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xuw***** | 1日前

駄目だね。このレベルでは日本は進歩しないし、科学の世界ではリードする力量を示せない。ここまで来たから検証可能なレベルで解析方法の提案を積み上げ、世界の潮流を俯瞰する構図を立てなければ相手にされなくなるよ。中国にも国家賠償法がある。無効になっているとは聞いていない。WHOは国連の直属組織。世界トップの専門家がずらり。ワクチン開発の仕組みについても熟知している。医学のトップジャーナルの解析論文も多数公表されている。読みこなしているか?習近平批判、中国共産党批判、中国人の行動様式の迷惑論、WHOの無策・中国依存等々、決め付けは快感を得るが、なんの役にも立たない。真相を知りたいのは中国人も一緒だろう。重要なのは科学的洞察ではないか?

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支那工作員のコメント紹介!⚠

hew***** | 1日前

新型コロナ、中国のキーワードが出ると、下っ端の右翼思想の方が、待ってましたとばかり、中国批判を投稿します。尊敬する立派な右翼思想の方は悪口を言わない心の余裕と器の大きさを持っています。


lnc** | 7時間前

やりすぎ都市伝説のネタにぴったり!
嘘かホントか分からないのがいい所なんでしょうね。

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tia***** | 1日前

根拠がないことを推測することは嘘をつくことと同じです。新型コロナ、中国の過ち、昨年8月から感染拡大、即座にワクチン開発開始説というのは嘘をつくことと同じです。

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q49***** | 1日前

全て想像を基に書いた記事ですね。証拠を出して欲しい。なければ、噓つきものです。

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zha***** | 1日前

小説みすぎ。こんな記事、恥感じないの?

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dvz***** | 1日前

WHOは「貧しい国」から代表を選出するのをやめたほうがいい
簡単に買収されてしまう
中国を裏手に回すのは悪手、常に衆人環視の下に置かねば危険

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SLK***** | 1日前

少し考えてみればわかるもんだ。このコロナを唯一にむしろあってよかった!我が国の強さを改めて世界に示したってアピールしてる国は中国しかない。苦肉の策だからね。発生源について指摘されたらすぐ逆キレしたり脅迫したりするけど、中国の常套手段である。しかもアメリカこそ発生源ってデマまで流したよね。最初期にコロナ患者を確認した国々でその第1号患者ほとんどが中国人から中国からの帰国者なのにな。
しかも中国もコロナの被害者って言いながら、中国国内の有名人や大物政治家や幹部共産党員が誰一人感染していない。14億人もいるのにめっちゃ不思議ですわ笑 中国人には特別なバリアでも貼っているのかい?笑

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