女児らに「授業中下着脱がされた」被害女児提訴

2018年02月26日 | 事件
女児らに「授業中下着脱がされた」被害女児提訴
2/26(月) 15:39配信 読売新聞
 福岡県粕屋郡内の町立小学校高学年の女児が「授業中、同級生から無理やり服や下着を脱がされるいじめを受けた」として、町や相手側の女児の両親らを相手取り、550万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。

 原告側によると、女児はショックで適応障害と診断され、現在は不登校になっているという。被告側は「悪ふざけがエスカレートしただけだ」として請求棄却を求めている。

 提訴は昨年12月20日付。訴状によると、同2月16日午後3時過ぎ、授業中に教室で騒いだ児童らに対し、担任の女性教諭が「廊下に出なさい」と指導。相手側女児ら4人と原告女児が廊下に出た。その後、廊下でくすぐりあいが始まり、倒れ込んだ原告女児は、両手両足をつかまれ、ズボンを下ろされそうになった。原告女児は抵抗したが、最終的にはズボンと下着が足首まで脱げ、上着も脱がされた、としている。

 この際、隣のクラスの教諭が相手側女児らを注意してやめさせたという。

 原告女児は「1年以上前から、靴の片方を校門前に隠されたり、複数の児童に押さえつけられ、無理やりズボンを脱がされたりするいじめを受けた」と主張。図工用のニスを背後から大量にかけられ、髪の毛や洋服がニスだらけになったこともあったという。

 原告女児は昨年2月の事案以降、しばらく学校を休んだが、進級後に登校を再開。しかし、「相手側の児童ににらまれる」などと話し、同8月から再び不登校になったという。
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