フィリピン】貿産省、スーパーの営業時間延長を提言
4/2(木) 11:31配信
NNA
フィリピン貿易産業省は1日、新型コロナ対策に関する省庁間の作業部会に対し、スーパーマーケットの営業時間を延長するよう提言したと明らかにした。時間を短縮したことで混雑が発生し、感染リスクが高まっているため。インクワイラーなどが伝えた。
ロペス貿易産業相は「営業時間が限られていればその分混雑する。時間を延長して混雑を回避することが重要だ」と述べた。人と人との間に一定距離を保つ「社会的距離」を維持するのが狙いだが、スーパーでは既に入場制限するなどして社会的距離を保つ取り組みが講じられている。
内務・自治省は先に、自治体に対して市場やスーパーの営業時間を延ばすよう促していた。政府はルソン島全域で実施している外出制限の期間中は、スーパーでの商品購入を1世帯につき1人のみに制限している。
【フィリピン】マニラ港、食品コンテナの滞留深刻化
3/31(火) 11:31配信
NNA
フィリピンのマニラ国際コンテナターミナル(MICT)で、輸入した食品のコンテナの滞留が深刻化している。新型コロナウイルス感染拡大に伴うルソン島全域の外出制限で、営業停止を迫られた事業者が荷物を引き取れない状況にあるためだ。30日付マラヤなどが伝えた。
MICTでは、食品を中心とした8,201TEU(20フィートコンテナ換算)のコンテナが通関後も輸送されず、滞留状態となっている。うち冷蔵・冷凍コンテナは805TEUに上る。3月1日以降に陸揚げされ、通関を待っているコンテナは2万1,387TEUで、うち1,400TEUが冷蔵・冷凍コンテナという。
MICTを運営する港湾運営大手インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズ(ICTSI)は、コンテナの滞留で同港が混雑し、運営に支障が出ているとして、新型コロナ対策に関する省庁間の作業部会に対応を要請した。これを受けて作業部会は、荷受人や陸運業者などに対して、コンテナを迅速に移動させるよう指示した。
ICTSIは、貨物を自社の施設に引き取ることができない事業者に対し、ラグナ州とブラカン州、カビテ州にある同社の施設で一時的に保管することを申し出ている。
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