神山繁さん託した遺志「ただのカルシウムだよ。葬式無用」…3日に急逝

2017年01月16日 | 芸能ニュース
神山繁さん託した遺志「ただのカルシウムだよ。葬式無用」…3日に急逝
デイリースポーツ 1/16(月) 17:07配信

神山繁さん託した遺志「ただのカルシウムだよ。葬式無用」…3日に急逝
 亡くなった神山繁さん
 テレビの人気ドラマ「ザ・ガードマン」(1965~71年)や、「踊る大捜査線」シリーズ、映画「アウトレイジ ビヨンド」などに出演し、名脇役として知られた俳優・神山繁(こうやま・しげる)さんが今月3日に肺炎のため京都市内の自宅で亡くなっていたことが16日、分かった。87歳。所属事務所の佐々木寿美映社長によると、今年元日には電話で年始のあいさつを交わした際は元気な様子だったが、3日に容体が急変し、帰らぬ人となった。

【写真】北野武監督作品にも出演した神山繁さん

 神山さんに子供はおらず、妻が最期を看取った。苦しむ様子はなかったという。神山さんはきょう16日に米寿(88歳)の祝いを迎えるはずだった。

 佐々木社長によると、神山さんは生前「たまに思い出してくれればいい。亡くなったら、ただのカルシウムだよ」と話していたそうで、「葬式無用、戒名不要」と伝えていた。葬式は行わず、近親者のみで見送った。「お別れの会」なども故人の意向で一切行わない予定という。

 神山さんは昨年1月、間質性肺炎を発症。自宅で静養していたが、同3月、京都市内の病院に入院。5月に退院し、その後は自宅で療養を続けていた。

 神山さんは海軍経理学校出身。趣味は陶器などの美術鑑賞で、英語も堪能だった。ハリウッド映画「ブラックレイン」(89年、リドリー・スコット監督)にも出演。07年にはNHKの教育番組「英語でしゃべらナイト」に最高齢で出演している。

 1952年、文学座に入り、演出助手の後、俳優に。75年に演劇集団「円」の旗揚げに加わった正統派の新劇俳優。気骨があり、地位も品もある役柄を多く演じ、重厚な演技で知られた。

 最後に出演したのは北野武監督の「アウトレイジ ビヨンド」(12年)。ドラマはNHK連続テレビ小説「マッサン」(14年9月~15年3月)に和尚役で出演したのが最後となった。
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