■CRAZY PARK(第344話) 発表1993年5月
評価 ★★★★
依頼人 ウイルキンスの側近シャロン
ターゲット なし
報酬 なし
今回弾丸発射数 6/ 通算弾丸発射数 1,910
今回殺害人数 4/ 通算殺害人数 4,059
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 97
<ストーリー>
事業家「ウイルキンス」は求めるものすべてを手中に収めてしまい、暇を持て余していた。側近からゴルゴの存在を聞かされたウイルキンスはゴルゴとの対決を愉しもうと・・・
<この一言>
この茶番はなんのつもりだ?
<解説>
事業家「ウイルキンス」は刺激を求めていた。側近「シャロン」からゴルゴの存在を聞かされたウイルキンスは命を賭けたゴルゴとの対決を企てる。
資金力にものを言わせて偽のテーマパークを作り、センサーで稼働する早撃ちロボットでゴルゴに挑むウイルキンス。西部劇を模したテーマパークにゴルゴが現れると、出迎えのロボットがゴルゴに発泡、さらに建物の爆破など波状攻撃がゴルゴを襲う。逃れた屋敷にはなんとゴルゴのホログラフィーが待ち受けていた。ゴルゴの早撃ちスピードは24分の4秒(0.17秒)であるが、この早さを上回る0.13秒に設定された「ゴルゴ像」に戸惑うゴルゴ。
ゴルゴ像が熱センサーに反応していることを見破ったゴルゴは、消火器を噴霧してビデオカメラの視覚を遮ると同時に熱センサーも誤動作させる。さらには燃えさかるランプを投げつけて照準をそらした上で、ロボット照準アームを撃破する。ゴルゴに牙をむいたシャロンとウイルキンスらを葬り去ってテーマパークは終焉を迎える。
刺激を求めてゴルゴと対決し命を落としてしまうパターン。”テーマパーク”をわざわざ作り、ハイテク・ロボットでゴルゴと対決させるあたりが、90年代のテーマパークブームとハイテク・ロボット大国日本を象徴しているようで面白い。ゴルゴの早撃ちスピードが24分の4秒(0.17秒)というのは第18巻-1『動作・24分の1』に記されている。また、第53巻-3『ズドロナス・マリヨ』でゴルゴは、「今後、二度と俺の複製品を創ったら・・・製造者も必ず・・・抹殺する・・・!!」とのセリフを吐いているが、本作でもゴルゴのホログラフィーを作った研究者が抹殺されている。
ズキューン
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